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スペシャライズドのサドルを価格だけで決めてよいのか?

2018.6.21

スポーツバイクの中でも特にロードバイクは、中々自分に合ったサドルに出会うのが難しいので、悩みを抱えている方も多いかと思います。

そんな方は、一度スペシャライズドのサドルを検討してみて頂きたいですね。

スペシャライズドは自転車を身体にフィットさせることに並々ならぬ熱意を持つメーカーなので、サドルにも当然ながらこだわっています。

そこで今回は、スペシャライズドのサドルについて、種類、価格などをご紹介していきます。

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プロには無かった?サドルを身体に合わせるという発想

スペシャライズドには「Body Geometry(ボディ・ジオメトリ)」という考え方があり、医師の協力も得ながら、人間工学に基づいて設計されています。

人間の身体に自転車を合わせる「フィッテイング」と製品を強く関連付けており、サドルももちろんこのボディジメトリに基づいて作られています。

プロが機材として使うロードバイクのサドルは、人の身体に合わせるというよりも、軽くてペダルが漕ぎやすければよいという考え方が強いです。

ましてプロは、お尻の痛みなどはレースで勝つための勲章くらいに考えており、我慢してしまいますから、お尻が痛くなるという要素はフィードバックされません。

となると、それがよいサドルとして評価されていき、我々エンドユーザーもそれでいいと思い込んでしまいます。

また、サドルは「合っていなくても慣れることで合わせていくものだ」という風潮もありましたので、ますます身体に「合わせる」という概念から遠ざかっていきました。

そこにメスを入れたのがスペシャライズドであり、ボディジオメトリという考え方が生まれていきます。

サドルは有名メーカーからノンブランドまで、実にさまざまな種類がありますし、価格もピンきりです。

そのため、迷ってしまうのですが、自分の身体によりフィットするものを探しているのであれば、スペシャライズドを検討してみてください。

スペシャライズドのサドルに対する考え方

今回は種類も多く価格の幅も広いサドルの世界で、スペシャライズドを選択する意味を考えています。

スペシャライズドが目指している、「人間の身体に合わせるサドル」の根底は、骨盤を安定させることにあります。

骨盤が安定しない状態ですとペダルにしっかりと力を伝えられませんし、無理な姿勢になりますからどこかに痛みが出てしまいます。

その骨盤の安定を目指しているのが、ボディジオメトリのサドルであり、最適な骨盤の幅や、乗り方に応じて安定させるための形状なども変えて、選択肢を広げています。

ひとつの例として、人気のサドル「Power(パワー)」シリーズは、前傾姿勢が最優先のトライアスロン用のサドルが元になっています。

しかし、ロードバイクでは上体を起こして骨盤を立てた状態で乗ることも多いですから、それに合わせてどの姿勢でも骨盤が安定するように改善されたのが「パワー」です。

そして、もう一つスペシャライズドのサドルで重要視されているのが、陰部への圧迫をいかにして軽減するかです。

男性サイクリストにEDが多いという統計に基づき、陰部への圧迫による血流の低下を防ぐために全てのサドルに溝が設けられています。

こうした点も人間の身体に「合わせる」という理念がなければ生まれない発想であり、世界で初めて穴あきサドルを開発したのも、うなずける話です。

スペシャライズドのサドルはグレード別に価格が異なる

それではここから、スペシャライズドのサドルを具体的にご紹介していきます。

スペシャライズドのロードバイク用サドルは種類別にグレードがあり、同じシリーズでも価格に結構な差があります。

グレードはプロ仕様の「S-Works」が最上位で、以下「Pro」「Expert」「Comp」「Sports」と続きます。

価格はS-Worksが全種類2.7万円、Proが2万円、Expertが1.6万円、Compが1万円、Sportsが4千円というところです。

本当にピンきりで、座面の素材やポストに組み付けるレールの素材で価格が変わっていますが、「パッテイングレベル」もグレードごとに違います。

