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スプロケット交換時にチェーンも交換しなければいけないの?

2018.1.15

リアギアの歯車であるスプロケットを交換するときに、それに掛かっているチェーンも交換する場合があります。

それは、チェーンにも対応するギア数によって、違いがあるからです。

そこで今回は、少し複雑なスプロケットとチェーンの関係をまとめてみましょう。

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スプロケットの交換時にはチェーンも交換する

スプロケットはリアギアの歯車のことで、多段化されているスポーツ自転車には、その歯車が何枚も重なり合っています。

スプロケットは、リアホイールのハブに装着されているフリーボディの外側に取り付けます。

その姿がカセットテープをラジカセに入れた状態に似ているので、カセットスプロケットとも呼ばれています。

装着されているスプロケの枚数によって、リアの変速段数が決まってきます。

一般的なロードバイクは8枚~11枚の歯車が付いていますので、リア8速~11速となります。

個々の歯車の違いは付いている歯の数であり、歯数の多いものから順番に、内から外に向かって取り付けられています。

よって、一番外側に一番小さな歯車がくるように並んでいます。

リアは歯数の少ないスプロケほど重いギアで、ペダルを漕ぐのに力を擁しますが、その分、速いスピードが出せます。

一方、歯数の多いスプロケは軽いギアで、さほど力を込めずにペダルを漕げますが、スピードは出ません。

また、変速段数を増やす(減らす)ためのスプロケ交換は、よく行われるカスタマイズです。
ただその際に、チェーンも交換する必要があることを知らない人も、結構多いと聞いています。

チェーンの交換だけでは済まない!

ロードバイクを購入するときに、10万円以下のいわゆるエントリーモデルを選んだとすると、大抵の場合、リアギアは8速か9速です。

また、エントリーモデルは、初心者向けに軽いギアを装備しています。

8~9枚の少ない枚数の中で軽いギアを優先するということは、当然ながら、どこかにしわ寄せがきます。

例えば、シマノの8速スプロケットの例を見てみると、11-32Tという歯数構成は

11-13-15-18-21-24-28-32となります。

28と32は慣れてくれば、相当キツイ勾配の登り坂くらいしか、用途がないような軽いギアです。

しかし、そこに2枚用意してあるので、しわ寄せが15Tから先のギアにきており、3ないし4つ飛んでしまっています。

この飛んでいる部分がないことで、細かいスピードコントロールが難しくなります。

また、隣同士のギアが離れているので、ガクッと激しい感じの変速になってしまいます。
これが、スプロケを交換したくなる、主な理由ですね。

しかし、これが一筋縄でいかないのが、スポーツ自転車の難しいところです。

スプロケの交換は、直接関係するディレイラーや、チェーンだけの交換では留まりません。

ホイールも可能性がありますし、STIレバーは、ほぼ交換です。

また、一見全く関係無いと思われるクランクまで、交換しなくてはならない可能性が出てくるのです。

スプロケット交換に伴うカスタマイズ

変速段数の変更を求めて、スプロケットの交換を希望すると、それに付随して、大がかりなカスタマイズになってしまうことが多々あります。

そこで、ここでは、具体的に何が必要なのかを説明していきます。

今回は8・9速のロードバイクを、10速以上にすることを前提として、話を進めます。

まずは、10速にするのであれば、ホイールはそのままで大丈夫です。
11速になると、ホイールに適合しない可能性が浮上するので、確認が必要です。

スプロケを外し、ハブのフリーボディが11速用かどうか確認します。

11速用であれば問題なし、8・9/10速用であると、そのままでは11速化できません。

この問題を掘り下げていくと、ひとつの記事が完成してしまうくらい字数が必要です。
そのため、今回は11速に対応できるホイールだったと、仮定させてください。

次はチェーンですが、10速用も11速用も、8・9速用とは外幅が違いますので、確実に交換です。

また、もしスプロケの歯数構成を変えると、最適な長さが今までと変わるので、微調整も必要になります。

STIレバー・リアディレイラー・チェーンの交換は必須

スプロケットの交換に伴うカスタマイズを説明していますが、次はスプロケを実際に動かしている、リアディレイラーとSTIレバー(シフト、ブレーキ一体型のレバー)です。

リアディレイラーとSTIレバーは、ワイヤーで繋がっています。

STIレバーを操作するとワイヤーがディレイラーを動かし、ディレイラーがチェーンを次のギアに移動させるのが、スポーツ自転車の変速の仕組みです。

STIレバーのワイヤーの引き量は変速数によって違い、ディレイラーは稼働範囲が変わります。

例えば、8速用のSTIレバーとディレイラーで10速のスプロケを操作することは、私は経験がありませんが、理論上は可能です。

しかし、ワイヤーの引き量が違うので、スムーズに変速させることができませんし、まともに動くかどうかも疑わしいです。

そのため、スプロケ・チェーン・リアディレイラー・STIレバーは、同じ変速数に統一するのが望ましいことになります。

スプロケットは歯数構成も見直せる

スプロケットは交換時に変速数を変えると共に、歯数構成も見直すことができます。

先ほど例に挙げた、最大32Tのスプロケは軽すぎると思えば、最大歯数を25Tか23Tくらいにして、中間のギアを充実させるのが良いでしょう。

ですが、そこは個人の用途によっても違ってきます。

注意しなければいけないのは、歯数構成によって、それを操作するリアディレイラーの種類が違ってくることです。

多段化されているスポーツ自転車のチェーンは、フロントとリアの最大同士のギアを入れたときの長さになっています。

そのため、ギアの組み合わせによっては、チェーンがたるんでしまいます。

それをリアディレイラーに付いているプーリーという歯車が、常にチェーンを引っ張ってたるまないようにしています。

しかし、あまりにもその差が大きいと、通常のディレイラーでは巻き取ったチェーンを吸収しきれません。

そこで、チェーンを吸収させるために、2つあるプーリーの間隔を広くする必要があります。

通常のディレイラーはショートゲージ(SS)、プーリーの間隔を広げたものはロングゲージ(GS)と呼ばれています。

フロントのチェーンリングの歯数の差と、リアのスプロケの最大と最小の歯数差を足したものが、リアディレイラーのトータルキャパシティになります。

このトータルキャパシティ内であれば、正常に作動するということですから、これを基準に選んでください。

フロント変速は現行のまま行ってみる

ここまで、スプロケットの交換に伴って、行わなければいけないカスタマイズをご紹介してきました。

もうひとつ付け加えると、チェーンを交換しますので、直接当たる部分のチェーンリングとフロントディレイラーも、無関係ではありません。

しかし、現在9速用のチェーンを使用している場合は10速・11速用と内幅が一緒なので、フロントの変速は、そのままで作動させられるはずです。

ただ、メーカーは互換性を保証していませんので、しっかりと変速できるかどうかは分かりません。

ここまでカスタマイズしてくると、費用もかさんできますので、フロント変速は手を付けたくないと考えても不思議ありません。

ですから、とりあえず現行のまま使用してみて、どうしてもダメなら、交換ということにしておきましょう。

あとは、チェーンの長さを調整する必要があります。

これはリアディレイラーを購入すると、説明書に記載されています。

また、シマノのホームページにもPDFでマニュアルが掲載されていますので、参考にしてください。

リア変速のカスタムは一気に行うのが基本

今回はスプロケットの交換に端を発する、リア変速のカスタマイズをご紹介しました。

いくつものパーツが連動しているので、どこか1ヶ所だけというわけにいかないのが難しいところです。

そのため、ある程度覚悟を持って、一気に行うということを覚えておいてください。

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