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ロードバイクのホイールを分解してメンテナンスしてみよう

2018.7.21

ロードバイクはレース機材として開発されているので、メンテナンスが不可欠です。

特に走りの質に直接関係してくるホイールは、より一層メンテナンスの重要性が高いと言えます。

ホイールのメンテナンスには分解を伴いますので、ハードルが高いと思われがちですが、どうでしょうか?

今回は、そんなホイールの分解とメンテナンスの話をしていきます。

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ロードバイクのホイールのメンテナンスで分解を伴うのは?

ロードバイクのホイールで分解を伴うメンテナンスは、中央にある「ハブ」です。

屋台骨である「スポーク」の受けになり、リアギアであるスプロケットが装着されている部分でもあります。

ホイールの回転の要でもあり、回転軸と軸受けの「ベアリング」が内蔵されています。

ハブのメンテナンスは、このベアリングに対して潤滑油である「グリス」を挿すことがメインになります。

また、スプロケットが装着されている側を「フリーボディ」といいますが、この中には自転車の基本構造のひとつである「ラチェット機構」が内蔵されています。

一部のものを除き自転車は、クランクを正方向に回したときにしか動力が伝わらないようになっています。

坂の下りや押し歩きなど惰性で車輪を動かしているときに、ペダルが回らないのはこのおかげです。

ただし、ホイールによっては空転させているときの音が大きく気になるので、ここもグリスを挿すことがあります。

今回は、ハブの分解~ベアリングのグリスアップの手順を説明していきます。

ロードバイクの回転のカギは「ベアリング」

ロードバイクには至る所に「ベアリング」が使用されています。

ベアリングは回転軸(シャフト)をスムーズに回転させるためのものなので、ホイールの他にも回転する場所に使われています。

自転車には「ボールベアリング」という小さな球状のものが使用されており、ハブに取り付ける方法が2種類あります。

ベアリングをリング状の受けにグリスと共に入れ、上から金属や樹脂のシールで覆い、それをハブの中に圧入するのが「シールドベアリング」です。

ベアリングがシールで覆われているのでホコリや水分は混入しませんし、グリスも流れませんので、基本的にはノーメンテナンスで済みます。

しかし、構造上シールが内輪に触れているので、回転が少し渋くなります。

もうひとつの方法は「カップ&コーンベアリング」です。

金属製のカップを圧入して、その淵にベアリングを並べグリスを挿します。

その上からコーン(玉押し)でふたをするようにして、ボルトで固定します。

ふたをするとは言っても密閉するわけではないので、シールドベアリングに比べれば異物が入りやすくグリスも抜けやすいので分解・メンテナンスが必要です。

精度が同じくらいであれば、構造上僅かにカップ&コーンの方が回転力に優れていると言って良いでしょう。

ロードバイクホイールの分解に必要な工具

ロードバイクのホイールは、ハブのメンテンスを行う際に分解を伴います。

ハブのフリーボディ側にはギアの歯車である「スプロケット」が装着されていますので、これを外さなければハブの分解はできません。

スプロケットを外すには、下記の専用工具が必要になります。

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こちらは、2つの工具がセットになったものです。

スプロケットを固定している「ロックリング」を外す工具と、外す際に空転させないようにする工具です。

今後スプロケットを交換することもあるはずですし、ハブの分解には必須の工具ですので、ぜひ1セット持っておくと良いでしょう。

また、ハブの分解には通常のモンキースパナの他に、薄型の「ハブレンチ」も必要になります。

15mmや17mmのものが一般的ですが、ハブ以外にも使用できるので複数のサイズを用意しておきましょう。

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ロードバイクホイールの分解方法①~スプロケットを外す

それでは、ロードバイクホイールの分解方法をご紹介していきます。

今回は後輪の分解方法を説明しますが、前輪は後輪の方法が分かれば簡単に行えます。

まずはホイールを外しますが、その前にブレーキの固定を解除しますので、ブレーキのクイックリリースレバーを緩めます。

そこで、ホイールの方のクイックリリースを解除してホイールを外してください。

「リアディレイラー」を後ろに引くようにしてから、車体を持ち上げるとスムーズに外れます。

車輪が外れたら、次はスプロケットを外します。

先ほどご紹介した固定工具の先にチェーンが付いていますので、スプロケットの大きい歯車の方に掛けて空転しないようにします。

もう1本の工具を先端のロックリングにセットして、反時計回りに力を掛けて回します。

スプロケットは最初の数枚がバラですので、組み直す際に分からなくならないように順番通り1枚づつ外します。

途中にスペーサーなども入っていますので、外した順番通りに並べておきましょう。

ロードバイクホイールの分解方法②~ハブの分解

引き続き、ロードバイクのホイールの分解手順を説明していきます。

スプロケットが外れたらフリーボディが出てきますが、フリーボディはほとんどのメーカーで分解が推奨されていません。

フリーボディにもベアリングが内蔵されていますが、シールドべアリングなのでメンテナンスの必要はありません。

そのため、今回はフリーボディには手を付けないことにします。

また、ご説明が遅れましたが、今回はカップ&コーン式のベアリングを対象にします。

まず先端のロックナットをハブレンチで外しますが、反対側の玉押し(ナットの奥)を固定して回らないようにしてから外します。

ロックナットを外したら、シャフト(軸)を回して回転の感覚か確かめます。

最後に回転具合の調整をするときに役立ちますので、必ず行ってください。

その後、玉押し(コーン)も外すと中にボールベアリングが見えてきます。

次に、反対側のナットと玉押しも外して、軸(シャフト)を抜き取れば、ハブの分解作業はここまでです。

ロードバイクホイールのハブのメンテナンス

ロードバイクのホイールハブの分解作業は前項の通りですが、最後はパーツの清掃とグリスアップになります。

パーツの清掃は、自転車用のパーツクリーナーを使用して、ボールベアリングの一粒に至るまで丁寧に清掃してください。

その際に気を付けなければならないのは、フリーボディにはパーツクリーナーを使わないことです。

フリーボディには先述通り、シールドベアリングが内蔵されていますので、パーツクリーナが入り込むとグリスが流れてしまうので注意が必要です。

清掃が終わったら元通りに組み付けていきますので、カップの淵にグリスを盛りつけてください。

ボールを戻す際には手脂を付けないためにも、ピンセットなどを使用しましょう。

シャフトを入れたら最後に玉押しの当たりを出します。

ロックナットを締めすぎるとゴリゴリとした渋い回転になりますし、緩いとガタつきます。

バランス良くするのがベストですが、どちらかに妥協しなければいけない場合は、ガタつきをなくすのが原則です。

ハブがガタ付くと振動でボールの表面や玉押しが破損してしまいますので、ガタはNGです。

「分解」と言っても恐れることはありません

今回はロードバイクのホイールの分解についてお話しました。

ホイールは走りの質を大きく左右し、その中でもハブは回転の要ですから定期的にメンテナンスをしましょう。

少し手間はかかりますが、その分の見返りは十分に期待できますので積極的に行ってください。

 - ホイール, ロードバイク, 自転車のパーツ