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スペシャライズドのアレーはハイグレードアルミ「E5」を採用

2018.6.16

「Allez(アレー)」は、販売開始から40年以上が経過している、スペシャライズドの中で最も歴史の古いロードバイクです。

現在はアルミフレームの一大モデルとして、様々なフレーム形状のモデルがラインナップされています。

そのフレームを構成するのが、スペシャライズド自慢の、軽量で高性能な「E5」グレードのアルミ素材です。

今回は、このE5を使用したスペシャライズドのアルミロード「アレー」のお話です。

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スペシャライズド「アレー」!アルミフレームに再興の流れ

近年はスペシャライズドを始めとするアメリカのスポーツバイクメーカーを中心に、アルミフレームを見直す流れがあります。

アルミフレーム車は、カーボンキラーと称されるほどの超軽量さで、世界一のアルミフレームビルダーとも言われる、キャノンデールがリードしていました。

そこに、あまり重量に頓着がないと思われていたトレックが、カーボンもアルミも問わないクラス最軽量を謳い文句にした「エモンダ」を投入し脚光を浴びます。

そして、スペシャライズドはアレーの元々レベルの高かったE5グレードのフレームに、上位モデルのコンセプトを取り入れて追随したという形です。

さすがに重量の面ではカーボンを凌駕するのは難しく、プロレースでの使用は厳しそうですが、プロでもプライベートではアルミ車を所有する人が多いと聞いています。

それだけ性能が高いということですし、アルミらしいシャキッとした反応を好む人も多いのです。

アルミフレームは低コストなので、エントリーグレードに採用されているイメージなんですが、近年はそのイメージをよい意味で壊すような、高性能なものが増えています。

スペシャライズドのアレーの「E5」!トッププロも使用

スペシャライズドのアレーに使われているアルミフレーム素材の「E5」は、かつてアルミが全盛期だった時代にはツール・ド・フランスを走る程でした。

ですから、現在はカーボンフレーム車に限られている「S-Works」モデルが、アレーにもありました。

このような、プロが使用する機体だった時代には、形状を工夫したり、合金を採用したりもしていました。

その名残りがあるわけですから、アルミロードバイクはフレームのレベルは高いはずなのです。

特に、アレーのように歴史があるモデルは、全盛期の競争を勝ち抜いてきたわけですから、ただのエントリーモデルではありません。

また、アルミフレーム車は初心者向けという側面もあるので、楽な姿勢で乗れるものが多くなります。

それ自体は決して悪いことではないですが、レースに興味があって始める人には、あまりそぐわないことになってしまいます。

その点でおすすめできるのがアレーで、どのグレードを選んでもレーシーな仕様を残しています。

アレーはE5アルミフレーム+カーボンフォークが基本!形状は異なる

スペシャライズドのアレーの2018年モデルは、3グレード+ジュニアモデルの展開になります。

個々の特徴は次項以降で詳しくお伝えしますが、E5グレードのアルミフレームに、フルカーボン製のフロントフォークが基本設定です。

スペシャライズドのロードバイクで、例えば「ターマック」なら総合レーシングバイク、「ルーベ」ならエンデュランスジオメトリで、車種名を聞くだけで形状が想像できます。

ところが、アレーはアルミという共通点はありますが、同じアレーの冠が付いていても、種類別に形状が異なります。

下の2グレードはどちらかと言えば、ルーベに近いエンデュランスモデル、そしてハイエンドモデルは「ヴェンジ」というカーボンバイクに近いエアロ形状です。

通常であれば予算でグレードが大体決まってしまいますが、グレードだけではなく、形状でも違う選択肢があるというのは、選びがいのあるラインナップ、と言えるでしょう。

スペシャライズドの高技術の結晶で生まれた一台

それではここから、スペシャライズド・アレーをモデル別にご紹介していきます。

【Allez Sprint DSW SL Comp】

アレーシリーズのハイエンドモデルで、フレームからシートポストまでエアロ形状で設計されています。

アルミのエアロロードは重量の増加やコスト面の問題があり、他メーカーでは中々実現することが難しいジャンルです。

これを可能にしたのが、アルミ素材の「E5」と、スペシャライズド独自の溶接技術である「DSW(ダルージオ・スマートウェルド)」です。

E5についてはこれまでお伝えした通りです。

そして、DSWは従来のフレームのように単純にパイプを繋ぎ合わせるのではなく、最初から接合部分とチューブの端を一体化させて成形します。

その一体化成形されることでできた溝を埋めるように、チューブを溶接します。

アルミフレームはつなぎ目部分に応力が掛かるので、剛性強化のために素材を厚くします。

そのため、つなぎ目に分厚い溶接痕が残りますので、重量が嵩むと共に、美しくない仕上がりになってしまいます。

その点でDSWは、応力が掛かりにくい場所で接合しているので素材を薄くして軽量化も図れますし、溶接痕がほとんど目立たない美しい仕上がりになっています。

素材を薄くしていることで、剛性のコントロールもできているので、エアロロードでもガチガチに硬いということはありません。

また、フロントフォークは「S-Works」仕様、ホイールは「DTスイス」製となっており、走りに直結する部分は妥協をしていません。

この仕様であればレースで戦えますので、レース参加が主目的であれば最初の一台としてもおすすめできます。

アレーでコスパ重視ならこれ!

スペシャライズド自慢のアルミ素材「E5」を使用した、アレーの2018年モデルのご紹介を続けます。

【Allez Elite】

とにかくコスパのよさが目立つ一台で、アルミロードのメリットを最大限に活かしながら、デメリットをきちんと抑えているイメージです。

E5の作用で加速力と高速巡航性に長けていますし、衝撃を上手くいなすフレーム形状とフルカーボンフォークのおかげでマイルドな乗り心地も実現しています。

ホイールも先ほど紹介したハイエンドモデルと同じものですし、メインコンポがシマノ・105ですから、16万円前半としては十分なコスパと判断できます。

どちらかと言えば、エンデュランスモデルに近く、アップライドな姿勢になりますのでレーシー感は薄くなります。

しかし、スペシャライズドは全体としてヘッドチューブが鋭角に取り付けられているので、他メーカーよりは前傾姿勢になります。

そのためこのモデルは、最初は趣味のサイクリングや普段使いなどをして、将来的にレースも目指したいという方におすすめです。

E5+カーボンフォークの組み合わせとしては破格のモデル

スペシャライズドのアレーの中で最後にご紹介するのは、エントリーモデルになります。

【Allez Sport】

エントリーモデルではありますが、E5アルミ+フルカーボンフォークの構成は上位モデルと同じです。

しかも、フレームジオメトリもEliteと同じですので、フレームが持つポテンシャルは同様と言えます。

コンポやホイールは大きくグレードダウンしますので、後にカスタマイズが必要になるかもしれませんが、それも一つのロードバイクの楽しみです。

このモデルは、かつてプロが使用していた素材に、フルカーボンフォークで約10万円という、他メーカーでは考えにくいお得感が売りです。

したがって、最初からある程度のグレードのものに乗りたいのであれば、真っ先に検討したい一台です。

アレーならロードバイク最初の一台でも妥協はない

今回はスペシャライズドのアルミロード、「アレー」のお話をしました。

かつてはトッププロに提供されていたアルミ素材「E5」と、フルカーボンフォークという贅沢な組み合わせが売りのモデルです。

エアロ形状やエンデュランスモデルなど、様々な顔を見せてくれるだけに、選びがいがあるラインナップになっています。

最初の一台から高いレベルを求めるのであれば、ぜひアレーに注目して頂きたいと思います。

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