ロードバイクでツーリングをしてみたいと思ったことはありませんか?
でも、「ロードバイクは荷物も乗せられないし無理だろうな」、なんて諦めている方も多いのではないでしょうか。
そんなことはありません!
今回は、ロードバイクをツーリング仕様にする方法をご紹介します。
ツーリングって何?ロードバイクでも出来るの?
ツーリングは、自転車やバイク、車などで旅をすることです。
基本的に、どの自転車でも楽しむことが出来るツーリングですが、ツーリング専用の自転車というものもあります。
ツーリング専用の自転車は、旅の荷物を多く積むことが可能であったり、長いライドでの負担を軽減させる工夫が施されています。
このようなツーリング専用の自転車を購入するといった方は、旅を目的としている少数派かもしれません。
実際にツーリングを思い立ったという方は、ロードバイクなどをもともと所有している場合が多いのではないでしょうか。
ですが、ロードバイクのような自転車では旅に向いていないのではないかと思っている方はいらっしゃいませんか?
そんなことはないのです。
ロードバイクも、ツーリング仕様にしてしまえばいいのです。
では、次からは、ロードバイクをどのようにツーリング仕様にすればいいのかということをご紹介します。
ロードバイクをツーリング仕様に!まずはタイヤ交換から
「ロードバイクやクロスバイクをツーリング仕様にカスタムしよう!」と思っても、何から手を付けていいかわからないという方も多いかもしれませんね。
まずは、タイヤ交換をしましょう。
ツーリングは、やはりロングライドになることが多いです。
舗装されていない道や、人里離れた道を走ることもあります。
そんな時に、パンクをしてしまったら、修理も大変だし気分も下がりますよね。
もちろん、パンク修理の準備をしておくことも必要ですが、まずはパンクしにくい耐パンク性に優れたタイヤにあらかじめ交換しておくことが大切なのです。
また、長い距離であればあるほど、身体への負担が掛かります。
路面からの振動を吸収してくれる、乗り心地のいいものを選びましょう。
そして、出来るだけ軽量のものがいいです。
やはり、軽量なタイヤほど、回転させる際の身体への負担が軽減されます。
パンクしにくく、かつ乗り心地のいいものの中から、出来るだけ軽量のタイヤにしましょう。
これだけでも、快適なロングライドに近づきます。
ロードバイクをツーリング仕様に!リアキャリアを付けよう!
次は、ロードバイクに荷物を積むためのカスタムをしましょう。
ロードバイクは、クロスバイクなどと違ってキャリアの取り付けが難しいものが多いですが、チャレンジしてみてください。
その方法ですが、まずロードバイクのフレーム素材がカーボンという方は、フレームには取り付けられないので、シートポストへの取り付けになります。
一方、アルミの場合は、さまざまなキャリアを取り付けられることが多いです。
自分が気に入ったリアキャリアをシートポストに取り付けたいなら、アルミのシートポストに交換するのも一つの手段になります。
すでにアルミ素材であれば、大丈夫です。
取り付け可能だと判断が出来たら、早速キャリアを取り付けます。
ちなみに、取り付けて荷物を積むと、荷物で重心が高くなるのでそれなりに漕ぎづらくなるということも、頭に置いておきましょう。
次は、ロードバイクをツーリング仕様にするにあたって一番重要なサイドバッグ・パニアバッグの選び方をご紹介します。
ロードバイクをツーリング仕様に!サイドバッグ・パニアバッグを選ぼう!
