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2019モデルも継続販売!ピナレロ・GAN 105完成車に迫る

2018.11.12

ピナレロの「GAN(ガン)」は2019モデルで前年より大幅に機種数が減りますが、これは以前からよくあることで、そこまで珍しいことではありません。

2019モデルはシマノ・105、カンパニョーロ・ケンタウルをメインコンポとした、1機種のみになりますが、むしろエントリーグレードという位置付けになったことが大きいかもしれません。

今回はそんなピナレロのGANについてお話しします。

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ピナレロ・GANの歴史

ピナレロ「GAN」は2016シーズンに、当時のフラッグシップ「DOGUMA(ドグマ) F8」の思想や技術を受け継ぐセカンドグレードとしてデビューをしました。

RS、S、ノーマル(ディスクブレーキモデルもあり)という3グレードが販売され、ピナレロの全体の中で大きな存在感を示すことになります。

RSはドグマに準ずるピュアレーサー、Sは何でもこなすオールラウンダー、ノーマルGANは趣味や実用を中心としたモデルという評価でした。

詳しい販売台数は不明ですが、当時のインプレ情報やブログを確認すると、まんべんなく購入レポートが上がっており、ピナレロの思惑通りグレード分けが成功していた事を思わせます。

しかし、2018モデルでフラッグシップがドグマF8からF10になり、2019モデルではセカンドグレードに「PRINCE(プリンス)」が収まることになったため、GANはノーマルグレードのみの展開となります。

ただ、2019モデルはシマノ・105のリニューアルや、全体から見た場合にエアロロードのエントリーグレードという位置付けになるなど、トピックスが多いシーズンでもあるので引き続き目が離せません。

ピナレロ・GAN 2019モデルのスペック

それでは、ピナレロ・GANの2019モデルをご紹介します。

前項でもお伝えしましたが、ドグマF8を継ぐエアロロードであり、ピナレロではドグマ、プリンスに次ぐ3番目のグレードとなります。

フレーム素材は「T600」という強度重視のカーボンで、ピナレロの中では一番しなやかで柔らかめの素材を使用しています。

ヘッドチューブを長めに取り、アップライドな姿勢で乗車できるようになっています。

ドグマ直系のレースモデルながらデビュー時の位置付け通り、趣味や普段使いも意識された仕様に変わりありません。

2019モデルは完成車のみの展開で、メインコンポが、カンパニョーロ・CENTAUR(ケンタウル)、シマノ・105のどちらかから選べるようになっています。

特に105モデルは、2018年にフルモデルチェンジされた「R7000」のファーストイヤー、しかもカタログ表示価格(税抜)で30万円を切るというコスパにも、大きな注目が集まっています。

ピナレロ・GANに搭載されるコンポ「シマノ・105」とは

ここで、ピナレロ・GANの2019モデルに搭載される、シマノ・新105についてお話しします。

105はシマノのロードバイク用コンポで、デュラエース、アルテグラに次ぐサードグレードです。

デュラエースは多くのプロライダーが愛用するように、突出したハイエンドモデルであり、それをアマチュアライダーに広めるのがアルテグラです。

そして、105も上位グレードと同様にリア11速のレーシングモデルの位置付けながら、ピーキーさというか、尖ったところがなく、高い位置で扱いやすさとレーシーさのバランスが取れているコンポです。

そして、扱いやすさと同時に、手ごろな価格でまとめられていることもあり、完成車ではミドル~エントリーグレードまで幅広く搭載されています。

また、レースモデルが多いピナレロでも半数以上の機種に搭載されており、レースでも使えるということを表しています。

シマノ・新105「R7000」の進化

前項ではシマノ・105のお話をしましたが、105は2018年にリニューアルをされ「R7000」となり、一部のメーカー、ブランドでは先行して2018モデルの完成車に搭載されていますが、大方は2019モデルからの採用になると聞いています。

