ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ

ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ│わくわく自転車情報館

自転車のクランクを交換する効果はある?交換方法は?

2018.2.1

今回は、自転車のクランクについてお話します。

自転車のクランクが、交換できると知らない方も、少なからずいらっしゃるかと思います。
また、知っていても、実際に交換したことがある方は、少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、主にママチャリのクランクについて、交換方法や効果などをご紹介します。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

大学に入ったら自転車競技部へ!友達作りや就職にも有利?

近年の自転車ブームの影響で、自転車に興味を持つ方が急増しています。 また、移動手段ではなく、本...

mtbとロードバイク、スポーツバイクでもどんな違いがある?

自転車に乗る方が増えている中、スポーツバイクを購入するときに、「同じスポーツバイクでも、どんな違いが...

子供用自転車選びのポイント!ブレーキの重要さを教えよう

子供の自転車を選ぶ一番大切なことは、サイズが合っているかです。 また、自転車を始めたばかりの子...

スペシャライズドのサドルでロングライド向きなのは?

自転車は意外なほど身体に触れる部分が少ないものですが、それだけにそこに比重が集中します。 ...

自転車で車道を走行するのは危険?法改正と対策

道交法違反自転車の取り締まりが厳しくなったのはご存知のとおりです。 その一つに、自転車の歩道走...

プジョーの自転車の修理事情は?現行からビンテージまで解説

プジョーといえば、ライオンのエンブレムでも有名なフランスの自動車メーカーで、日本でも非常に人気があり...

バイパスを自転車で走ることは出来る!?高速道路との違い

バイパスを自転車で走ることは、出来るのでしょうか? そもそも、バイパスとはいったいどんな理由で...

女性で身長170cmの場合のロードバイクは女性モデル?

最近、各メーカーでは、女性限定モデルのロードバイクが充実してきました。 しかし、ノーマルモ...

mtbをドロップハンドル化したい!予算はどのくらいだろう?

最近は、スポーツ自転車の用途が多様化されてきており、車種の垣根を超えたカスタマイズが目立ちます。...

アルテグラのホイールのインプレ!交換する価値あり!?

ホイールの買い替えに人気があるアルテグラ。 なぜ、アルテグラのホイールに換える人が多いのか? ...

自転車の電気がつかない原因とは!?対処法とライトの特徴

夜、自転車走行しようと思ったら、電気がつかない!! そんなとき困りますよね? 自転車の電気が...

ストライダーの「ホンダモデル」と一般モデルの違いは?

ストライダーには基本のモデルの他に、各企業とのコラボモデルがあります。 中でも日本が世界に...

自転車の移動時間は気にせず距離を伸ばすことを考えてみよう

皆さんは「自転車で10キロ走る」と言われたら、どのように思うでしょうか? また「40分走る...

自転車のサドルが盗難された?!パーツの盗難を防ごう!

みなさん、「自転車のサドルが盗難された」なんてニュースを耳にしたことはありませんか? ふざ...

カンパニョーロ等のBB30対応クランクって実際どうなの?

ロードバイクのクランクとフレームを繋ぐBB。 ボトムブラケットとも呼ばれていますが、「キャノン...

スポンサーリンク

自転車のクランクとBBは一心同体

自転車のクランクはペダルの先に付いている、偏平な形の金属の棒です。

このクランクが回転することによってチェーンが動き、後輪を回す動力になります。

なお、自転車は後輪しか自力で動かすことができず、前輪は惰性で動いているだけなので、チェーンも当然後輪にしか繋がっていません。

また、クランクは自転車の骨組み(本体)である「フレーム」に、直接突き刺さっているわけではありません。

ボトムブラケット(BB)という、小さな部品で本体と繋がっています。

多くのママチャリや古いタイプのスポーツ自転車は、このBBに回転軸がついており、その両端にクランクを装着します。

そのため、後ほど交換方法のところで説明しますが、クランクの交換は、このBB抜きには語れないところもあります。

さらに、右側のクランクには、チェーンを掛ける「チェーンリング」という歯車があります。

これは自転車のギアであり、ママチャリはクランクと一体化しているものが多いです。

また、ママチャリは通常1枚しか歯車が付いていませんが、複数のギアを持つスポーツ自転車は、2~3枚装着されているのが一般的です。

自転車のクランク交換を決断するとき

自転車のクランクを、交換すべきだなと思われる状況を、ご紹介します。

「錆びや傷が酷く、劣化が著しい」

交換しましょう。
走っているときに折れたら、大惨事になりかねません。

「漕ぎ出しが重い、坂の上りがきつい」

ギアが重すぎる可能性があるので、クランクのチェーンリングの歯数が少ないものにします。

「漕いでも、漕いでもスピードが出ない」

こちらはギアが軽すぎる可能性なので、歯数の多いものに交換です。

「漕ぐたびに変な音がしたり、ゴリゴリした感覚がある」

BBの劣化が考えられます。

上記のようなときに、クランクの交換を考えてみましょう。

劣化は、言うまでもないですね。

ギアの重い軽いは、クランクだけの話ではありませんが、チェーンリングの歯数を換えるのは効果的です。

また、交換になる可能性が一番高いのは、異音や違和感です。
クランク自体の劣化も考えられますし、BBが原因かもしれません。

ちなみに、ママチャリ用のクランクには、こういうものがあります。

【ブリヂストン:右クランク ギヤ付き 一般軽快車用】参考価格:¥1,200

【ブリヂストン:左クランク 一般軽快車用】参考価格:¥700

かの有名なブリヂストンで、この価格ですから、身構えるほど高価ではありませんので、思い立ったら交換しましょう。

では、次項から交換方法をご紹介します。

自転車(ママチャリ)のクランク交換方法①~外し方

それでは、自転車(ママチャリ)のクランクも交換方法をお話します。

まずは、古いクランクを外すことから始まりますが、専用の工具が必要です。

【シマノ:コッタレスクランク専用工具 [TL-FC10] BB取り外し Y13009010】参考価格:¥1,600

「クランクより高い!」と言われそうですが、これがないと外せないので、仕方ありません。
もう少し安いものもありますが、やはり、安心・安全のシマノ製をおすすめしておきます。

