最近では、ロードバイクなどのカスタマイズが盛んに行われるようになりました。
ネットオークションなどで自転車のタイヤをヤマト便の着払いをする時の方法と、注意点とは何でしょうか?
トラブルになりやすいケースも含めて、パーツの発送方法を改めて検証してみましょう。
ネット通販でタイヤを購入する時の発送方法とは?
昨今、ロードバイクなどを自分でカスタマイズする人が増えています。
自転車の車体は専門店などで見て、購入する人がほとんどですが、カスタマイズするためのパーツはネット通販などを利用する人も多いですね。
その理由として、一般の自転車店では揃わないパーツであったり、ネット通販の方がかなり安い金額で出ていることがあるからでしょう。
特に自転車のタイヤは実店舗ではなかなか安くはならないのですが、ネット通販ではかなり割引率が高いものもあります。
しかし、ネット通販でタイヤを購入する場合、どのように運搬されるのでしょうか?
ネット通販によって異なることもありますが、タイヤを購入した場合、ヤマト便の着払いで受け取ることができるところもあります。
ただし、Amazonなど大型のネットショップの場合は、送料無料の場合も多いので、一度確認してみると良いでしょう。
タイヤの発送方法は?ヤマト便とヤマト宅急便の違い
ヤマト宅急便が行っている荷物の発送方法には、二つの形があります。
一般的に良く知られているのは「ヤマト宅急便」ですが、実はこの他に「ヤマト便」というものがあります。
「宅急便」は、荷物の三辺の長さの合計が160㎝以内で、重量が25㎏までと決まっています。
それ以上に大きいものや重いものが「ヤマト便」という形で発送されます。
自転車のタイヤなどはこれに該当すると考えられます。
「ヤマト宅急便」と「ヤマト便」では当然ながら配達料金も違ってきますし、荷物の保障においても違いがあります。
「ヤマト宅急便」の場合は、荷物の大きさや重量、そして配達エリアによって金額が算出されますが、「ヤマト便」の料金の算出方法は少し複雑です。
「ヤマト便」も総重量と配達エリアで金額が変わりますが、重量の測り方に特徴があります。
まず、①「実際に測った」⇒ 実重量を出します。
次に②「容積換算式」(縦:メートル × 横:メートル × 高さ:メートル × 280)⇒ 容積換算重量(㎏)を計るのですが、この①と②で大きい方が重量となります。
その重量と配達エリアで料金が確定しますが、ヤマト運輸のホームページに30㎏から180㎏までの料金表が掲載されているので、確認しておくと良いでしょう。
なお、180㎏以上はヤマト運輸に問い合わせることになります。
着払いに設定して、送料を加算した金額がこれでわかるはずです。
タイヤをヤマト便の着払いで送る方法は?
ヤマト便でタイヤを着払いで送る方法は、元払いとは違う方法になります。
ヤマト便は宅急便とは違うサービスであることは前述した通りですが宅急便と違って、ヤマト便は元払いでも着払いでもコンビニから送ることはできません。
ヤマト便は自転車のタイヤなど宅急便の規格外のものを送るサービスですが、この発送する荷物はヤマト運輸の営業所に持ち込むか、自宅まで取りに来てもらう必要があります。
自宅に来てもらう集荷も無料で利用できるので、特に重たいタイヤなどは集荷をお願いすることがお勧めです。
しかし、この場合も、営業所に持ち込む場合も荷物の梱包は自分でしなければなりません。
そのため、自転車のタイヤのように特殊な形の場合は、あらかじめ自転車店からタイヤの入っていた段ボールなどをもらっておくなどの準備が必要です。
タイヤがすっぽりと入る段ボールに入れ、隙間には新聞紙や梱包材を使って、動かないように固定するようにしましょう。
梱包を終えたら、ヤマトのドライバーさんに集荷に来てもらい、ヤマト便の着払い伝票を発行してもらい、そこに情報を記載する流れになります。
ヤマト便でタイヤを着払いで発送する際の注意点
ヤマト便の着払いの際に注意することがあるので、そのことを記載しておきましょう。
送料は荷物を受け取る人が支払いますが、運送保険は荷物を送る人が支払わなければならないのです。
ネットオークションでタイヤを売った場合などで運送保険をかけてもらいたい場合は、落札者に商品代金と共に保険料の支払いの了承を取るなどの対策が必要です。
ネットオークションの良い点は、自分が欲しかったものを安く手に入れられることですが、まれに運搬中に荷物が破損していたり傷がついていたなどのトラブルが発生しているようです。
その傷の原因が送り主にあるのか、運送会社にあるのかで問題となることがありますが、そのためにも運送保険は必要不可欠だと言われています。
通常の宅急便の場合には30万までの保障はもともと付いていますが、ヤマト便の場合は任意の加入となっているので、トラブルを回避するためにも加入はしておいた方が無難でしょう。
ヤマト便では、対象荷物の補償金額1万円につき10円となっており、最低金額が50円からとなっています。
タイヤなどは傷がついたり、ホイールが歪んだりすると使用できなくなる可能性が高いので、運送保険は必ずかけましょう。
着払いでヤマト便以外でのタイヤ運搬方法は?
