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高校ロードレース頂上決戦!インターハイの内容とそのルール

2017.6.20

近年、日本での自転車ロードレースの人気が上昇しており、街中でもロードバイクに乗る方をよく見かけるようになりました。

その要因の一つとして挙げられるのは、「弱虫ペダル」を始めとした自転車を題材とした漫画のヒットにあると考えてます。

この弱虫ペダルという作品は高校総体、いわゆる「インターハイ」を舞台にした物語となっています。

しかし、漫画内のインターハイルールと実際のルールは少し違ったりもします。

さらにインターハイは、ロードレースのみならず「トラックレース」もあるのです。

実際に高校の自転車競技の最高峰レース、インターハイはどのように行われているのでしょうか?

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ロードレースって何日間で行うの?インターハイロードレース王者はこうして決まる!

自転車ロードレースの大会で、一番多くの方に認知されているのは、「ツール・ド・フランス」かと思います。

世界中で放送され、ヨーロッパなどではサッカーに並んで熱狂的な人気があり、たくさんの観客の中を選手が走ります。

ツール・ド・フランスの形式としては、21日間かけて3000Kmを走破する「ステージレース」と言われるレース形式となります。

このステージレースでは、一日ごとにゴールしたタイムの合計タイムが一番早かった人が総合優勝となります。
また、インターハイを題材にした「弱虫ペダル」でも3日間のステージレース(漫画内では最終日に1位でゴールした人が優勝という架空のルール)で行われています。

では実際、インターハイはどのようにして行われているのでしょうか。

●インターハイのロードレースは1日で終了!

その日に1番強かった選手が高校生の頂点となる非常にシンプルなルールとなっています。
漫画からインターハイを知った方は少し違和感があるかと思います。

これはワンデーレースと呼ばれる形式となります。
ワンデーレースに関してはとてもシンプルで、1着でゴールした人が優勝であり、一発勝負のレースです。

現在、インターハイのみならず日本のプロのレースでもワンデーレースが主流です。

日本のロードレースの最高峰、Jプロツアーは月に数回ワンデーレースを行い、着順で選手にポイントが加算され、シーズンを通してポイントが多い選手が総合優勝といったルールです。

インターハイではその日1日しかないため、実力はもちろん、運も味方に付けた選手が高校生の頂点に立つという事になるのです。

ロードレースだけ?実は10種目も!インターハイにおける自転車競技種目

インターハイの自転車競技には、ロードレース以外にも実際には様々な種目があるのです。

まず、大きな分類をご説明します。

・バンクと呼ばれる、いわゆる競輪場を使う「トラックレース」
・公道やサーキットで行う「ロードレース」

この2つに分類されます。

それでは、もう少し詳しく種目についてご紹介していきましょう。

まずは、トラック競技の種目です。
トラック競技は個人競技と団体競技、合わせて9つの種目があります。

・1Kmタイムトライアル
・3Kmインディヴィデュアルパーシュート
・4Km速度競争
・スプリント
・ケイリン
・スクラッチ
・ポイントレース
・4Kmチーム・パーシュート
・チームスプリント

トラック種目だけでも様々な種類がありますね。
もちろん種目に応じたルールも存在します。

主に、短距離を得意とする選手「スプリンター」が活躍できる競技が多いですが、24Kmで争うポイントレース、8Kmのスクラッチなどの中距離種目もあります。

続いて、ロード競技の種目をご説明します。

・個人ロードレース

この1つのみです。

数年前までは、個人タイムトライアルもありましたが、今は個人ロードレースのみとなっています。
インターハイは4日間あり、トラックが最初の3日間、ロードレースが最終日という日程です。

ロードレースの競技ルール。チーム戦?個人戦?インターハイ編

一概にインターハイの自転車競技といっても、上記でご紹介したようにさまざまな種目があり、各々にルールが存在します。

トラックレースまで事細かく書いていくとすごいページ数になるので割愛しますが、ロードレースに関して少し触れてみたいと思います。

まず出場に関しては、漫画のようにチーム単位ではなく、各地区のインターハイ予選を勝ち抜いた個人単位でのエントリーとなります。

という事は、学校内で1人しか出れない高校もあれば、2〜3人出れる高校もあるということです。

ルールブックによると、「個人ロードレースは各都道府県選出枠1名と、ブロック選出枠として割り当てられた人数が参加できる。1校の出場枠は3名とする。」とあります。

ブロック選出枠というのは、東北地方や関東地方などのくくりです。

インターハイは同一選手がトラックとロードどちらも出場権があれば出場可能なので、トラックとロード両方に出れる強者もいます。

プロレースとの違いと言えば、プロのレースは各チーム6〜8名でその中の1人のエースを勝たせるという戦い方をしますが、インターハイに関しては個人の力や順応力が重要となる場合が多いです。

