ロードバイクに乗っていると、事故や思わぬトラブルで故障してしまう事があります。
ロードバイクが倒れたり、事故にあった際にハンドルが曲がったりしてしまったことはありませんか?
始めたばかりの方や、慣れていない方はとても慌ててしまいますよね。
今回はそんな時のために役立つ解決方法をご紹介すると共に、ハンドルの選び方や種類、メーカーにも注目していきます。
ロードバイクのハンドルバーが曲がった時の対処法
ハンドルバー自体が曲がってしまった場合、やはり交換をするのが一番です。
なぜならハンドルバーはパイプでできていますので、無理に修理しようとすると亀裂が生じて折れる可能性があるからです。
もし、ハンドルバーが曲がったのではなく、ハンドルのズレだった場合、ステムの固定ボルトを緩め、センターを出し、ボルトを締め直す事で解消できます。
ハンドル部分は、充分にメンテンスを行なっていないと事故などにも繋がりますので、定期的に最寄りのショップなどで点検を行いましょう。
ハンドルバーには種類が多くあり、また、様々なメーカーからリリースされています。
スピード型やオールマイティ型など、レースなどに出場する方の中には何種類か使い分けている方もいるようです。
曲がってしまったなどの理由で交換する際には、ハンドルバーの種類にも注目する事をおすすめします。
どのハンドルが良いか分からない場合は、ロードバイクをショップに持ち込み、お店の方に相談しましょう。
ロードバイクのハンドルブレーキが曲がった時の対処法
ハンドルそのものが曲がったのではなく、ブレーキが曲がってしまう場合もあります。
一見するとハンドルが曲がったように見えますが、実はブレーキが曲がっていたなんて事は良くある事です。
ハンドル自体が曲がったのではなく、ブレーキのみが曲がってしまった場合は比較的簡単に直す事ができます。
方法は以下の通りです。
1、ブレーキカバーを外します。
接着剤などで固定してあるわけではないのですが、しっかりゴム状のカバーが固定されているので、強めに力を入れて外していきましょう。
2、ハンドルとブレーキの付け根にある六角ネジを確認したら、反時計回りに六角レンチで回していきます。
3、するとブレーキ接合部が緩みますので、正しい位置に戻していきます。
4、正しい位置に戻したら、六角レンチ時計回りに固定しましょう。
5、カバーを元に戻します。
カバーを戻す際に強めに引っ張りながら被せていきましょう。
以上になります。
この方法は、ロードバイク初心者の方にも簡単にできますので、ハンドルが曲がってしまったと思ったら、まずブレーキが曲がっていないか確認してみましょう。
ロードバイクのハンドルの種類
ハンドルが曲がったなどの理由から、交換しなければならない場合、新しくハンドルを選ばなければなりません。
そんな時のために、どのような種類があるのか簡単にご紹介していきます。
・ステム一体型
カーボンを使ったものが多く、空力を想定して作られた形状や多数のポジションを取れるように設計されているものもあります。
ステムと一体型になっている事からハンドルの幅やステム長まで考えて選ぶ必要があります。
・ランドナー向け
正面からハの字に見えるのが特徴のハンドルは、旅自転車ではお馴染みのランドナーによく使用されています。
下ハンドルを握る際に上ハンドルに手がぶつからない事から操作がしやすいと評判のハンドルです。
・DHバー
トライアスロンといえばDHバー。
タイムトライアルバイクなどにも使用されるハンドルです。
・トラックハンドル
元はトラック競技に使われるハンドルですが、最近ではピストバイクなどに使っている方も多いです。
トラック用のハンドルのためブレーキをつけない仕様となっています。
しかし、街中を走る際は、ブレーキの装着をしないと違反行為になりますので、必ずブレーキ付きのハンドルを購入しましょう。
このように、使用用途によって様々なハンドルがありますので、選ぶ際はご自身のロードバイクのスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。
ハンドルが曲がった時に選ぶおすすめメーカーその1
ロードバイクのハンドル自体が曲がった場合、新しく購入しなくてはいけません。