リアキャリアの取り付けが出来たら、サイドバッグ・パニアバッグを選びましょう。
これらは、ロードバイクをツーリング仕様にするにあたって、とても重要なアイテムです。
しかし、「そもそもサイドバッグとパニアバッグって何?」と思う方も多いかもしれませんね。
サイドバッグは、右と左のバッグが別々になっているものですが、パニアバッグは右と左のバッグが一体になっているものです。
サイドバッグのメリットとしては、着脱が簡単で、左右のバッグが別々で構造が複雑ではないという点、完全防水のタイプが多くあり耐久性に優れているという点があります。
一方、パニアバッグは一体型なので、構造が複雑です。
なので、耐久性も低く、完全防水の製品もないといったデメリットがあります。
ですが、サイドバッグと比べて価格が安く、低い予算でのツーリングには向いているでしょう。
ちなみに、どちらも自転車専用に設計されているので、工夫次第で80キロ近く積載することが出来るというので驚きですよね。
どちらのバッグを旅のお供として選ぶかは、自分の用途や予算次第になるので、しっかりと今後のことを考えてから購入しましょう。
ロードバイクをツーリング仕様に!バッグを選ぶポイントは?
サイドバッグか、パニアバッグかどちらにするのかが決まったら、どのバッグにするのかを選びましょう。
では、どのようなポイントに注意して選べばいいのかをご紹介します。
まずは、防水性です。
長いツーリングになればなるほど、雨に当たる危険性が高まります。
そんな時にバッグの中身がビッショリになってしまったら大変ですよね。
基本的に、サイドバッグは完全防水のタイプではなく、レインカバーが付属されているものがあります。
しかし、これでは完璧に雨をしのげるとは言えません。
なので、出来るならばエナメル素材のバッグを選びましょう。
バッグにそこまでのお金を出せない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、電子機器などを入れていた場合、故障してしまったら、修理や買い替えをしなければならなくなります。
そのようなことがないよう、少し無理をしてでもエナメル素材の完全防水タイプを選ぶことをおすすめします。
次に、積載量です。
人によって、旅の長さは違います。
短い旅に大きいバッグは不要ですし、長い旅に小さいバッグでは力不足です。
旅のスタイルに合った積載量のバッグを選びましょう。
そして、耐久性も重要です。
すぐに穴が空いてしまうようなものは避けましょう。
やはり、丈夫なエナメル素材のバッグが耐久性においてもおすすめですね。
ロードバイクをツーリング仕様にする際に、一番重要とも言えるのはバッグ選びです。
旅の途中に後悔をしないよう、しっかりと選びましょう。
ロードバイクでのツーリングにおすすめのバッグ!
先ほどは、サイドバッグ・パニアバッグの選び方をご紹介しましたが、最後に旅の距離別におすすめのバッグをご紹介します。
●短距離から中距離の旅
長くて1ヶ月程度の旅に向いているバッグで、比較的、お手頃価格のものをおすすめします。
・OSTRICH サイドバッグ
ランドナー向けに設計されているもので、防水仕様ではありません。
レインカバーが付属されていて、雨の時には取り付けが必要ですが、自転車の旅の定番スタイルと言える見た目です。
・ibera パニアバッグ
28Lと少し容量は小さいですが、値段のわりに耐久性が高いと言えるでしょう。
●長距離の旅
世界一周旅行も視野に入れることが出来る、積載量や耐水性・防水性に優れ、値段が少し高めのバッグをご紹介します。
・mont-bell ドライサイドバッグ40
両方で、40Lという大容量の防水サイドバッグです。
耐久性は劣りますが、素材が薄いので軽量という点ではおすすめでしょう。
・トピーク パニアバッグ
片側ずつ販売されているバッグです。
二つで50Lになります。
完全防水なので、雨の日も安心して旅を続けられるでしょう。
ロードバイクに、これらのバッグを取り付け、完璧なツーリング仕様にしましょう。
ロードバイクでツーリングをしよう!
今回は、ロードバイクをツーリング仕様にする方法をご紹介しました。
こだわり始めるときりがありませんが、簡単な方法を書きましたので参考にしてください。
普段は速さを極めているロードバイクでも、荷物を積んでのツーリングは可能です。
是非、所有しているロードバイクをツーリング仕様にして旅に出てみてはいかがでしょうか。