シマノのコンポーネントで9速のロードを11速化する

初めて買ったロードバイクがリア9速(8速)だったけど、慣れてきたから10速・11速にしたい。

誰もが、このような願望を持つのがロードバイクの魔性の魅力と言いますか、ロード乗りの性と言っても良いかもしれません。

ロード用のコンポーネントと言えば、世界のシマノですが、8速~11速までパーツが揃っています。

そこで今回は8速・9速のロードをシマノのコンポを使って、10速・11速にカスタマイズするお話をしたいと思います。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

ロードバイクの乗り方で変える?ハンドルの角度調整の方法!

みなさんは、ロードバイクに乗る時、姿勢を気にしたことがありますか?実は、走る目的に合わせて姿...

スペシャライズドのサドルを価格だけで決めてよいのか?

スポーツバイクの中でも特にロードバイクは、中々自分に合ったサドルに出会うのが難しいので、悩みを抱...

自転車のブレーキシューを交換しよう!100均に売っている?

みなさんは自転車のブレーキシューを知っていますか?ブレーキシューはブレーキの要です。...

メリダのフレームにはサイズあり!最適なフレームサイズは?

自転車のフレームには、乗る人に合わせてさまざまなサイズが展開されています。自分に合ったフレー...

自分で出来る!自転車のギアの修理の手順

自転車に長く乗っていると、ギアの調子が悪くなってくることがありますよね。そして、悪化すると、...

自転車のブレーキ調整方法をトラブル別で紹介!後輪に注目

自転車には、さまざまなブレーキが使用されており、ブレーキの種類によって調整方法が異なります。...

自転車に電球を取り付けよう!ledライトのおすすめは?

自転車で、ロードバイクやクロスバイクにはもともとライトは取り付いていません。そのため、ライト...

ラレーのロードバイク、「crf」「crn」どちらを選ぶ?!

ラレーといったら、クラシカルイメージの自転車も数多く、伝統のあるメーカーです。ラレーの人気モ...

コスパに優れる台湾メーカー!メリダとジャイアント価格比較

メリダとジャイアントは、低価格ながらも優れた性能のロードバイクを販売しています。では、そのコス...

シマノでも別格のデュラエースクランクを徹底分析!

ロードバイクにおいて動力の要とも言えるクランクは、ビジュアル面からもコンポの「顔」と評されること...

道路の路肩と路側帯の違いって何?2つの見分け方もご紹介!

普段の生活で道路を通ることは多くありますが、道路の端まで意識することはあまりありませんよね。...

メリダ・スクルトゥーラ700がインプレで高評価を受ける理由

初めてロードバイクを購入する場合、筆者が相談を受けるのは20万円前後の予算であるケースが多いです...

自転車のギア、正しい使い方とは?コツはあるのか?

自転車の中でも特に、クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車にはギアがたくさんついていますよね...

ツールド日光に参加したい!2016年の「山岳チャレンジ日光」

9月はまだ暑さが残りますが、スポーツの秋の始まりです!細いタイヤの相棒と、走りたくなってきますよ...

子供用自転車を分解!フレーム塗装で綺麗にリメイク!

子供がいると、三輪車から自転車に乗り換える時期がきます。子供用でも自転車って結構痛い出費とな...

スポンサーリンク

シマノの8速や9速のコンポを使用していると11速にしたくなる!

ロードバイクのエントリーモデルに搭載されていることが多いのが、シマノのロード用コンポの中でもリア8速のCLARIS(クラリス)、9速のSORA(ソラ)です。

ともに基本的なロードバイクの性能を引き出すには、何の落ち度もないコンポなのですが、上には上がいるのを知ってしまうと見劣りしてくるので、10速・11速とグレードを上げたくなってしまうのです。

正直、ブレーキだけは少し貧弱さを感じますが、これも上を知ってからの話であり、聞いたこともないようなメーカーのブレーキに比べれば素晴らしいものです。

しかも、コンポはロードの要であるスピードを左右する度合いが、フレームやホイールと比べて低いので、違いが分かりづらいです。

細かく見ていけば、その違いが明らかになってくるのですが、体感からするとホイールやタイヤを変えたときの方が、ガツンと伝わってきます。

もちろん、それですと今回の話がここで終わるので、コンポを換装するメリットも、順を追って説明していきたいと思います。

シマノのコンポの違い

シマノの中で、8速のクラリスや9速のソラは決して悪いコンポではないですが、価格を抑える必要がある車種に搭載されていることも事実です。

では、上位のグレードと、どこが違うのかと言えば、まずは重量です。

シマノのロード用コンポのハイエンドモデルであるデュラエース(11速)は、クラリスに比べ、フルセットで約1kg軽いです。

たかが1kgと思うかもしれませんが、ロードバイクは数十グラム単位で軽量化を図るほど、重量に敏感な乗り物なので、1,000g(1kg)はとてつもなく大きい差なのです。

そして、この1kgの差は、何と約20万円の価格差にもなっています。

余談ですが、デュラエースのフルで組んでいる完成車の値段はGIANT(ジャイアント)で60万円が最低価格ですし、Bianchi(ビアンキ)に至っては100万円以上の車種にしかありません。

