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トレックのロードバイク「1.5」は販売終了!その代わりは?

2018.6.17

トレックにかつて「1.5」という機種名のロードバイクがありました。

何ともシンプルな名前ですが、トレックは伝統的に少数点表記の製品名が多く、割と最近まで数字のみのモデルが存在していました。

1.5は既にラインナップからは外れていますが、どんなバイクだったのか気になる所ですので、今回は振り返ってみましょう。

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トレックのロードバイク「1.5」の特徴

トレックのロードバイク「1.5」は、アルミエントリーモデルの「1(one)」シリーズの一台でした。

最終年度になった2015年は、リア10速のシマノ・ティアグラをメインコンポに、カーボン製のフロントフォークが採用されています。

また、エントリーモデルの中では最上位で、価格は約13万円(税込)程度だったと記憶しています。

この2015年モデルには、現在ではあまり見かけなくなったフロント3速のモデルもあり、30段変速というレアな仕様だったんですね。

詳しいジオメトリは見付かりませんでしたが、当時のインプレを見ると、ヘッドチューブが長めでホイールベースもゆったり取ってあります。

そのため、そこまで深い前傾姿勢にはならない仕様で、エントリーモデルの特徴であるオールラウンドタイプだった、と推測できます。

デザイン的には至ってシンプルでしたが、今のトレンドでもあるエアロ形状のチューブが早くも採用され始めています。

このエントリーグレードにも手を抜かず最新の技術を取り入れているのが、トレックの真摯なもの作り精神を表しています。

トレックのロードバイク「1.5」は2015年で販売終了

トレックのロードバイクの2018年モデルには、「1」シリーズはありません。

2017年には「1.1」と「1.2」が残っていましたが、2018年で完全に消滅、という形になりました。

「1.5」は2015年までのラインナップでしたが、その年までは主力シリーズの「エモンダ」にアルミフレームモデルがありませんでした。

2015年に1.5が終了し、2016年シーズンからエモンダにアルミモデルが加わっているので、エモンダに集約させた、と考えてよさそうです。

エモンダは、伝統的に継続していたレーシングモデル「マドン」の補完役として登場した経緯もあります。

同じ年にマドンからアルミフレームが消えたこともあり、トレックが2016年を境にエモンダを全面的に押し出す作戦を取ったものと思われます。

また、2013年からラインナップ入りした、エンデュランスモデルの「ドマーネ」のアルミモデルがだいぶ定着してきたこともあり、1.5に見切りをつけた、という見方もあります。

それでも、2018年モデルではエモンダとドマーネに、アルミのエントリーモデルが残っていますので、1.5の流れは引き継がれています。

トレックの「1.5」は中古市場への流通が極めて少ない

筆者は知人に頼まれることもあり、古いモデルのロードバイクを探すことがあります。

そこで今回の記事に当たり、トレックの「1.5」についても調べてみました。

まず、東京に大きな展示場のような店舗を構えている、自転車買取・中古販売専門店に出向きましたが、残念ながらありませんでした。

店員さんに聞いてみましたが、以前には数台入ってきたこともあったようですが、最近は見かけないと言っていました。

次にネットで検索をしましたが、マドンやドマーネのアルミモデルは多くあるのですが、肝心の1.5はほとんど出品されていません。

「Amazon」に出品された形跡はありましたが、売り切れでした。

1.5が販売当初にどういう評価だったのかは記憶していませんが、中古市場にこれだけ流れていないのは、大切に乗っている人が多いか、元の流通量が少なかったかのどちらかです。

いずれにしても、現在は1.5を手に入れるのは、かなり困難であると言えます。

ロードバイク最初の一台はなるべく癖のないものを!

トレックのロードバイク「1.5」ですが、先述したように、2015年で販売が終了しています。

先ほど、「シンプルな形状であった」とお話しましたが、当時のインプレでは癖のない扱いやすさも強調されています。

初心者の方向けのエントリーモデルなので当然ではありますが、そこまで明確にロードバイクに乗る目的が定まっていない内は、この癖のなさが大きな武器になります。

また、1.5のようなエントリーモデルになりますと、慣れてくるにつれて色々なパーツに不満が出てきます。

そのパーツを変えていく上でも、癖のないフレームですと、いかようにも自分向きに仕上げていけます。

そういった意味でも、ロードバイク最初の一台は1.5のようなエントリーモデルが向いていることになります。

ですから、中古品は問題がゼロというわけではありませんが、パーツの交換を前提にするなら現実的な選択でもあります。

1.5は先述どおり残念ながらあまり見かけませんが、同じフレーム素材である「1.1」や「1.2」は中古が結構ありますので、検討してみてもよいと思います。

現在のトレックで「1.5」と同グレードのロードバイクは?

現在のトレックで「1.5」と同等のグレードと考えられるのは、「エモンダALR4」と「ドマーネALR3」です。

エンデュランスモデルのドマーネALR3は上体を起こした姿勢で乗車でき、フレーム形状やタイヤの太さで乗り心地が重視されたモデルです。

そして、トレック独自の衝撃吸収システムの「IsoSpeed」は、今までのロードバイクの常識を根底から覆すような画期的なシステムです。

詳しくはホームページやカタログでご覧いただきたいですが、筆者は初めて試乗した際、「これほどまでに衝撃が伝わって来ないものか!」とうなされました。

ただし、衝撃は確かに伝わって来ないですが、乗り味が独特でロードバイク初心者の方には、少し違和感があるかもしれません。

そのため、扱いやすさという点では少しハードルが上がってきますので、筆者個人的には最初の一台としてはエモンダの方が適していると考えています。

トレックのロードバイクで最初の一台なら「エモンダ」がおすすめ

先ほども触れましたが、トレックの「1.5」が消滅したタイミングで登場したのが、「エモンダ」のアルミモデルです。

総合レーシングバイクという位置付けのため、アルミフレームであっても、最初から何もいじることなく(ホビークラスなら)レースに参戦できるスペックです。

また、エモンダはどのグレードでも「クラス最軽量」がコンセプトです。

1.5と同等のグレード、とお話した「ALR4」はこのクラスとしては破格と言ってよい、総重量8.9㎏(56サイズ)です。

このフレームは1.5よりも2クラス上のアルミ素材が用いられており、コスパ面でも一歩上をいきます。

エモンダはレース仕様ではありますが、このクラスになると乗り心地のよさや扱いやすさが多分に考慮されているので、初心者の方でもなじみやすいロードバイクです。

ALR4は1.5と同じくリア10速のシマノ・ティアグラがメインコンポですが、予算をあと4万円ほど上げられのであれば、リア11速の105を搭載した「ALR5」も視野に入ります。

レースへの参戦を考えると11速の方がより有利ではありますので、最初から奮発しておく手もあります。

トレックなら最初の一台からレベルの高いものが手に入る

今回は、トレックのロードバイク「1.5」を確認しました。

エントリーモデルらしい癖のなさが特徴で、「シンプルイズベスト」なロードバイクだったようです。

現在のトレックにはコスパが大幅に上がったモデルもありますので、最初の一台からかなりレベルの高い域に手が届くはずです。

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