しかし、様々なメーカーからハンドルが出ていて迷ってしまう方もいるかと思います。
そこで、ハンドルを出している有名なメーカーを、簡単にご紹介していきます。
・Ritchey
アメリカの元MTB選手、トム・リッチーが創業したブランドです。
元MTB選手というところから、軽量よりも強度重視をコンセプトに掲げています。
カーボン製品は耐久性や強度だけではなく、軽量性にも力を入れています。
・3T
1961年に創業したイタリアの一流メーカーです。
日本でも人気があり、自転車ハンドルやステムなどを製作しています。
また、平べったいカーボンハンドルは特徴的で、軽量かつ見た目も良い事から人気があります。
・Deda
モデルが多く、価格帯の幅も大きい事から、初心者から上級者まで選びやすいメーカーです。
骨太な見た目とガッチリとしたフォルムが特徴的で、新しスタイルを追求し続け業界の先を行くメーカーです。
・Easton
高性能で軽量なカーボンホイールを安く購入できるメーカーとして有名なのがこのメーカーです。
ハンドルにはワイヤーを通す穴や、溝などが切られているなど細かく気の利いた作りが特徴です。
ハンドルが曲がった時に選ぶおすすめメーカーその2
・FSA
イタリアのコンポーネントメーカーで、高いカーボン加工技術を使った製品は軽量でコスパも良いです。
カーボン製品にこだわりのある方にオススメのメーカーです。
・nitto
レトロチックな見た目と雰囲気のある日本のメーカーです。
金属パイプの自転車用パーツを製作しており、トラックレース用のハンドルもリリースしています。
重量はやや重いですが、耐久性には定評があり、安く購入できる事から人気です。
・Fizik
サドルが座りやすく痛くなりにくい事で有名なイタリアのメーカーです。
デザインはシックで落ち着いた雰囲気があり、サドル製作で得た技術は信頼できると思います。
多くのトップチームに機材供給も行なっています。
・SIMANO
世界トップシェアを誇る日本のコンポーネントメーカーです。
ハンドルなどのパーツも数多くリリースしています。
高品質でコスパも良く、信頼のあるメーカーです。
ここまで、ご紹介したメーカーのハンドルは、完成車のハンドルを上記のものと入れ替える方がいるほど人気のメーカーです。
ロードバイクのハンドルが曲がった際に、新しく購入しなければならない場合、上記のメーカーをおすすめします。
気になったメーカーがありましたら、ぜひチェックしてみてください。
ハンドルが曲がった時、ショップへ行こう
ロードバイクのハンドルバーが曲がった場合、交換をしなければなりませんよね。
その際、取り付けや調整が不安という方は、迷わずショップに持ち込みましょう。
ショップでのハンドル交換および、修理料金の相場をお伝えします。
・ステム交換 1500円
・ハンドル交換 3000円
・ハンドルカット 2500円
・バーエンドバー 2500円
・グリップ交換 1000円
メンテナンスをショップで行う注意点として、上記の値段にはパーツ料金が含まれていません。
工賃の他にパーツ料金が加算されますので、ご注意ください。
また、複数箇所メンテナンスを行う場合、その都度工賃が取られてしましますので、メンテナンスを行う前に確認しましょう。
例として、ステム交換とハンドル交換を行った場合をご説明します。
ステム交換工賃1500円 + ハンドル交換工賃3000円 + ステムとハンドルのパーツ料金 =の料金となります。
この他にも、例えばハンドル交換を行った場合、新しいハンドルの形状が以前と大きく変わってしまうと、ワイヤーやケーブルの交換も行わなければならず、調整料金というものが発生します。
なので、交換や調整を頼む際は、お店の方に相談しながら行うようにしましょう。
ハンドルが曲がってしまったらまず確認!
ハンドルやブレーキが曲がってしまった場合、ご自身で修理できるものとそうでないものがあります。
ご自身で修理するのが不安な方や初心者の方は、ショップに持ち込みお店の方に相談しましょう。
また、ハンドルやその他のパーツに違和感を感じたら、ロードバイクに乗ることをやめましょう。
そのままの状態で走ると、大きな事故に繋がる事もありますので、1度点検を行なって安全にロードバイクを楽しみましょう。