子供用自転車を分解!フレーム塗装で綺麗にリメイク!

子供がいると、三輪車から自転車に乗り換える時期がきます。

子供用でも自転車って結構痛い出費となりませんか?

そんな時、知り合いから要らなくなった自転車や、上の子のお下がりなどで済ませようと考える方もいるでしょう。

しかし、フレームにサビがあったり、塗装が剥がれていたりなどで見た目が残念なんてこともあるのではないでしょうか。

そこで今回は、意外と簡単にできる、子供用自転車の分解や、フレーム塗装によるリメイクの方法についてご紹介していきます。

まずは子供用自転車を分解してみよう!装飾〜後輪

初めて、子供用自転車の分解を行う方は、最後に組み立てる方法がわからなくなる場合がありますので、事前に動画、または写真などで撮影しながら行うのがオススメです。

まず初めに、埃などを拭き取っていきましょう。
拭き取りが終わったら、小物から外していきます。

サドルや反射板、カゴなどをドライバーやスパナを使って外していきます。

外し終えたら、次は後輪です。
後輪のナットのサイズは8mmと9mmの場合がありますので、それぞれに合う工具を使っていきましょう。

次に、ドラムブレーキと、ブレーキワイヤーの固定を外していきます。
この際にボックスレンチがあると、より簡単に外すことができます。

無くても外せますので、用意できる時は用意しましょう。

次に、ブレーキワイヤーのインナーキャップごと、全て抜き取りましょう。
この際に、ワイヤーで怪我しないように注意が必要です。

これで、固定がバラバラに外れます。

また、ボルトを緩めていくと、チェーンも緩んできます。
チェーンを、フロントギアから外していきましょう。

フロントギアから外したら、後輪に触れないようにずらしてください。
これで後輪を固定するものはなくなりますので、車輪を後ろに引くと簡単に外れます。

子供用自転車を分解してみよう!前輪〜クランク

次は前輪を外していきましょう。
前輪のブレーキ機構ごと外していきます。

車軸部分にあるナットを覆ってるキャップを、マイナスドライバーなどで隙間に差し込み外し、それからキャップの下にあるナットを外していきましょう。

この際に、ソケットレンチを使います。
ソケットレンチは、100円ショップなどでも購入できますので、お近くのお店で探してみましょう。

ナットを外し終えたら、後輪と同じ要領で前輪を外していきます。

次にクランクです。
クランクを外すには、専用工具の「コッタレス抜き」というものが必要ですので、事前に用意しましょう。

まずは、キャップの下にある14mmナットを外していきます。

そして、クランクにコッタレス抜きをねじ込みます。
ねじ込んだら、クランクが回らないように支えながら、レンチで時計回りに外していきましょう。

外し終えたらチェーンも外します。

これで、子供用自転車の分解は終わりです。

子供用自転車のフレームをリセット!剥離〜下地の手順

分解の次は、塗料の剥離です。

事前に準備する物は下記の通りです。

・剥離剤
・サンドペーパー
・脱脂剤
・ブラサフ
・アクリルカラー
・ウレタン系のクリア
・コンパウンド

まずは、もう1度パーツを全て外せているか確認しましょう。
フレームだけの状態になっていたら準備完了です。

準備を終えたら作業していきます。

初めに、塗料を剥離剤で、綺麗に取り除いていきましょう。
最終的に綺麗に仕上げるために、丁寧に取り除きます。

次に、サンドペーパーで金属部分のサビを取り除いていきます。
サビを取ることにより、塗料が付きやすくなります。

また、ボコボコした所などを平にしていくと仕上がりが良くなります。
サンドペーパーだけではなく、パテなどがあれば、デコボコした場所を平に補修するとさらに良いです。

また、サンダーなどがあれば、もっと簡単に早くできますので、持っている方はそちらの方がオススメです。

サンドペーパーをかけ終えたら、脱脂剤で、油分を取り除いていきましょう。

しっかりと取り除いたら、ブラサフなどの下塗り剤を塗っていきます。
この際に、20分間隔で2回塗っていきます。

20分間乾燥させたら、もう一度ブラサフを塗って20分間乾燥させるといった手順です。
また、乾燥させてる間に、色をつけたいパーツなどがあれば、そちらにもブラサフを塗っていきましょう。

