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ロードバイクのサドル交換をするとどんな効果がある?

2018.8.28

長時間、長距離を乗ることの多いロードバイクにとって、サドルは要と言っても過言ではないほど重要な部分です。

自分に合ったものでなければ痛みが出たり、ペダリングの効率が上がらず疲労するだけです。

しかし、自分に合うものに出会うのが難しく、サドル交換をしても万人に同じ効果が期待できるとは限らないのが悩みどころです。

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ロードバイクのサドル交換でスピードアップの効果?

ロードバイクには「軽さは正義」という言葉がよく使われますが、パーツ交換の際にまず念頭に置くのは、やはり「軽量化」です。

少しでも軽くして空気抵抗を減らしスピードを上げる、というカスタムが中心になってきます。

サドルに関しても、100㎏を切るような超軽量のものから、コンフォートモデルのように、500g、600gのものまで、重量の幅は広いです。

では、実際サドル交換をしてスピードアップの効果があるのかといえば、答えは「微妙」とお答えするしかありません。

実験ではサドルの軽量化により、「走破タイムが○秒上がった」「ワット数が下がった(脚への負担が減る)」などの報告がされています。

しかし、数字で見られる差は微々たるものに思え、1秒を争うプロのロードレーサーならまだしも、ホビーライダーレベルでそれを体感できるかは疑問です。

少なくとも筆者は、100g、200g程度の差では体感できないので、今は、サドル交換の際にこの程度の差は気にしていません。

そういった意見も多く見られるので、サドルはそれほど軽量化にこだわる部分ではないものと考えられます。

ロードバイクはサドル交換だけでお尻の痛みが軽減?

ロードバイクのサドル交換の場合は、「お尻の痛みを軽減する」という効果を期待する方が多いのではないでしょうか。

ロードバイクは長時間サドルに跨っているので、直接的な痛みの原因をサドルに求めがちです。

また、薄くてクッション性がなく、座面が硬いというイメージもできあがっているので、余計にサドルに原因があると思ってしまいます。

確かに、パットや緩衝材が全くないレースモデルなら、薄くて硬いことがお尻の痛みの直接の原因と言えなくもないです。

しかし、そういったレースモデルで走っているプロレーサーに、お尻の痛みを訴える人は、ほぼいないと聞きます。

尿道付近や陰部の痛みはまた別ですが、尾てい骨付近の痛みは、体重が長い時間掛かり続けていることで起きます。

プロレーサーはサドルに全体重を乗せるのではなく、ペダル(足)やハンドル(手)にも体重を掛けて、意識的に圧力を分散させているので、お尻への負担が軽減されているのです。

ですから、お尻が痛くなってサドル交換をする前に、まず自分の乗り方を見直し、体重が分散するように心掛けてみてください。

股間の痛みに対してはサドル交換の効果が大きい

お尻の尾てい骨付近の痛みは、「乗り方の改善で何とかなる可能性が高い」とお伝えしましたが、股間のしびれや痛みは、乗り方だけでは解決しません。

これは、プロのレーサーでも同じ悩みがあり、それを解消するための形状が開発されています。

近年、サドルには「エルゴノミクス(人間工学)」という考え方が多く用いられており、サドル中央付近がくり抜かれた「穴あき」タイプや、溝が彫られている形状が多くなりました。

股間が当たる部分に穴や溝があるので圧迫を軽減する効果があり、ロードバイクでは主力と言ってもいいほど普及しています。

前傾姿勢の角度に対応していたり、男女でも別の箇所に施しがしてあったりもするので、これはサドル交換で得られる効果が絶大です。

また、股間の痛みは、座面の幅が合っていないと出やすくなります。

何かに座る際、左右にある「坐骨」がお尻を支える役割をしていますが、座面が狭いと坐骨が外側に出てしまうので、股間がサドルに当たりやすくなってしまいます。

そのため、サドル交換の際には、自分の坐骨幅に合った座面幅を持つサドルにすることも重要です。

サドルの座面形状で得られる効果に違いが!?

ロードバイクのサドル交換について考えていますが、次は形状のお話です。

ロードバイクのサドルは一見すると同じように見えますが、横から見ると座面に起伏があるのが分かります。

その起伏が大きいと凹んだ部分にお尻がはまりますので、位置が固定しやすくなり、ペダリングが安定する効果があります。

一方、起伏が少なく水平に近い形状ですと、お尻の位置を前後に動かしやすいので、乗車姿勢を変えやすいですし、圧力が分散するので疲労が軽減されます。

前者はペダリングが安定して強い出力が掛けられるのでレース向き、後者は疲労が溜まりにくくなるのでロングライド向き、とされています。

また、サドルを後ろから見ると今度は座面の横の形状が分かります。

丸みがなく水平な形状ですと、腰を自由に動かすことができるので前傾姿勢を取りやすくなります。

反対に座面に角度が付いて丸みを帯びた形状では、腰の位置が固定して骨盤が立ち気味になりますので、上体を起こしたアップライドなポジションで乗る方向きになります。

いずれにしても、こういった形状の違いでも得られる効果が変わってきますので、十分考慮した方がいい要素です。

ロードバイクのサドルは柔らかければ快適なの?

ロードバイクのサドル交換において、座面の硬さもとても大切な要素です。

自転車のサドルを日常生活に置き換えれば「イス」ですから、柔らかくてフカフカのものがいいと思われる方も少なくないかと思います。

しかし、サドルは柔らか過ぎるとお尻が沈み込んで底付きしてしまうので、ベースに直接腰かけている状態になり、かえってお尻が痛くなります。

また、身体が沈み込むとペダルに力が込めにくくなるので、特にペダリングが重要なロードバイクではペダリング効果が半減され、致命傷になりかねません。

そのため、ロードバイクのサドルは適度に弾力があって、身体を下から押し上げるようにして支えてくれるものがいいです。

座面を手で押した際に沈み込み過ぎず、押し返してくるような感触のものがいいとされます。

ただし、これは個人の体重によって感じ方が違いますので、テストサドルにまたがってみて、確認して頂きたいところです。

ロードバイクのサドル交換で最も効果が顕著なのは?

ここまでお話ししてきた、ロードバイクのサドル交換によって得られる効果は、全て「快適性」という言葉に繋がるものです。

ロードバイクは走りを楽しむものですから、快適性を追求するのは当然のことです。

そして、今回お伝えしてきた中でもロードバイクのサドル交換においては、「股間の痛み軽減」という効果が最も大きいと思われます。

ロードバイクはどんなにアップライドなジオメトリだとしても、基本の乗車姿勢は前傾ですから、股間の圧迫は避けられません。

また、サドルの素材によっては、レーシングパンツやズボンが引っ張られて擦れてしまうので、余計に股間付近に不快感が出ます。

そうなると、乗り方云々の問題ではなくなるので、やはりサドルを交換するのが最も効果的です。

直接の原因という証明までには至っていませんが、男性サイクリストとEDの関係性は多くの論文が発表されているほど、切実な問題になっています。

これは一生の問題ですので、軽く見るわけにはいきませんね。

ロードバイクのサドルは妥協してはいけない

今回は、ロードバイクのサドル交換がもたらす効果について考えてみました。

サドルは快適性の追求であり、走りやすさを考えれば、重要視しなくてはならない部分です。

自分に合わないサドルほど苦痛なものはないので、今回のお話が最適なものにたどり着くきっかけになれば幸いです。

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