ピナレロでもGANの他に、プリンス、RAZHA(ラザ)、ANGRILU(アングリル)に搭載されます。

新・105は全体的にコンパクトで無駄が省かれ、今のロードバイクのトレンドである空力性能を意識した作りになっています。

また、STIレバーでは手のひらへのフィット感、クランクはアームの剛性を高めてペダルを漕ぐ力を後押しするなど、人の身体に合わせていくという「人間工学」の考えに基づいてもいます。

特に高い評価を受けているのがブレーキで、レバーがコンパクトになり手にフィットするようになったことで、指が掛かりやすいようになりました。

そして前後のディレイラ―も仕様変更となり、フロントはワイヤーの張りを調整するアジャスターが内蔵となり、リアは横への張り出しが抑えられた「シャドー」形状で、障害物などにヒットする可能性を低減しています。

このように、新105「R7000」は扱いやすさとトラブルの減少に力が注がれており、ますます汎用性に長けたコンポになりました。

GAN・105完成車が破格である理由

ピナレロ・GANは2019モデルより、ドグマF10、プリンスに次ぐサードグレード、エアロロードという括りにするならば、一番下のグレードになります。

エアロ形状のロードバイクは特殊な技術が投入されたり、素材を多く使用しますので高額になりがちです。

しかも、ただでさえ相場より高めの価格設定と言われているピナレロですから、ドグマなどは浮世離れと評されても致し方ないほどの高額です。

また、セカンドグレードのプリンスにしても、完成車で100万円に届こうかという機種もありますので、ハードルの高さは感じてしまいます。

その点では、GANの105完成車の価格はやはり破格に思われ、しかも先代とはいえドグマの直系モデルですから、世代落ち感などもありません。

そのため、一番下のグレードなどという引け目は一切感じる必要はなく、エアロロードが欲しければ迷わず選択肢に入れるべきモデルと思います。

GAN以外のシマノ・105搭載モデル

それでは最後に、ピナレロのラインナップで、GAN以外にシマノ・105が搭載される機種をご紹介します。

【PRINCE(プリンス) ノーマルグレード】

今のGANと同じ位置付けになる、プリンスのノーマルグレードです。

しかし、カーボン素材がGANよりも1グレード高く、ドグマF10の直系ということで、最新鋭の技術が投入されていることもあり、価格は同じ105搭載車で約9万円ほどこちらの方が高額になります。

プリンスの名称は20年間使用されており、現存するモデルでは最も歴史がありますので、その付加価値も乗っていると考えられます。

【RAZHA(ラザ)】

レースモデルでは唯一、1990年代終盤から続く伝統様式を継承した機種になります。

見た目がエアロではなく、所どころに丸形断面のチューブが配されており、ピナレロの象徴である「ONDA」のフロントフォークも、これぞピナレロという造形美があります。

レースモデルらしいパリッとした硬さの中に、どこかシルキーな滑らかさがあり、ロードバイクの楽しさを教えてくれるモデルと評価されています。

【ANGLIRU(アングリル)】

レースモデルに対して、長距離走行向きのモデルをピナレロでは「グランフォンド」と位置付けています。

そのグランフォンドモデルのエントリーグレードがアングリルです。

ヘッドチューブが長くロングホイールベースのため、直進安定性が高く、ハンドルにも安定感がある、操作性の高いモデルです。

また、大きく弓なりにしなったシートステイや、薄く扁平させたチェーンステイなど、衝撃吸収性も重視しており、乗り心地のよさはピナレロで一番と評価されています。

コスパのGANと言っても過言ではない

今回は2019モデルでも継続販売される、ピナレロ・GANのシマノ・105搭載モデルについてお話ししました。

価格的にもまた高みに行った上位モデルに比べ、コスパの高さでは群を抜いたモデルになりました。

汎用性が高く、通勤からレースまで幅広い用途に対応してくれますので、自信をもっておすすめしたいですね。

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