ここまでくれば、あとはカラーとウレタン塗るだけです。
子供用自転車の色を何にするか、お子さんに聞いてみましょう。

子供の好きな色を自転車に塗ろう

分解から下処理までを済ませたら、いよいよ色をつけていきます。
まずは、ブラサフが乾いているかを確認しましょう。

触ってみると、ザラザラしている事がわかると思います。

ザラザラした状態のまま色をつけてしまうと、仕上がりが悪くなってしまうので、色をつける前に耐水ペーパーなどで軽く磨いていきましょう。

この際に、強く磨きすぎると、せっかく塗ったブラサフが剥がれてしまうので注意です。
表面のザラザラを取ったら、塗料をつけていきます。

一番手軽で使いやすい、アクリルラッカーという塗料が乾きやすくオススメです。
塗料などを使いますので、なるべく汚れても良い場所に、シートなどを引いて行うようにしましょう。

色を塗る前に、子供用自転車の塗りたくない場所に、マスキングテープなどで養生していきます。
養生が終わったら、アクリルラッカーを使い、塗布していきましょう。

吹きかける際に、20cmほど離して、ダマにならないよう薄く均等に吹きかけていきます。
色にムラが出ないように2、3回吹きかけていきましょう。

複数回吹きかけるポイントとして、自分の中で塗る順番を覚えておきましょう。
同じ場所に何回も塗らないように、場所ごとに覚えておくと綺麗に塗れます。

塗り終わったら、触らずに乾ききるまで待ちましょう。
時期にもよりますが、大体30分〜1時間ほど置きます。

まだ乾いていないように感じたら、もう少し時間を置いてから次の作業に移りましょう。

子供用自転車をクリアでピカピカに仕上げよう!

次は、クリア塗装です。
今回は、1番保護性能の高いウレタンを使ったご説明をしていきます。

また、ウレタンの他にも、シリコンやフッ素などの種類があります。

クリア塗装は、子供用自転車の見た目をピカピカにするだけではなく、塗った色などを保護してくれる役目もあります。

それでは、クリア塗装を行う前に、洗剤などで油脂や汚れを洗い流していきます。
洗い終えたら天日干しして乾かしていきましょう。

また、作業を行う日の天気も重要です。
湿度が低く、太陽が出ている晴れの日を選ぶと乾きも良くなりますので、事前に調べておきましょう。

自転車が乾いたら、クリア塗装をしていきましょう。
アクリルラッカーを塗布した時と同様に、20cmほど離して塗布していきましょう。

全体に綺麗に塗ったら1度乾かし、10〜20分ほど乾かしたら、また同じように上塗りしていきます。
2回塗布することによって、見た目や保護性能も良くなります。

最後に分解と逆手順で、自転車を組み立てていきます。

分解と逆手順で組み立てよう!失敗しないための注意点

自転車を塗装する際に、失敗しないように注意する点をご紹介していきます。

初めて自転車の塗装を行う、または、塗装すること自体が初めての方には、スプレーの使い方に慣れていない方もいると思います。

やってしまいがちな失敗として、液だれや塗りすぎて厚くなってしまうことが多いです。

1度塗ってしまうと、失敗した時に、乾かしてから研磨してまた塗り直し、と面倒な事態になってしまいますので、そんな時は自転車の前に試し塗りをしましょう。

使わない板や物に吹きかけて試してみましょう。
そうすると、感覚がつかめて液だれや塗りすぎる事を防げるかもしれません。

綺麗に仕上げるポイントとして、吹きかける際に自転車と距離が近すぎる事や、逆に遠すぎる事、または、吹きかける際に移動するスピードが速すぎるなどがあります。

ですので、ちょうど良い感覚を掴むために練習してみましょう。

最後に、自転車を分解した時と逆に組み立てていきましょう。
組み立て時に忘れてしまったら、初めに書いた通り、動画、もしくは写真に収めたものを確認しましょう。

長い時間の作業になりますので、きっと役に立つはずです。

子供に気に入ってもらえるように最後まで丁寧に作業していきましょう。

ゆっくり、丁寧に、可愛くリメイク!

子供用自転車のリメイク方法は以上になります。

初めて行う方にとっては、少し難しい作業になるかもしれません。

スプレーなどの扱いに少し戸惑うかもしれませんが、練習していけばすぐに慣れてしまいます。

塗装は、雑に行うと見た目に現れてしまいますので、最初から最後まで焦らず、丁寧に行うことが重要です。

お子さんが喜ぶ顔を想像しながら、可愛くリメイクしてあげましょう。

怪我のないように注意しながら作業を行いましょう。