こうしたワンデーレースは1着でゴールした人が優勝となるため、非常にシンプルです。

その他大きなルールとしては、「全ての競技者は補給の飲食料、部品の提供、交換の協力をする事ができたり、同一チーム内であればタイヤや自転車の交換もできます。」となっています。

その他、コースレイアウトにもよりますが失格対象もあります。
関門があり、「先頭集団から制限時間以上遅れた場合は失格」というルールです。

それなりにチームプレイもできるルールですが、やはり個人的な能力においての勝負と言えるでしょう。

インターハイは走り方以外に機材にもジュニア独自のルールが?

先ほど簡単にロードレースの競技ルールについてご紹介しましたが、インターハイを始め高校生のレースには機材に関するルールも存在します。

乗っているロードバイク本体に関してはプロと同様の物が使用できますが、ギヤ比だけは通称ジュニアギアと呼ばれる規定が設けられているのです。

では、そのジュニアギアのご説明をしていきます。

ジュニアの選手が使用するギアの最大は、「ペダルを1回転させた際に7.93m進むものまで」という決まりになっています。

ロードバイクにはフロントギアとリアギアがありますが、歯数にすると「フロント52Tならリアは14Tまで。53Tなら15Tまで」というようになります。

近年だと、ワイドリムの流行もありタイヤ幅が広い物も増えたので一概には言えませんが、ルールブック上はこのような規定となっています。

理由としては、成長期にプロのような重いギアをガシガシ踏むのは将来的な故障等のリスク管理の観点からこのように定められています。

ロードレースにはルール以外にもマナーが存在する!?

インターハイのみならず、ロードレースには紳士協定とも言われるマナーが所々存在します。

一番選手がやられて腹が立つのが、「付き位置」と呼ばれる行為でしょう。

それはなにか?と言いますと、自転車競技は常に風との戦いがあります。
時速40Km〜50Kmで走行する際、先頭にいる選手は相当な風圧を受けて走ります。

そのため、レース中は「先頭交代」といって、順番に交代をして先頭に立ってレースを進行させていくのが常となっているのです。

その交代をせず、後ろに付きっきりで楽をしている選手を、付き位置と言ったりします。

自転車はドラフティング効果で、前に誰かがいるだけで7割ぐらいの力で走れてしまいます。

決して先頭交代は絶対守らねばならないルールではありません。
しかし、暗黙の了解として、マナーとして決まりごとのように存在するのです。

プロレースともなると紳士協定はまだまだ存在します。

少々長くなるので割愛しますが、こうしたルールには無いけれど守るのが常といったスポーツはあまり無いのではないでしょうか。

こういった目線で見てみるのもまた面白い要素になってきます。

ロードレースの奥深さ。インターハイ王者が常に最強という訳ではない

全国高校総体、通称インターハイ。

高校生の王者を決めるレースである事は言うまでもないのですが、インターハイを優勝した選手はどんなレースでも毎回優勝するのでしょうか。

もちろん、優勝するほどの実力ある選手は勝率でいえば高いのは間違いありません。
しかし、コースやレース中の状況、それにアシストがいる、いないで大きく変わるのがロードレースなのです。
実際良くある話で、実力的にノーマークの選手が、タイミングよく集団から逃げたらそのまま逃げ切りで優勝!なんて事もよくあるのです。

ロードレースは勝敗はシンプルでも、そこに至るまでに様々な駆け引きと人間模様があるのです。

その日のコンディション、気候、コース等すべてを自分の物にしてルールやマナーをきちんと守り1番早くゴールした選手が初めて栄冠を手にする事ができ、そして讃えられるのです。

ロードレースに見るインターハイ

これまでインターハイの自転車ロードレース競技についてお話させて頂きました。

大まかにルール含めご説明しましたが、規則のもと選手たちは高校生王者の称号を勝ち取るため、日々練習に励んでいます。

ロードレース始め、自転車競技はまだまだマイナースポーツです。

しかし、奥深いスポーツで、非常に楽しい競技あることをほんの少しでも知ってもらえたら幸いです。

お近くでインターハイやレースが開催される際は足を運んでみてはいかがでしょうか?

あなたの応援が選手の力になるはずです。

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