イタリアブランド、sidi(シディ)のビンディングシューズは、デザイン性にも機能性にも優れ、日本人の愛用者も多いですよね。
巷にはシマノのシューズが溢れていますが、人と被るのが嫌な方にもsidiのシューズはおすすめです。
sidiはサイズ感が小さい、海外サイズ表記が分かりづらい、なんて声も聞きますが、実際のところどうなんでしょう。
sidiを買うことを検討している方に役立つ情報をまとめました。
ビンディングシューズはサイズ感が重要
sidiのシューズに限らず、ビンディングシューズのサイズ感は気になりますよね。
ビンディングシューズは、普通のスニーカーを選ぶ時とは違い、どれだけ足にフィットしてペダリングを助けてくれるかを見極めることが大切です。
また、軽さも重要です。
ロングライドやヒルクライムに挑まれる方は特に、たかが靴、と侮らずこだわって選びたいものです。
ジャストフィットなサイズ感ではないシューズを選んだせいで足が痛くなってしまったのでは、せっかくのライドが楽しめません。
シューズのサイズ感は好みがありますが、トゥボックス内に指先から約5mm程度の隙間がある感じを選ぶ方が多いようです。
また、ビンディングシューズを履いて立った状態でかかとを上げたときに、シューズのヒールとかかとの間に隙間ができる場合は、そのシューズは大きすぎると判断して良いでしょう。
逆に足の先に全体重をかけた時、指先が靴先に当たっていれば、サイズ感は小さ過ぎるということです。
sidiのシューズはサイズ感が小さい?ワイドタイプも
sidiのビンディングシューズは、イタリアンブランドならではの洗練されたデザインにファンが多く、愛用している方も多いです。
しかし、ややサイズ感が小さいという声も聞きます。
確かにシマノのビンディングシューズと比べると、ソールの反り返りが少なく、足先が窮屈に感じるのも無理はありません。
横幅も、良く言えばシュッとしていてカッコいいのですが、幅広甲高が多い日本人の足には少し狭いかもしれません。
ですが、sidiのビンディングシューズを諦めるのはちょっと待ってください。
sidiにも、ワイドタイプがあるんです。
「Megaモデル」として展開しているタイプのビンディングシューズは、足のつま先の甲側の幅を4mm広げたワイズEE~EEEまでを採用しています。
甲も高めに仕上げてあり、余裕を持って履くことができるよう設計されています。
「Megaモデル」は幅広の足を持つサイクリストだけでなく、分厚いインソールを使う方や甲高の足の方にもぴったりです。
sidiのビンディングシューズを買うメリット①
「Megaモデル」を選んでまでsidiのビンディングシューズにこだわるのには理由があります。
〇ワイドタイプなのに野暮ったさを感じないデザイン
幅広甲高の足を持つサイクリストにとって、足に合うシューズを選ぼうとするとどうしてもデザイン性は諦めなくてはいけない場合が多いのではないでしょうか。
その点sidiなら、画像を載せられないのが残念ですが、ワイドタイプでもスタイリッシュです。
サイズ感に余裕があり、しかもカッコいいのですから愛用している方が多いのも頷けます。
〇高機能なのは他のsidiのビンディングシューズと変わらない
sidiのビンディングシューズは、豊富なスペアパーツやしっかりした作りでも評価が高いです。
例えばシューズを締めるためのバックルですが、細かく、かつ簡単に調節できます。
意外と他のワイドタイプのビンディングシューズには、sidiほどの調節機能がありません。
そのため、sidiの調節のしやすさは、履き込むほどに便利さを実感できるポイントになっています。
sidiのビンディングシューズを買うメリット②
引き続き、sidiのビンディングシューズのメリットについてご紹介します。
〇マジックテープ部分に返しがついていたり、通気性が良く、履き心地抜群
sidiは「使いはじめから履き心地が抜群なシューズ」をテーマにシューズを設計しています。
フィット感にこだわるあまり、慣れて馴染むまでサイズ感が小さいビンディングシューズを我慢しながら履いている人もいるようですが、無理をすれば怪我をしてしまうかもしれません。
sidiのシューズなら返しのあるマジックテープで緩みにくく安心ですし、通気性も良く、蒸れにくいので夏場のロングライドでも重宝します。
〇土踏まずのアーチサポートも違う
通常版のsidiのシューズと比較すると「Megaモデル」は土踏まずのアーチサポートが薄いのも特徴です。
インソールもサイズ感の感じ方を左右します。
靴の中までしっかり考えて作られているのは嬉しいですね。
シューズのサイズ感に気を付けて!できれば試し履きがおすすめ
sidiのビンディングシューズを海外通販で購入される方も多いようです。
sidiは人気があるため、国内のショップでは売り切れてしまっているケースが多く、海外通販なら安く買える可能性があるからです。
ですが、特に大きな足の方の場合、ビンディングシューズは試し履きされてから買うのがおすすめです。
サイズ表記を見て通販で購入しても、実際に届いてみるとサイズ感が合わないというケースは珍しくありません。
足囲がフィットするかどうか、つま先には余裕があるかということはやはり履いてみないと分からないのです。つま先が窮屈なビンディングシューズは、巻き爪や内反母指などの原因になります。
また、かかとのサイズ感や土踏まずのアーチも重要なポイントです。
ですから、ショップに行って試し履きして、足を動かしてみたりスタッフの方のアドバイスを聞いて購入されるのが、本当は良いのです。
もし、試し履きする場合は時間帯にも気をつけましょう。
朝より夕方の方がむくんでいて、靴のフィット感が変わってきます。
足囲が最大になると予測されるのは午後三時以降と言われています。
ですから、その時間帯に試し履きされるのがおすすめです。
通販で買うならインソールでサイズ感を調整しよう
どうしてもショップで在庫がなく、予算も抑えたい場合は、通販を選ぶ方もいらっしゃると思います。
「サイズ感の確認はできないけれど、どうしてもsidiのシューズが欲しい!」という方におすすめなのは、後からインソールで調節する方法です。
先ほども書きましたが、「Megaモデル」は土踏まずのアーチが薄めです。
届いてみて、足がシューズの中で遊んでしまうようなら、厚めのインソールを入れてみるとフィットするかもしれません。
通常のインソールでダメなら、シマノの「カスタムフィット インソール」という、熱成型で自分の足にフィットさせるインソールもあります。
インソールの成形は専門ショップで行うと2,000円~3,000円で、カスタムフィットインソールの代金を含めると、合わせて5,000円~6,000円程かかります。
決して安くはありませんのでインソールだけ購入し、自宅でオーブンなどで温めて足の形に変形させるという方法もあります。
熱いうちに足に合わせて5分くらい我慢しなければいけませんが、できあがったインソールにはきっと満足するはずです。
最後に、sidiのサイズ表記を載せておきますので、参考にしてください。
●24cm→38 24.5cm→39 24.75cm→39.5 25cm→40
●25.25cm→40.5 25.5cm→41 25.75cm→41.5 26cm→42
●26.25cm→42.5 26.5cm→43 26.75cm→43.5 27cm→44
●27.5cm→45 28cm→46
sidiのビンディングシューズはカッコよくて履き心地も抜群
sidiのビンディングシューズが人気の理由について書いてきましたが、参考になりましたか?
足が大きい方のために「Megaモデル」もあり、通常版のシューズと比べて見た目は多少個性的になりますが、通気性やサイズ調整機能は変わりありません。
国内のショップで見つからず海外通販を検討されている方もいらっしゃるかと思いますが、できれば試し履きされるのがおすすめですよ。