スペシャライズドのヘルメットはキノコにならないって本当?

ロードバイクなどのスピードが出るスポーツ自転車を楽しむ上で、必須の装備と言えるのがヘルメットです。

ヘルメットは頭部を保護する重要な役割を担っていますが、着用すると「キノコに見える」と気にする方も多いことでしょう。

そんな中、スペシャライズドのヘルメットには「キノコになりにくい」と謳っている製品がありますが、本当でしょうか。

その真実に迫ってみましょう。

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そもそも自転車用ヘルメットがキノコ頭に見える理由

自転車用のヘルメットをかぶると、人の頭がキノコのように見えてしまう…。

その原因はどこにあるのでしょうか。

オートバイ用のヘルメットがキノコ頭に見えるという話はあまり聞きませんし、自転車ならではの理由がありそうです。

オートバイ用のヘルメットは、原付用の「半キャップ」などを除き、その多くは側頭部や後頭部までしっかり覆う形状をしており、頭全体を包み込んでいるため、キノコのようには見えません。

一方で自転車用のヘルメットは、自転車に乗ることが運動でもあるため、体の負担にならないように軽くする必要があり、主に頭部の上のほうを中心に保護するように作られています。

したがって、MTB用のヘルメットでもない限り、耳やうなじは露出しているのです。

自転車にとって暑さは大敵ですから、風が抜けるように穴も空いていますし、空気抵抗を減らすデザインにもなっているので、自転車用ヘルメットのあの独特な形状ができあがります。

それをいざ着用すると、キノコのように見えるのです。

しかし、大手のスポーツ自転車メーカー「スペシャライズド」は、そんな「自転車用ヘルメット=キノコ」という常識をくつがえすべく、ヘルメットの改良に取り組んできました。

スペシャライズドは人間工学を踏まえヘルメットを作る

スペシャライズドのヘルメットをご紹介する前に、スペシャライズドがどのような会社なのかをチェックしましょう。

スペシャライズドは1974年にアメリカで創業したメーカーで、世界で初めてMTBの量産モデルを送り出したことで知られています。

現在ではロードバイクやクロスバイク、MTB、そして海外では電動アシストのスポーツ自転車など、さまざまなジャンルの自転車を開発しています。

その開発力は世界でも有数のもので、例えば自転車の空気抵抗を削減するために必要な試験をする風洞実験施設を、自社で作ってしまうほどのこだわりようです。

そして、スペシャライズドのこだわりは、製品がいかにユーザーの体にフィットするかという点にも、存分に注がれています。

人間工学の専門家や医師などとともに「ボディジオメトリー」と呼ばれるメソッドを開発し、自転車だけでなく、サドルやハンドルグリップ、シューズ、グローブ、そしてヘルメットなど、体に触れるさまざまな部品や用品の使い心地を追求しているのです。

そんなスペシャライズドがデザインにも力を注ぎ開発した、かぶった際にキノコ頭にならないヘルメットをご紹介しましょう。

スペシャライズド「プリヴェイルII」はキノコ頭を解決する

ご紹介するのは、2017年にスペシャライズドから発売されたロードバイク用のヘルメット「S-WORKS PREVAIL II(エスワークス・プリヴェイル・ツー)」です。

S-WORKSの名称は同社の最高峰モデルに付けられるもので、S-WORKS PREVAIL IIはプロ選手もレースで使用しています。

製品名に「II」と入るとおり、PREVAILとしては2代目となる製品で、通気性と快適性、そしてフィット感の全てが進化しているのに加え、かぶったときにキノコに見えてしまうという悩みも解決するべく、改良が加えられました。

具体的には、安全性を損なうことなく、初代製品よりも全体的にコンパクトな作りになり、正面から見たときに横幅も少し狭く見えるようになったのが特徴です。

そしてコンパクトにしつつも、深くしっかりかぶることができる形状としています。

実は、ヘルメットを深くしっかりとかぶると、それだけでキノコっぽさが少し解消するのです。

また、初代製品はサイズが2種類だったところを、PREVAIL IIでは3サイズ展開として、よりぴったりなヘルメットを選ぶことができるようになりました。

このような取り組みによって、ぱっと見は初代製品と大きく変わらないものの、実際に着用してみると、自転車用のヘルメットとしては十分に「キノコ具合」が解消されています。

スペシャライズドのエアロヘルメットはキノコっぽい?

