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トレックのクロスバイクを参考にタイヤの重要性を考える

2018.5.22

トレックのクロスバイクは様々なタイプがあり、それに応じて採用されているパーツが選ばれています。

その中でも特にタイヤは直接地面に触れていることもあり、特に違いが体感しやすいパーツの1つです。

そこで今回はトレックのクロスバイクを参考に、クロスバイクのタイヤを考えていきます。

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トレックを含むクロスバイクのタイヤのほとんどが「700c」

現在のクロスバイクのタイヤの大きさは、トレックも含めほとんどが「700c」という規格です。

700とはタイヤの外径のことで単位はミリ、記号の「c」はタイヤがはまるホイールの「リム」の幅のことです。

いわゆる、700cとは「c規格のリムに適合する外径700ミリのタイヤ」ということになります。

これはロードバイクと同じ規格であり、一般的なスポーツバイクの中では一番外径が大きいタイヤです。

タイヤは外径が大きくなると、クランクを1回転させた時に進む距離が長くなりますのでスピードの維持が楽になります。

その分漕ぎ出しは少し重くなりますが、長距離を走ることを考えるとスピードの維持を優先させた方がよい走りができます。

クロスバイクはママチャリに比べれば車体が軽く、ペダルを軽快に回すことができますので、慣れるのに従い距離を伸ばしていけます。

そうなると、この700cのタイヤサイズが活きてくることになります。

なお、タイヤはホイールの大きさに準じる必要があり、単独で大きさを変えることはできません。

しかし、タイヤの幅(太さ)はリムの内幅やフレームとの間隔で限度はありますが、その範囲内であれば自由に変えることができます。

後述しますが、同じトレックのクロスバイクでも、タイヤの太さはそれぞれが微妙に違います。

トレックのクロスバイクをタイヤの太さで比較

クロスバイクのタイヤは大きさで変化を付けることはできませんが、太さでその機種の特徴を表すことが可能です。

ここではそれを表す事例として、トレックのクロスバイクをタイヤの太さという観点から比較してみましょう。

トレックを代表するクロスバイク「FXS」シリーズと、「DS」シリーズを比較対象とします。

FXSはどちらかといえばロードバイク寄りのスペックを持つ、今のトレンドであるスピード系のクロスバイクです。

そのため、本来であれば28c(28㎜)のタイヤが装備されているところですが、このシリーズはワンサイズ太めの32cが採用されています。

トレックのクロスバイクは2018年モデルより、一番細いタイヤが32cになりましたので、メーカーの方針なのでしょう。

一方、DSはフレーム形状やサスペンションが装備されている点からも、明らかにMTB寄りのスペックです。

街中では歩道との段差なども気にせず走行でき、泥道や砂利道などでも力強く走れます。

そのことから、タイヤの太さも38c(38㎜)で、これは一般的なママチャリ並みの太さです。

ざっと見比べただけでも、タイヤに6㎜の太さの違いがあり、この2機種は明らかに性格の違うクロスバイクであることが分かります。

MTB寄りのクロスバイクはタイヤが太い

クロスバイクのタイヤは、太さがそのバイクの性格をも変えてしまいます。

タイヤの太さは、乗り心地を大きく左右します。

タイヤが太くなればそれだけ中に入れる空気の量が増えますので、クッション性が出ます。

また、タイヤは太ければそれだけ地面との接地面積が増えますので、車体がどっしりと安定します。

そうなると、歩道との段差であったり、砂利道などで地面から来る衝撃を吸収しやすくなりますし、路面の状態が悪くてもしっかりと安定して走ることができます。

クロスバイクはそういった街中でのシチュエーションが想定されているので、全体的にタイヤは太めです。

前項で比較したトレックのクロスバイクでは、MTB寄りのスペックを持つDSシリーズの方が太いタイヤを装備しています。

MTBの競技は、泥道や起伏の激しい山道を、車体を安定させながらいかに速く走れるかが勝負です。

その勝負においてタイヤは安定感が重要になり、地面との強いグリップ力が必要になります。

悪路において地面とのグリップ力を高めるには、タイヤの空気圧を低めにする必要があるので、太いタイヤじゃなければ運用できないのです。

その発想が元々はMTBから派生した機種であるクロスバイクにも、根付いているということになります。

クロスバイクにおいて細めのタイヤの優位性は?

一方、タイヤが細くなるとクッション性は下がりますが、軽くなって空気抵抗が減りますので、漕ぎ出しが軽くなります。

漕ぎ出しが軽いと街中で信号待ちが多いシーンでは、停止状態からすぐにスピードに乗るので有利に働きます。

また、安定感を欠くので一概にはいえませんが、坂の上りでも漕ぎ出しの軽さは武器になります。

ママチャリからの乗り換えで多くの人が実感するのが、このペダルを漕ぐ際の軽さの違いであり、その大きな要因の一つがタイヤなのです。

先述通り、トレックのクロスバイクのタイヤは全体的に太めにシフトしましたが、32cであればママチャリとの違いは十分に体感できます。

ただし、今のクロスバイクのタイヤの主流は28cです。

これは筆者の個人的見解ですが、スポーツバイクとしての軽快さと、長距離を走る際に欲しい安定感や快適さの両立は、28cが非常に優れているといえます。

したがって、トレックのクロスバイクは32cが中心になりましたが、個人的には28cをおすすめしたいところです。

クロスバイクに25cのタイヤはどうなのか?

筆者はトレックを始めとするクロスバイクにお乗りの方に、タイヤを細くしたいという相談を受けることがあります。

大体の方が28c(28mm)を現在のロードバイクの主流の太さである、25cにしたいという話なのですが、基本的にはおすすめをしません。

それは28c→25cへの変更では走行感に劇的な変化がほぼ望めず、あまり有益なカスタムとはいえないからです。

また、タイヤが細くなれば空気圧が高くなりますので、乗り心地は少し悪くなります。

それであれば、重量を軽くしたり、転がり抵抗の少ないタイヤをおすすめします。

いわゆる、太さではなく、タイヤの性格を変えるということです。

初心者向けのエントリーグレードであると、付属しているタイヤは1本500~600gもあるので、そこを100~200g軽くしてあげるだけで走行感は変わります。

それに加えて転がり抵抗の低いタイヤをチョイスすれば、太さを変えなくても軽快な走行感を味わうことができます。

トレックのクロスバイクのタイヤは全て「ボントレガー」製

トレックのクロスバイク(スポーツバイク全て)に付属しているタイヤは、傘下のパーツブランド「ボントレガー」製です。

クロスバイクに採用されているタイヤは、耐久性やパンク耐性に優れたモデルが多く、安心して使用できるレベルです。

また、スピード系クロスの上位グレードには、ロードバイク用のタイヤが採用されています。

ボントレガーのロードタイヤの特徴は転がり抵抗の低さで、軽快感重視のところがあります。

反面やや耐久性を欠くので、「FXS」などのスピード系クロスにお乗りの方は、少し注意が必要です。

また、トレックは通販をしていませんので、ボントレガーのパーツも通販では購入できません。

したがって、ボントレガーのタイヤは、トレック製品を扱っているプロショップや、直営の「トレックショップ」で購入してください。

クロスバイクのタイヤの太さは適度が一番!

今回はクロスバイクのタイヤについて、特に太さを中心にお話しました。

タイヤの太さは自分の用途で決めるのが一番ですが、クロスバイクは安定感や快適性が重要ですから、あまり細くするのはおすすめではありません。

また、トレックのタイヤは軽快さ重視なので、耐久性に注意しながらタイヤの点検を怠らないことが大切です。

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