では、左側のクランクから外していきます。
表面に付いているキャップを外すと、中にナットが見えます。

このナットを外すときは、上記の専用工具の、丸く空洞になっている側を使用します。

専用工具をナットに当てたら、モンキーレンチで反時計まわりに回すと、ナットが緩んで外れます。
ここで右に回り込み、右側のクランクも、同じ作業をしてください。

ナットが外れたら、左に戻り、今度は専用工具のネジ切りがしてあるほうを、穴にねじ込みます。
手で回らなくなったら、モンキーレンチを使います。

さらに締めていくと、クランクが回転軸から押し出されていき、やがて外れます。

右側のクランクも、同じ方法で外します。

自転車(ママチャリ)のクランク交換方法②~BBも交換

クランクが外れましたら、そこに残っているのが、ボトムブラケットです。

その自転車史上、初めてのクランク交換であれば、一緒にBBも交換するのが賢明です。

ここでクランクだけ交換して、固くネジを締めこんでしまったら、BBは劣化していく一方ですから、交換しましょう。

BBには、いくつか種類があるので、ご紹介します。

古いタイプのママチャリですと、「カップ&コーンBB」が多いと思います。
これは、回転軸の受けになるカップとベアリングが、直接自転車本体にネジこまれているタイプです。

トラブルがあったときに部品の交換ができますし、微妙な調整ができるので、クランクの漕ぎ具合を自分好みのものにできます。

しかし、定期的にメンテナンスが必要となるので、クランク周りをいじることが少ないであろうママチャリには、適さない仕様になっています。

その点では、基本ノーメンテで使える「カードリッジ式」の方が適しています。

カードリッジ式はベアリングがユニットに内蔵されており、雨風にさらされることがないので、耐久性に優れています。

ただ、部品だけの交換ができませんので、何かあったら交換するしかありません。

しかし、高価なものでもありませんし、BBも同じ自転車で1回交換すれば十分だと思いますので、これがデメリットとは言えません。

ということで、次項ではBBの交換方法をご紹介します。

カートリッジ式BB交換時の注意点

自転車のクランクの交換に伴い、ボトムブラケットの交換も推奨させていただきました。

そして、カードリッジ式BBに交換をするときに確認しなければならないのは、BBがはまる場所である、フレームの穴(BBシェル)の幅と軸の長さです。

フレームのシェル幅は規格で決まっていて、ほとんどの自転車(ママチャリ)は68mmです。
しかし、まれに70mmや73mmもあるので、必ず確認してください。

次に、軸の長さですが、これは自分で任意に選ぶことができます。
しかし、今の長さが適正だと思いますので、基本的に変える必要はないです。

ピッタリのものがないかもしれませんが、できるだけ近いサイズにしてください。

10mm・20mmも違うものにすると、チェーンリングがフレームに干渉したり、チェーンが斜め掛けになってしまいますので、注意が必要です。

【シマノ:ボトムブラケット BB-UN55 BBセット】参考価格:¥1,700~¥3,000(サイズにより)

このモデルは、シェル幅68mmに加え、73mmもあります。
ただし、73mmは軸長の選択肢が、ほとんどありません。

では、交換方法をご紹介していきますが、まずはBBの外し方です。

まず、古いBBを外しますが、カップ&コーンの場合は「引掛けスパナ」という工具で、表面のロックリングを外します。

次にカップを外しますが、本来なら、ここにも専用工具が必要ですが、ここは薄型のモンキースパナで代用します。

しかし、長年の使用でさび付いて固着している場合は、自転車屋さんにお願いすることも覚悟しておいてください。

両側のカップを外したら、軸が抜けますので、軸長を測って、新しいBB購入時の参考にしてください。

カードリッジ式BBの交換方法

最後に、カートリッジ式BBの交換方法をご紹介しますが、交換には、専用工具と固着防止のグリスが必要です。

【バイクハンド:YC-26BB-2 カートリッジBB工具】参考価格:¥1,000

【AZ(エーゼット):BGR-003 自転車用グリス マルチパーパス15g】参考価格:¥300

グリスをBB全体に塗りこんでから、上記の工具を使ってBBを取り付けます。

その際ですが、ネジを締める方向に注意してください。
左側は正ネジなので、左に回して締め込んでいきます。

ところが、右側は逆ねじなので、右に回して締めこみます。

今回、ご紹介した自転車(ママチャリ)のクランク交換には、様々な専用工具が必要となります。

持っていない方も多いと思いますので、用意することになりますが、おそらく全部揃えると3,500~4,000円くらいになります。

これなら、もしかすると、自転車屋さんに頼むほうが、安く上がる可能性があります。

ただ、パーツもそのお店で買わなければ、もっと工賃が高くなったりしますので、確認してから行ってください。

クランクは酷使されています!

今回は、自転車のクランクを交換することを考えてみました。

クランクは、自転車の中で最も酷使されるパーツのひとつです。

そのため、交換が必要な場合も当然、出てくるものです。

また、ボトムブラケット抜きでは、クランクは自転車のパーツとして成立しませんので、交換は同時に行うのが賢明です。

あとは、自力で行うかお店に頼むかですが、作業自体はそこまで難しくないので、あとは費用しだいですね。

 - 自転車全般