スペシャライズドからは、近年流行のエアロヘルメットも発売されています。

その最高峰が「S-WORKS EVADE II(エスワークス・イヴェイド・ツー)」です。

スペシャライズドが誇る自社風洞実験施設を用いて開発され、同社のカタログでは、自転車で40km走るとタイムが『従来のロードバイク用ヘルメットより50秒短縮』されると謳われる、高性能なヘルメットです。

そんなEVADE IIですが、空気の流れを良くするために表面がツルンとしているため、普通のロードバイク用ヘルメットとはまた違った意味で、「キノコみたい」という感想を抱く方もいらっしゃることでしょう。

しかし、実際には横幅が抑えられており、ヘルメット後方が少し長めになったデザインと相まって、それほどキノコのようにはなりません。

また、エントリーモデルでEVADEシリーズの形状を受け継いだ「AIRNET(エアネット)」というヘルメットもあり、こちらも実際にかぶってみれば、ヘルメット単体で見る印象ほどはキノコ頭にならないと感じる方が多いようです。

キノコになるかどうかは頭の形にやかぶり方にも左右される

しかし、スペシャライズドのようなメーカーがどんなに工夫をしても、ある程度大きさのある物を頭に着用する以上、キノコのように見えてしまうのは、しかたがありません。

キノコのように見えてしまうことを回避するために、ユーザー側でできる工夫をご紹介しましょう。

ひとつめは、「ヘルメットを深くしっかりとかぶる」ということです。

ビギナーの方は、ヘルメットをついゆるめにかぶってしまいがちです。

また、ストラップの位置が適切に調節されていないことなどが原因で、ゆるくなってしまうこともあります。

ゆるい状態でヘルメットをかぶると、ヘルメットが左右や後方にずれてしまい、見る側に違和感を与えます。

ずれていることで、変に目立ってしまい、その結果「なんだかキノコみたい」と思われてしまうこともあるのです。

ヘルメットは、ストラップをしっかりと調節し、左右や後ろにずれないよう、深くかぶりましょう。

ふたつめは、「頭の形と大きさに合ったヘルメットを選ぶ」ことです。

頭部の形状はひとそれぞれですから、どうしても「合う」「合わない」の問題が生じます。

できれば購入前に試着し、鏡に向かってみるなどして、自分に合ったヘルメットを選びましょう。

キノコにならないヘルメットなら何でも良いわけではない

かぶったときにキノコのようにならないヘルメットは、スペシャライズド以外にも多くのメーカーが取り組んでいます。

どうやら欧米の方々もキノコのような頭になることに抵抗を感じるらしく、世界的に「脱キノコ」が進んでいます。

しかし中には、キノコにならないようにコンパクトにするあまり、やり過ぎてしまっているヘルメットもあるようです。

ヘルメットの幅を狭くして横方向への張り出しを抑えると、キノコ頭には見えにくくなります。

しかし、あまり幅を狭くしてしまうと、ヘルメットの横幅よりも耳が出てしまい、転倒時に側頭部は保護されても、耳をケガしてしまう可能性があります。

もちろん、そのようなヘルメットでも頭部の保護性能はちゃんと備えていますが、耳が出てしまうことに不安を覚える方もいらっしゃるわけです。

製品それぞれに特徴があるので、ぜひ販売店の店頭で確かめてみることをおすすめします。

キノコ頭を避けるにはヘルメットを試着するのがいちばん

自転車用ヘルメットにとって、「キノコのように見えてしまう」ことは今も大きな課題です。

その課題に対して、スペシャライズドがどのような答えを出しているのかをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

そのヘルメットが頭にフィットするかどうか、そしてキノコに見えるかどうかは、頭の形状とヘルメットの形状によって変わってきます。

新しいヘルメットを購入される際は、ぜひ試着して、納得のいく物を選んでください。