これは極端すぎる例ですし、もちろん重量だけが価格の差ではありませんが、ロードバイクってそんな世界なんです。

そのため、コンポは一式の換装というよりは、徐々にパーツをカスタマイズしていくのが、現実的だと思います。

9速からの11速化のカギはハブにあり

今回の本題である8速・9速のロードを11速化する話になりますが、できるかどうかのカギは、後輪のハブにあります。

ハブのフリーボディーと言われる部分に、リアのギアであるカセットスプロケットを取り付けますが、8速・9速用のフリーボディに、11速のカセットスプロケットは取り付けられません。

現在、流通しているホイールは、原則8速~11速まで全てに対応できます。

しかし以前のものであれば、対応していない可能性もありますので、そうなると11速化には、まずホイールの交換が必要になります。

ホイールはロードバイクのスピードに大きく関わる部分なので、真っ先にカスタマイズしたいパーツのひとつです。

しかし、ホイールは高価なものもあるので、交換して11速化を図るとなると、その他のパーツも含めて完成車の価格にかなり近付いてしまいます。

そうなると、いっそのこと完成車を買い替えた方が良いということになります。

そのため、今回、ホイールはシマノの11速に対応している前提で、話を進めたいと思います。

9速と11速のカセットスプロケットの違い

まず、上記の条件をクリアしていれば、カセットスプロケット(以下カセット)を選ぶことになります。

カセットのポイントは歯数で、8速・9速から11速にする場合は、軽いギアを多く持つか中間のギアを充実させるかによって、選ぶカセットが違ってきます。

あくまでも一般的にですが、ロードバイクで最も多く使われるのは、15T~18Tくらいまでの中間のギアです。

中間のギアをなるべく歯抜けにならないように連続にして、細かいギアチェンジに対応するようにしたければ、おすすめは11(12)-25T辺りになります。

しかし、これは個人的な用途によっても違いはあります。

本格的なヒルクライムに挑戦することになれば、もっと軽いギアが必要ですから、28T、32Tにしていかなければいけません。

そうなると、重いギアを捨てて14-28T(32)辺りにするか、中間のギアがとびとびで良ければ、11-28T(32)ということになります。

現在、シマノのコンポで11速対応は105・アルテグラ・デュラエースの3種類です。

通販サイトなどでは、新旧モデルが混在しているので分かりづらいですが、品番が5800・6800・8000・9000・9100であれば、間違いなく11速のカセットになります。

シマノの11速コンポパーツ

カセットが決まったら、あとは流れで、次々と交換することになります。

まず、変速機を操作するシフター、シマノの場合はSTIレバーが交換になります。
これも、上記の品番で11速対応のものを選んでください。

次はクランクセットです。

厳密に言えば、クランクの先に付いているフロントギアであるチェーンリングを交換すれば良いのですが、互換性が分からないので、クランクごと交換してしまった方が良いです。

ロードバイクの場合、フロントは2速ですから、2枚しか歯車がありません。

そのため、リアほど選択肢はなく、ノーマルクランクで53-39T、コンパクトクランクで50-34T、大体はこのどちらかを選ぶことになります。

フロントはリアと反対で、歯数の多い方が重いギアになります。

よりギアを重くしてスピードが出したければ、ノーマルクランクになりますが、市街地などを走るぶんには、どちらもそれほど変わりません。

ちなみに、今のロードの主流は、コンパクトクランクになりつつあります。

また、チェーンリングを操作するフロントディレイラーは9速も11速も理論上は同じですが、やはり正常に作動するか微妙ですので、交換した方が賢明です。

9速から11速化への費用~シマノコンポのグレード別比較

さて、あとは後ろ側のギアを操作するリアディレイラーですが、11速対応は上記の型番なら大丈夫です。

ただリアディレイラーには2種類あって、カセットの最軽ギアが28TまでならSS(ショートゲージ)、それ以上ならGS(ロングゲージ)のものを選択してください。

そして、最後にチェーンを変えなければいけません。

8・9速用と11速用では幅が違うので、必ず交換が必要です。
これで11速化は図れるわけですが、気になるのは費用ですよね。

シマノのコンポ105(5800)とアルテグラ(6800)で、それぞれ比べてみたいと思います。
(価格は2017年8月アマゾン調べ)

        105       アルテグラ

STIレバー   ¥17,000      ¥27,000
Fディレイラー ¥3,000    ¥3,500
Rディレイラー     ¥4,000       ¥6,500
カセットスプロケット ¥4,000 ¥6,500
クランクセット ¥12,000      ¥20,000
チェーン ¥2,500       ¥3,500

計         ¥42,500¥67,000

あくまでも目安ですが、このようになります。

アルテグラに関しては2017年にモデルチェンジされ、6800系がひと昔前のモデルになったので、今後もう少し価格が下がってくる可能性はあります。

11速化する意味

今回は、リア8速・9速のロードバイクを11速化するカスタマイズについてお話しました。

費用対効果まで検証できなかったのが残念でしたが、ギアが増えるというのは、それだけ微妙なスピードの変化が付けられるということなので、ますますロードの楽しさを体感できると思います。

また最軽ギアを増やせば、きつくなったときにもう1、2枚軽くできるという安心感にも繋がりますので、頻繁に坂を登るなんて人は、11速化する意味が大きいです。