座面に入っているパッドの厚さを表す数値で、大きくなればパッドが厚くなり、クッション性が増して乗り心地がよくなります。

サドルは用途によっては乗り心地のよさだけを求めるわけでもなく、薄いパッドでお尻との一体感を重視しなければならないシーンもあります。

それだけに、ここは価格だけでは決められない要素、ということになります。

価格の高低だけでは決められないスペシャライズドのサドル

先立つもの、つまりお金の問題は当然重要で、予算からサドルを選ぶことも、もちろん否定はできません。

しかし、せっかくスペシャライズドのサドルにするなら、自分に合ったものを選んで頂きたいですね。

そういったこともあり、まず前項でパッテイングレベルの話をして、価格の高低だけでは決められない要素がある、ということを理解して頂きたかったのです。

そして、次に考えるのは、サドルの形状です。

これが最も重要な要素ですが、スペシャライズドのロードバイク用サドルは、代表的な3つの形状があります。

座面の穴の面積が小さくお尻を動かしやすい「Toupé(トゥーペ)」。

後ろの部分がせり上がっておりお尻の位置を固定しやすい「Romin Evo(ローミンエヴォ)」。

先端部分が短かく前傾姿勢が取りやすい「Power(パワー)」。

他にも女性専用など数種類ありますが、この3種類が現在(2018年)の主力です。

それぞれの詳しい特徴については次項で詳しくご説明しますが、この形状によって、適している用途が変わってきます。

スペシャライズドの中でグレードが多く価格の幅が広いサドル

それでは前項でお話したサドルの、個別の特徴についてご紹介します。

【Toupé(トゥーペ)】

スペシャライズドの中では前後に長く座面が平坦で、開いている穴の面積が小さいという、ロードバイク用サドルとしては、一番オーソドックスな形状です。

穴は小さいですが前後に溝がしっかりと刻まれているので、股間の圧迫感は軽減されます。

お尻を動かしやすいことも含めると、ツーリングなどのロングライドに適していると言えます。

S-WorksからSportsまで幅広くグレード分けされており、4千円~2.7万円までと価格の幅も大きいです。

パッテイングレベルは全グレード「2」で、ややクッション性も加味されています。

【Power(パワー)】

先ほども少し触れましたが、トライアスロン用から派生したモデルで、前傾姿勢でも快適なのが売りになっています。

それでいて座面の幅が広くとってあるので、しっかりとお尻の位置を安定させてペダリングすることが可能です。

先端部分が短いのでユーザーさんからは、レーシングパンツが引っ掛からないことをメリットとする声が多いです。

パワーはパッテイングレベル「1」のレースモデルが多いですが、一方で「Elaston」という特殊な、衝撃吸収性の高い素材を使っているグレードもあり、価格だけでは決められない代表格です。

グレードが少なくても性格が違うサドル

スペシャライズドのサドル、主力のもう一つは【Romin Evo(ローミンエヴォ)】です。

座面がカーブしていて後方が盛り上がっているので、サドルをお尻にピタッとフィットさせたい人に向いています。

座面の穴の面積が大きく前方の溝も長いので、パワー同様、前傾姿勢も取りやすくなっています。

パッテイングレベルは全種類「2」、パッドの設計も微妙に変えて快適さを追求しているモデルです。

レースであればブルべなどの長距離向きですので、ロングライド志向の方に向くサドルです。

S-worksとExpertの2モデルのみですが、形状は同じでもExpertは座面に衝撃吸収のための「ゲル」が入っているので性格が違います。

これも価格だけでは決められない、別の要素があるということです。

ボディジオメトリは今までになかった考え方

今回はスペシャライズドのサドルについて考えてきました。

ボディジオメトリという考え方に基づき、人間の身体にフィットさせることに重きを置いたサドルです。

同じ種類でもグレードで性格を変えているので、価格だけで判断せずに、よく吟味して考える必要があります。

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