ロードバイクのタイヤは種類が豊富!どのように比較する?

ロードバイクのタイヤを選ぶときに皆さんは、どのような基準で選んでいるでしょうか?

太さやタイヤの性質などで選ぶことが多いと思いますが、種類が多いので、しっかりと比較しなければいけません。

タイヤは唯一地面と接している部分ですので、走りに大きな影響を与えます。

そこで今回は、ロードバイクのタイヤ選びの際に、どんな部分を比較して検討するのかを考えていきましょう。

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ロードバイクのタイヤの概要

ロードバイクのタイヤはWO(ワイヤードオン)のフランス規格で、サイズは、ほぼ「700c」に統一されています。

700は、タイヤの外径が700「ミリ」という意味で、cはリムの規格です。

WOは、タイヤのビードとホイールのリムのはめ合せの規格で、自転車全体の80%はWOです。

ママチャリやMTBは、車輪のサイズを選ぶことができますが、ロードバイクはタイヤと同じくほぼ700cです。

そのため、ロードバイクのタイヤは、ホイールを交換しない限り、700c固定になります。

ただし、太さ(幅)は何サイズかあるので、フレームとのクリアランスにもよりますが、自由に変えることが可能です。

ロードバイクは、タイヤの大きさは変えられませんが、太さを変えることで、性格をコントロールしています。

また、タイヤには個々のコンパウンド(ゴムの性質)があります。

よく転がるものや、地面にぴたっと吸い付くもの、パンクに強いタイヤなど、様々な特徴があります。

これらを総合的に比較して、最適なタイヤを見付けていくことになります。

レース界では23cと25cが比較されている

ロードバイクのタイヤは、太さ20mm~25mmが一般的です。

これは、フレームがそのサイズ向けに作られているからであり、ホイールのリムも合わせられています。

ロードバイクはロードレースの機材として用いられますので、フレームにしてもパーツにしても、プロが使用したものがトレンドになります。

ひと昔前までは、23mm(23c)がロードバイクのタイヤのトレンドでしたが、現在は25cが主流になっています。

理由は諸説ありますが、私が決定的だと思う点は、変形率の少なさです。

タイヤに限らず円形のものは、上から加重があると横方向に変形しますが、23cと比較して25cの方が、変形率が小さいことが分かっています。

タイヤは変形によるパワーロスが大きいと、前に進む力に対しての抵抗が増えてしまいます。

ホビーライダーレベルの脚力であれば、大した差ではありませんが、プロレベルの脚力だと、その差は決定的です。

この点で25cが有利と判断され、レースでの使用が多くなったと考えられます。

ロードバイク用タイヤの太さ比較①25cが有利な点

ロードバイクのタイヤにおいて、上記の23cと25cの比較は、あくまでもプロのレースレベルでの話です。

ホビーライダーには、どちらが向いているのかを判断する理由は、別にあります。

まず、タイヤは太くなると中に入る空気の量が増えるので、クッション性が出ます。

細いタイヤは空気量が少ない分、圧を高めなければならないので、タイヤがガチガチに硬くなります。

この差は、乗り心地に出てきます。

クッション性があるタイヤは、地面からの衝撃を吸収しますので、振動が乗り手に伝わりにくく、当たりの柔らかい乗り心地になります。

一方、硬くなっているタイヤは衝撃を吸収しないので、バンバン振動が伝わってきます。

地面からの衝撃は、ボクシングのボディーブローのように、ジワジワとダメージが蓄積されていきます。

そのため、ツーリングなどのロングライドには、少し太めのタイヤが向くことになります。

また、タイヤが太くなると、外周部分が大きくなり重量も増えるので、巡航が楽になります。

回転力が上がってくるのに時間が掛かるので、漕ぎ出しは少しもっさりします。
ですが、その分、スピードが落ちるのも遅くなるので、維持が楽になるということです。

ロードバイク用タイヤの太さ比較②23cが有利な点

ロードバイクのタイヤで、23cと25cを比較していますが、23cの方に有利な場面もあります。

