ロードバイクが、「レースのために作られた自転車」だということを知っている人は多いでしょう。
そのため、ママチャリなどの自転車とは、比べられないほどの速さで走行することが可能です。
速さをとことん追い求めるなら、やはりロードバイクの軽量化でしょう。
ロードバイカー達が実際に行っている軽量化を、ブログから調査しました。
ブログでよく見る「バイクの軽量化」は難しい
ロードバイカー達のブログを見ていると、「○g軽量化した」などのように、グラム単位でロードバイクを軽くすることにこだわっているのが分かります。
ロードバイクの軽量化というと、kgでの軽量化を想像する人もいるでしょう。
しかし、ロードバイクは、もともとレースのために作られた自転車なので、女性でも簡単に持ちあげることができるほどの重さです。
つまり、もともと軽いロードバイクを「○g軽量化する」ということは、皆さんが思っているよりも難しいのです。
しかし、ロードバイクの軽量化は、初心者にはあまり必要ないと言えるでしょう。
初心者ならまずは、ロードバイクにたくさん乗って、脚力や技術をつけるほうが効果的です。
そして、さらにロードバイクを極めたいと感じたのであれば、そこで軽量化へと目を向けることが理想です。
そのため、ブログでロードバイクの軽量化にこだわっている人達は皆、もちろん初心者ではなく、それどころか、玄人とも言えるほどロードバイク歴が長いことでしょう。
なぜそこまでロードバイクを軽量化するのか
ブログでは、多くのロードバイカー達が、ロードバイクを軽量化させることにこだわっています。
しかし、そこまでして、なぜロードバイクを軽量化するのでしょうか?
ロードバイクのレースと言えば、ヒルクライムです。
ヒルクライムとは、山や丘陵などの登り坂がコースとされているレースです。
登り坂のコースを走るので、重力に逆らってロードバイクを漕がなければなりません。
平地のコースでは脚力があれば、ロードバイクを速く漕ぐことができます。
しかし、ヒルクライムではそうではなく、軽いことが物を言います。
ただ脚力があれば速く登れる、というわけではなく、ロードバイク自体が軽いことが非常に重要となるのです。
そのため、プロのロードバイク選手も、ロードバイクの軽量化にはとことんこだわっているのです。
ですが、ロードバイクを軽量化するには、どうすればいいのでしょうか?
次では、実際にロードバイカー達が行っている軽量化について見ていきましょう。
軽量化ブログを参考に~コスパが重要~
ロードバイカーのブログを見ると、軽量化ではコスパが重要視されていました。
競技用の自転車として作られたロードバイクは、決して安いとは言えない値段のスポーツ自転車です。
そのため、プロではない一般人がロードバイクに乗る場合、コスパがとても重要となるでしょう。
プロ選手であれば、そのレースだけでロードバイクの性能が発揮できればいいのですが、一般人ではそうもいきません。
ほとんどの人が、そのロードバイクを、これからも長く使っていく予定のはずです。
そのため、軽量化する場合でも、「ただ軽いだけで、すぐ壊れる」ものにするわけにはいきません。
ロードバイクそのものもお金がかかりますが、そのロードバイクのパーツや部品も同じです。
つまり、軽量化するために部品を購入する場合、「すぐ壊れずに軽い」というのが条件となります。
軽量化でコスパが重要視されるのは、当たり前のことと言えますよね。
ですので、長く使い続けることのできるコスパの高い軽量化を目指し、自分のロードバイクを進化させていきましょう。
軽量化ブログを参考に~タイヤやホイールを替える~
ロードバイクを軽量化するとなったとき、一番に注目されるのがタイヤです。
なぜかというと、タイヤは軽量化する際に、最も価格が安く、さらに、効果を実感しやすいためです。
そのため、初めてロードバイクの軽量化をする場合でも、まずは、タイヤから替えることをおすすめします。
そして、次に軽量化で注目されるパーツが、ホイールです。
ホイールもタイヤ同様に、比較的安く軽量化ができるロードバイクのパーツと言えるでしょう。
タイヤとホイールの2つを替えただけでも、かなり軽量化することが可能です。
しかし、ホイールは、軽さや性能を追求しすぎてしまうと、かなり費用がかかります。
金額の高い良いホイールは、確かに乗り心地が大きく変わりますが、自分の予算をしっかりと考えて、軽量化を進めるようにしましょう。
ここで、ロードバイカー達のブログでも人気のあったホイールを2つご紹介します。
・SHIMANO(シマノ)のWH-RS21
・CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)のZONDA
この2つのホイールは定番とも言えます。
ちなみに価格は約40,000円~となっています。
ロードバイク軽量化にコンポのグレードアップ
ロードバイクの軽量化には、賛否両論ありますが、コンポのグレードアップもあります。
そのため、予算があるのであれば、コンポを替えてみてもいいでしょう。
ブログでは、実際に軽量化をしたことのあるロードバイカー達は皆、SHIMANO(シマノ)の「105グレード」をおすすめしていました。
さらに、もっとこだわりたい人は、価格が上がりますが、「アルテグラ」や「デュラエース」がおすすめです。
こうしたコンポにすることで、軽量化もできますし、バイクの性能も良くなります。
ですが、価格が上がるので、予算を抑えたい人にはコスパが良いとは言えません。
性能だけでなく、見た目も良いので、欲しくなってしまう気持ちも分かりますが、コスパを考えると、手の出しにくいコンポと言えるでしょう。
ロードバイク乗りの憧れでもあるアルテグラやデュラエースですが、まずは、軽量化の予算をしっかりと考えることが重要です。
ロードバイクの軽量化よりも乗り手の軽量化を
ロードバイクを軽量化するとなったとき、比較的安い部分のパーツを替えるとなっても、かかる費用は安いとは言えません。
しかし、費用をかけずに、ロードバイク自体を軽くするよりも、はるかに軽量化できる方法があります。
それは、乗り手である自分自身を軽くするという方法です。
つまり、体についている余計な脂肪を落として、ダイエットをするということになります。
そのため、ロードバイカー達のブログで、減量しているという内容を見たことがある人は多いでしょう。
ですが、減量で体重を減らすといっても、極端なダイエットをするというわけではありません。
ただ食事量を減らしたりして、極度な減量をしてしまうと、筋肉が減ってしまったりして、反対に、ロードバイクを漕ぐ体力がなくなってしまうことも考えられます。
ロードバイクに乗っていると、それだけでもダイエットになります。
ですので、半年くらいもすれば体重だけでなく、見た目にも変化が出てくるでしょう。
無茶なダイエットはする必要がなく、まずは、ロードバイクでトレーニングを重ねて行けばいいというわけです。
それだけで、何キロも体重が減れば、お金をかけずに軽量化ができることになります。
ロードバイクの軽量化は予算内で!
ロードバイクの軽量化には、比較的安いパーツだけ替えるとしても、費用がかなりかかってしまいます。
そのため、予算を決めて、コスパの良い軽量化を目指しましょう。
まずは、お金のかからない方法として、自分自身の軽量化から始めるのがいいかもしれませんね。