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自転車のブレーキを交換するなら台座の種類をチェックしよう

2018.10.21

スポーツ自転車の楽しみは、走るだけではありません。

自転車はさまざまなパーツで構成されていますが、それらを交換することで自転車の性能がアップしたり、見た目がかっこよくなったりもします。

そう、カスタムも自転車の楽しみなのです。

ただし、自転車をカスタムする際はパーツの互換性をチェックする必要があります。

今回はブレーキの台座にスポットを当て、その種類についてご紹介します。

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自転車のブレーキ台座にも種類がある

ブレーキは、自転車のスピードをコントロールしたり、止まったりするのに必要なとても重要な物です。

そのブレーキにもいろいろな種類があり、自転車への取り付け方法もそれぞれ異なっているのをご存知でしょうか。

みなさんが「ママチャリ」などと呼んでいるシティサイクルにも実はいろいろな種類のブレーキがあります。

修理などでブレーキ自体を交換したり、シューなどを交換する際には、対応するものを用意しなくてはなりません。

もっとも、シティサイクルをお使いの方は、ブレーキに関する修理は自転車店に任せることが多いでしょうから、あまり問題にはならないことが多いでしょう。

しかし、スポーツ自転車の場合は、簡単に部品が交換できるのがメリットである一方で、ご自身で作業する際には、部品の規格について正しい知識をもっておく必要があります。

とくに、スポーツ自転車のブレーキを丸ごと新しいものに交換したい場合は、フレームにブレーキを取り付ける台座の種類を間違えないように注意しましょう。

クロスバイクで一般的なVブレーキ&カンチ台座

スポーツ自転車の中でも、普段使いからサイクリングまで幅広い用途で使用されるのが、クロスバイクです。

このクロスバイクに用いられるブレーキは、「Vブレーキ」と呼ばれるものが主流となっています。

Vブレーキを採用している自転車では、フロントフォークやフレームのシートステーと呼ばれる部分に、Vブレーキ用の台座が備わります。

Vブレーキは、自転車のホイールを挟むように2本のアームがありますので、台座も左右にひとつずつ、前輪用と後輪用で合計4つの台座があるわけです。

このVブレーキ用の台座は、シクロクロス用やツーリング用の自転車でよく使われている「カンチブレーキ」と同じ台座でもあります。

ただし、台座が共通といっても、Vブレーキとカンチブレーキは別のブレーキ規格で互換性はなく、Vブレーキのレバーでカンチブレーキを操作するといったようなことはできませんので、間違えないようにしましょう。

ロードバイクのキャリパーブレーキ用台座

ロードバイクでは、一般的には「キャリパーブレーキ」と呼ばれる形態のブレーキが採用されています。

ロードバイク用キャリパーブレーキをフレームに取り付けるための台座は、前後にひとつずつとなっていて、Vブレーキとはまったく異なる構造です。

フロントブレーキの台座は、フロントフォークの付け根付近、つまり前輪の真上に位置し、ホイールをまたぐようにブレーキが取り付けられています。

もちろんリアも同様で、シートステーの付け根、もしくはシートステーが上から2本に分かれた先で左右をパイプでつないだ「ブリッヂ」の上に台座が設けられています。

ただし、このような形態は一般的な例であり、近年はエアロロードバイクを中心にこれには当てはまらない台座や、自転車メーカー独自の台座が採用されていることもありますので、ブレーキを交換する場合はよく確かめましょう。

ロードバイクにはダイレクトマウントという台座もある

エアロロードバイクなどでは、先ほどご紹介したように、ロードバイク用キャリパーブレーキとは異なるブレーキが用いられていることがあります。

その代表例が「ダイレクトマウント」と呼ばれるブレーキです。

このダイレクトマウントは、ひとつのブレーキに対して、取り付けボルトが2本あるのが特徴です。ただし、その2本の間隔はVブレーキよりもずっと狭く、もちろんVブレーキとの互換性もありません。

ダイレクトマウントブレーキの場合、前輪の台座がフロントフォークの前側ではなく後ろ側に備わっていたり、後輪の台座がシートステーではなくチェーンステーの根元、つまり自転車の下側についているケースが多々あります。

とくにフレームの下側に後輪の台座がある場合は、交換や調整の作業は少々やりにくくなります。

また、メーカーによっては、ロードバイク用キャリパーブレーキでもダイレクトマウントでもない、独自規格のブレーキを用いている場合もあります。

例えば、構造はVブレーキと同じものを使ったロードバイクもいくつかあるのですが、クロスバイクなどのVブレーキとはまったく互換性がありません。

これからのスポーツ自転車はディスクブレーキが増える

MTB(マウンテンバイク)で、すっかり当たり前の存在になっているのが「ディスクブレーキ」です。

近年では、クロスバイクでもディスクブレーキが採用されていることが増えていますし、ロードバイクもディスクブレーキ化が急速に進んでいます。

これからのスポーツ自転車は、ディスクブレーキが主流になっていくことは間違いないでしょう。

そんなディスクブレーキにも、ディスクを挟むブレーキパッドが付いている「ブレーキキャリパー」をフレームに取り付ける台座に種類があります。

ディスクブレーキの台座では、「インターナショナルスタンダード」と呼ばれるものと「ポストマウント」と呼ばれるものが主流です。

インターナショナルスタンダードとポストマウントは異なる規格ですが、両者に互換性を持たせるためのアダプターが各メーカーから発売されています。

そして、ロードバイクでは「フラットマウント」という台座が使われることが増えています。

フラットマウントは新しい規格ですが、フラットマウントの台座を持つフレームに、ポストマウントのブレーキキャリパーを取り付けるためのアダプターも発売されています。

自転車のブレーキをカスタムするなら台座を間違えないように

ここまでご紹介したように、ひとくちに自転車のブレーキと言っても実にいろいろな種類があり、その取り付け台座もそれぞれ異なっています。

自転車をカスタムする上でブレーキを交換したい場合は、この台座の規格を間違えないように気をつけたいものですね。

とくにビギナーの方が間違えてしまいがちなのが、クロスバイクをドロップハンドルやブルホーンハンドルにカスタムし、デュアルコントロールレバーを使用するときです。

「ドロップハンドルにするのだから、ブレーキもロードバイク用にしよう」と考えて、デュアルコントロールレバーといっしょにロードバイク用のキャリパーブレーキを購入してしまうケースが見受けられます。

これまでご紹介したように、Vブレーキとロードバイク用キャリパーブレーキは、その台座にまったく互換性がありません。

Vブレーキが付いていたクロスバイクを、ドロップハンドルにしてデュアルコントロールレバーを使う場合は、カンチブレーキを用いるのが一般的です。

カンチブレーキを使う場合も、お使いになるデュアルコントロールレバーに対応したブレーキ本体を選び、ブレーキワイヤーを装着するための小物も購入する必要があります。

その組み合わせは、ちょっと自転車に詳しい人でも間違えてしまうことがあるくらい、わかりにくいものなので、困ったときは自転車店に作業を依頼しましょう。

安全に関わるブレーキだから正しい組み合わせで使おう

スポーツ自転車には意外なほどいろいろな種類のブレーキがあり、台座もそれぞれ異なっていることがおわかりいただけたかと思います。

ブレーキは自転車の安全に関わる部品ですから、修理やカスタムの際には、間違いのないようにしたいものですね。

間違った組み合わせを無理やり取り付けたりせず、正しい知識をもって、安全に楽しみましょう。

 - 自転車全般