23cのタイヤは25cよりも軽いですから、軽さが活きる坂の上りでは有利です。

ヒルクライムやツールの山岳ステージなどでは、23cを使用するプロライダーも、依然多いと聞いています。

自分が乗る環境で坂道が多いという場合は、23cも視野に入れてよいはずです。

さらに、漕ぎ出しの軽さは明らかに優位ですので、ストップ&ゴーの多い街中でも、本来は23cの方が向いています。

しかし、街乗りは多少の悪路も想定されますし、あまり細いタイヤですと、側溝の溝にはまってしまう危険性もあります。

一概に細い=パンクしやすいとは言えませんが、ゴムが薄くなったり、側面がゴムでカバーされず剥き出しになっているので、パンクの危険性が高いのは事実です。

公道にはガラスの破片や小さな金属片など、鋭利な異物が多く落ちているので、少し不安もあります。

しかし、このような何かが刺さってしまうパンクに関しては、適正の空気圧を守れば、ある程度は防げます。

先述した通り、高圧で空気を入れたタイヤは硬いです。

また、ロードバイクはギア比が高く、車輪が高速回転をしているので、多少の異物なら弾き飛ばしてしまいます。

そのため、空気圧さえ小まめにチェックしていれば、パンクはそうそう起こるものではありません。

ロードバイクのタイヤは性質で比較することも大切

ここまではロードバイクのタイヤの太さを比較してきましたが、ここからはタイヤの性質を比較してみましょう。

まず、何よりも長く使いたいという人は、耐久性に優れたタイヤが良いでしょう。

肉厚なトレッド(タイヤ表面のゴム)で摩耗に強く、耐パンクベルトを全身にまとっているようなタイプのものです。

また、多少の悪路なども想定される場合は、同時にグリップ力の強さも加味して考えます。

特に、天候に関係なく走らなければならない、通勤などで使用される人にも最適でしょう。

レース仕様の軽量タイヤと比較すれば、漕ぎ出しが重かったり、坂の上りが辛くはなりますが、グレードの高いタイヤなら極端に苦になるわけではありません。

【MICHELIN(ミシュラン):Pro 4 Endurance 25c】
【パナレーサー:RACE D EVO3 [DURO]25c】

特に、耐久性の評価が高いロードバイク用タイヤです。(23cもあります)

共にグレードの高いタイヤなので、スピード面や軽さが大きく犠牲になっていることもなく、オールラウンドな使い方ができます。

ヒルクライムには軽量タイヤ

ロードバイクのタイヤの性質の話を続けますが、これからレースの参戦を視野に入れている方には、軽量タイヤが不可欠です。

特に、レース初心者の方が最初に目指すレースとして多いのは、ヒルクライムです。

山肌などに設けられた登り坂コースを使って行う競技なので、タイヤも含め、パーツには何よりも軽さが重視されます。

そのため、23cはもちろんですが、25cでも200gを切ってくるような、軽量タイヤがおすすめです。

ただし、オールラウンドなタイヤと比較すると、耐久性や耐パンク性は多少落ちます。

そのため、コースの厳しさによっては、2~3回のレースで履きつぶす覚悟が必要ではあります。

【コンチネンタル:Grand Prix SuperSonic】23c:150g

【パナレーサー:RACE L EVO3 [LIGHT]】23c:180g・25c:195g

「軽量タイヤと言えば?」の質問では、必ず名前が上がると言っても過言ではない、定番中の定番です。

共に1本5,000円くらいの高グレードタイヤですので、レースでの決戦用と割り切っても、よいかもしれません。

練習用ならば、もう少し安価な以下がおすすめです。

【パナレーサー:クローザープラス】23c:210g・25c:220g

タイヤは自分の用途に最適なものを

今回は、ロードバイクのタイヤを、様々な角度から比較してみました。

現在、ロードバイクのタイヤは、太めにシフトしてきています。

しかし、今回ご紹介したように、細いタイヤの優位性も、まだまだ捨てきれません。

タイヤの性質による違いもあるので、トレンドに流されるのではなく、自分の用途に合ったタイヤを選んでください。