アンカーのRL8でフレームセットを選ぶのはどうか?

アンカーには、一番下のグレードを除く機種にフレームセットが用意されています。

特にフルカーボンで20万円を切る「RL8」は、他メーカーには少ないゾーンなので希少価値も高いです。

今回は、そんなアンカー・RL8のフレームセットについてお話ししていきます。

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アンカーの競技用自転車との関わり

アンカーは、ブリヂストン系列の「ブリヂストンサイクル」が手掛けている競技用自転車のブランドです。

トップモデルは日本屈指のサイクリングチーム、「チーム・ブリヂストンサイクル」の選手も使用する、レーシングモデルを中心としたブランドです。

アンカーは1999年にスタートした比較的新しいブランドですが、ブリヂストンは1964年、前回の東京オリンピックを期に自転車競技部を発足しており、競技用自転車との関わりは長く深いものがあります。

現在のロードバイクのラインナップは、ハイエンドモデルはチームも使用する「RS」シリーズ、ロングライドをメインの用途に定めた「RL」シリーズ、そしてクロモリフレームの「RNC」シリーズとなります。

中でも今回は、ロングライドモデルのRL8のフレームセットが主役になります。

RL8はアンカーの歴史を変えたとも言われている「RFX8」の後継機であり、レース志向の薄いユーザーに向けられたモデルです。

フレームセットとはどの部分を指す?

ここまで何度か「フレームセット」という言葉が出てきていますが、聞き慣れない言葉かもしれませんので、先にご説明させていただきます。

ロードバイクはチューブの集合体である「フレーム」に、ハンドルやサドル、車輪などの「パーツ」が付属して自転車の体を成しています。

フレームにパーツが最初から付属しているものを「完成車」といい、多くのメーカーは完成車を中心としたラインナップを組んでいます。

一方、フレームだけを販売する場合もあり、その際にはフロントフォークが一緒に付属してきます。

フロントフォークはフレームから取り外すことができますので、本来は一つのパーツとして扱われるものです。

しかし、ほとんどのフレームにはフォークが付属しているので、フレーム+フロントフォークを「フレームセット」と呼んでいます。

冒頭でもお伝えしたように、アンカーはRL8を始めほとんどの機種にフレームセットが用意されています。

他メーカーではハイエンドモデルなど、限られたものしかフレーム単体での販売はしないので、アンカーはフレームセットに力を入れているということです。

アンカー・RL8のフレームセットを選択する意味

前項では、アンカーはRL8を始めフレームセットに力を入れているとお伝えしました。

フレームセットは骨組みだけですので自転車として成り立たせるためには、パーツを一から自分で装着していく必要があります。

これを通称「バラ完」と言いますが、これは相当な知識と技術を要しますので、ハッキリ言って初心者の方が手を出す世界ではないかと思います。

フレームセットを選択すれば、購入した店舗が何らかのアドバイスやバラ完の手伝いはしてくれるはずです。

しかし、仮に全てを店舗任せにするなら完成車を購入するのも同じ意味ですし、相談しながら行うにしても完成形に組む工賃が必要になります。

そのため、フレームセットを選ぶのは、ある程度まで自分主導でロードバイクを組める人、また、いくつかのパーツを既に余剰品として所持しているのであれば、コスト面からフレームセットを選ぶ意味もあるでしょう。

中古のロードバイクには、公式には完成車しか無いはずの機種が、フレームセットとして出品されていることがあります。

これはパーツを転用するために外して、フレームだけを買い取り業者に出しているということになります。

ですから、フレームセットは、買い替える時にある程度パーツを持っている状態で使用されることが多いかと思います。

RL8はアンカー史上最高のベストセラーの遺伝子を継ぐ

それではここで、アンカー・RL8についてお話しします。

アンカーは冒頭でも触れた通り、競技用自転車としての意味合いが強く、世間のイメージもアンカー=レーシングブランドというものでした。

しかし、ここに風穴を開けたのが、2006年モデルでデビューをした「RFX8」でした。

硬くて軽量な「ハイモジュラスカーボン」をフレームセットに使用、薄く扁平させたセミエアロ形状のチューブで、前傾姿勢が深いレーシーなジオメトリ。

当時のアンカーは、こういったレーシングモデルが中心でした。

しかし、時は流れロードバイクの用途がレース以外にもあることに、多くの人が気付き始めます。

その代表的な用途はツーリングや通勤など、長い距離を乗るロングライドであり、そこに目を向けたブリヂストンが開発したのが「RFX8」でした。

今までのレーシーなモデルとは違い、安定感や快適性が重視されていたため、多くのホビーライダーに共感をされ、アンカー史上最高のベストセラーになったと聞いています。

アンカー・RL8の特徴

先ほどお伝えしたRFX8の遺伝子を引き継いだのが「RL8」であり、2018年のフルモデルチェンジにより、さらに進化しています。

今のアンカーのロードバイクは、推進力(前に進む力)を最大にすることを目的とした「プロフォーマット」という解析技術によって開発されています。

そのため、RL8のようなロングライドモデルでも、加速力や爆発力はそれほどでもないですが、巡航性(スピードの維持)にはとても長けています。

また、RL8のフレームセットはしなやかな標準弾性のカーボンを使用しているので、ペダルを踏む際にフレームが脚力を後押しして、脚に付いてきてくれるような感覚があります。

そのため、スピードに乗ってからのもうひと伸びがとても快適で、ロングライドモデルらしく走行距離を伸ばしたくなります。

また、モデルチェンジによってサドルより前側の剛性が高くなり、ハンドルの安定感が増しています。

そのため、RL8はダンシング(立ち漕ぎ)で車体を左右に振りやすくなっていますので、ヒルクライムなどで上り坂がこなしやすくなっています。

アンカー・RL8のフレームセットにはシマノのコンポがふさわしい

アンカーのロードバイクのフレームは、シマノのコンポが最大限に性能を発揮する仕様になっています。

日本メーカー同士の強力タッグというところですが、以前筆者の知り合いのショップ店員さんが、しみじみと相性の良さを語っていたのを思い出します。

そのため、完成車は全車メインコンポがシマノですし、ホイールもシマノ製が多く使用されています。

この相性の良さからすれば、フレームセットからのバラ完も、当然ながらシマノのコンポをメインに考えた方がよいでしょう。

RL8の完成車には、アルテグラをメインとした「ELITE」と、105メインの「EQUIPE」があります。

アルテグラは変速機能の評価が高く、プロのロードレーサーが使用することがあるくらいのレベルですので、ロングライドや通勤が主であれば、少しオーバースペック気味です。

その点で105は変速性能はアルテグラよりも少し劣りますが、全てが高いレベルでまとまっている上に手が出しやすい価格であり、コスパではシマノ最強と言われているコンポです。

2018年にモデルチェンジをした「R7000」は、STIレバーのコンパクト化や、クランクの剛性アップなど、ロングライドに適した仕様になっていますので、RL8との相性も抜群です。

バラ完を考えるならシマノ製コンポで

今回は、アンカーのロングライドモデル「RL8」のお話しをしました。

フレームセットに力を入れているアンカーだけに、バラ完を考えるのも悪くはないですが、相当ハードルが高いのは確かです。

それでも行うと決断するのであれば、コンポをシマノ製にするとフレームの性能が最大限になるはずです。