ヤマト便以外でタイヤを発送しようと考えるのであれば、同じ宅配業者の佐川急便のことも知っておきましょう。
佐川急便はどちらかというと個人契約よりも法人契約の方が多いのですが、もちろん個人で配達を依頼することもできます。
佐川急便を使う場合は、佐川ラージサイズ宅急便を利用することになります。
サイズ設定も細かく分かれていますが、ヤマト宅急便扱いの方が少しだけ安くなるようです。
東京、大阪間で計算した場合、160㎝以内の荷物で1.944円となっていて、170㎝以内は2.484円です。
また、ヤマト便の場合は営業所に持ち込んだ場合は割引がありますが、佐川急便には割引がありません。
しかし、集荷は無料で行っているので、集荷をお願いした方が良いですね。
また、着払いも可能ですが、着払いの場合は現金のみの支払い方法となります。
もうひとつ郵便局のゆうパックでも、発送は可能です。
ゆうパックの場合は、縦、横、高さの3辺の合計が170㎝まで送ることができます。
タイヤを送る場合は、梱包サイズが3辺で165㎝以内に収まるので、発送は可能ですね。
ゆうパックの場合は東京、大阪間で2.250円となります。
自転車のタイヤを着払いで送るにはヤマト便がお勧め!
自転車のタイヤを発送するには、ヤマト便、佐川ラージサイズ宅急便、ゆうパックなどの方法がありますが、ヤマト便の着払いがお勧めです。
ヤマトの通常の宅急便や佐川急便の佐川ラージサイズ宅急便とゆうパックは、通常で発送しても30万までの保障はついています。
これは、商品が発送途中で破損したり、傷ついた場合に保障されるというものですが、実際に保障が履行されるのにはなかなか条件が厳しいのが現実です。
荷物が発送中に破損したかどうかを明確にする方法が確実にはないからでしょう。
外側の梱包自体が破損していたらともかく、段ボールが少しへこんでいたり、かすり傷があるくらいではもともとの状態が完全であったことを証明できないからだと言われています。
そのことで運送会社とトラブルになるケースも少なくないと聞きます。
これに比べて、ヤマト便の場合は任意で運送保険をつけますので、それなりの価値があるとされています。
その理由は、ヤマト便での破損などのトラブルが発生した場合、ヤマトが保険会社に持ち込んで保険会社で審査をすることになるからです。
その上で保険会社での判断となるので、納得できる回答が得られる場合が多いようです。
せっかくの荷物を相手側に気持ちよく受け取ってもらうためには、運送保険をかけるヤマト便を利用することをお勧めします。
タイヤの発送は安心のヤマト便の着払いで対応
ネットオークションでせっかく落札してもらったタイヤなので、安心して相手側に送りたいものですね。
宅配便の様々なトラブルを聞いていると、任意の運送保険をかけるヤマト便がお勧めでしょう。
自分が購入する立場になることもあるはずなので、安心な発送方法を知っておく必要がありますね。