折りたたみ自転車のサドルを交換して快適に!おすすめもご紹介

折りたたみ自転車は、文字通り、折りたためる自転車です。

自転車を持ち運ぶ『輪行』に、とても便利ですし、スペースを取りませんので、室内保管にも適しています。

しかし、折りたためる性格上、タイヤは小さなサイズが多いので、少し衝撃に弱いところがあります。
そのため、衝撃が伝わってくるサドルなどは、衝撃吸収性に優れたものに交換した方が良いです。

そんな折りたたみ自転車の、あれこれを見ていきましょう。

折りたたみ自転車はサドルやタイヤを交換しながら仕上げていくもの

折りたたみ自転車の特徴ですが、一般的には車輪が小さく、14インチ~20インチくらいのものが多いです。

見た目やスペックは、ミニベロに近いと言えば想像しやすいと思います。
種類はママチャリ風であったり、ドロップハンドルの完全スポーツ自転車風のものまで、幅広いです。

車体のサイズは色々ありますが、駅などの中型のコインロッカーに収まるサイズのものなどは、メリットが最大に発揮されるので、おすすめです。

重量はロードバイクなどと違い、カーボンが使用できませんので、ちょっと重めの12~13kgになります。

ただ、機種によっては、徹底的に軽量化を図り、10kgを大きく切るものもあります。

サドルのシートポストやハンドルのステムが非常に長く、高低の調整の幅が大きいので、適応身長を見ても幅広く対応しています。

後から何台かご紹介しましますが、ミニベロなどと比較すると価格の差が大きく、正直、当たり外れが著しい傾向にあります。

冒頭でもお話しましたが、特に低価格のものであれば、サドルを衝撃吸収性の良いものに交換したり、タイヤがグレードの低いものが多いので、カスタマイズする必要があります。

折りたたみ自転車のスペックを確認

では、折りたたみ自転車(別名:フォールディングバイク)を1台ご紹介しながら、スペックなどを確認してみましょう。

【birdy(バーディー):birdy Classic】
参考価格:¥145,000

折りたたみ自転車と言えば、このbirdyと言っても過言ではないほどの名車です。

以前は【BD-1】という名称で販売されていましたので、そちらの方が馴染みがある人もいるかもしれません。

また、慣れれば10秒くらいで折りたためてしまう機能が素晴らしく、折りたたみ市場を長く牽引している1台です。

スぺックは以下の通りです。

ホイールサイズ:18インチ
タイヤ:18-1.5
重量:10.9kg
チェーンホイール(シングル):52T
スプロケット:11-32T(8速)
折りたたみサイズ:62cm(H)x 72cm(W)x 33cm(D)

ホイールサイズ18インチは、今のミニベロの標準よりも小さいですし、タイヤもママチャリ並みに太いので、街乗りに特化していると言って良いでしょう。

女性などには、少しギアが重いかもしれませんが、折りたたみとしては軽量ですし、多少の坂なら楽に上がっていけるでしょう。

サドルのスペックは分かりませんが、見た目には交換が必要なほど、薄っぺらい感じではなさそうです。

折りたたみ自転車のサドルを交換する理由

先ほどから、ちょくちょくサドルの話をしていますので、ここで少し詳しくお話しておきましょう。

自転車に限らず、車輪を回して進む乗り物は、地面からの振動や衝撃が車体に伝わってくるものです。

直接地面に触れているタイヤは、小さくて細いほど衝撃吸収しずらいので、地面からの衝撃が伝わってきます。

そのため、折りたたみ自転車やミニベロは小径車なので、地面からの衝撃が伝わりやすいです。

ですので、その振動が直接伝わってくるサドルは、振動吸収性に優れたものに交換するのが、おすすめです。

サドルは軽量化を図るために乗り心地を捨てるか、乗り心地を優先して、多少の重量に目をつむるかの、二者択一と言えます。

高額なカーボンサドルにでもなれば、軽量かつ衝撃吸収製の高いものもありますが、そこまでする必要のない街乗り車には、どちらかを選択することになります。

折りたたみ自転車やミニベロは断然、後者の乗り心地優先で、なるべくクッション性に優れたものを選びたいですね。

折りたたみ自転車のサドルをコンフォートサドルに交換

では、折りたたみ自転車のサドル交換に、最適と思えるものをご紹介します。

コンフォートサドルというのは、スポーティーな形状を残しつつ、クッション性を重視しているサドルのことです。

【VELO(ヴェロ):PLUSH(プラッシュ)VL3147】
参考価格:¥3,250

こちらは男性用ということなので、股間の圧迫感がなく、擦れたりもしないとの声が目立ちます。
また、同じ種類に女性用もあります。

表面が滑りにくい加工なので、しっかりとペダルを漕ぐことができます。
ふんわりとし、クッションが効いている中に適度な硬さがあるので、非常に良い乗り心地になっています。

折りたたみ自転車専用ではないので、さまざまな自転車に取り付けることが可能で、お尻の痛みが軽減されることに好評を得ています。

値段も安いですし、試してみても良いと思います。

【GIANT(ジャイアント):CONTACT COMFORT+SADDLE】
参考価格:¥3,500

巨大自転車メーカー・ジャイアントの肉厚サドルです。
こちらも男性用・女性用があるので、女性はLivと付いたサドルを購入するようにしましょう。

耐久性の高いクロモリレールを採用しているので、衝撃の伝わりやすい折りたたみ自転車でも、扱いやすいでしょう。

おすすめの折りたたみ自転車・ダホン

ここまでは、折りたたみ自転車のスペックの確認と、サドルの交換についてお話してきました。

ここからは、個人的な見解ですが、おすすめの折りたたみ自転車をご紹介していきます。

【DAHON(ダホン):SUV D6】
参考価格:¥33,000

ダホンは、折りたたみ自転車を世界で初めて開発したメーカーです。

ダホンが取った特許は実に220件あり、現在市場に出回っている98%の折りたたみ自転車に、ダホンの特許が使われているとも言われています。

サイズは20インチ、重量は13.4kg、適応身長は145cm~190cmと広く、真っ直ぐに伸びたハンドルとシートポストが、いかにも折りたたみという佇まいです。

こちらは最安モデルですが、シマノ製の外装6段変速に、泥除けとキックスタンドが付いて、この価格なら申し分なしでしょう。

【Mu Elite(ミュー エリート)】
参考価格:¥290,000

ダホンのフラッグシップモデルです。

ドロップハンドルにSTIレバー、メインコンポがシマノ・105、クランクにFSA・ゴッサマーのノーマルクランク53-39T、カセットも11-28Tと、何から何までロードバイク仕様です。

ロードバイクを頻繁に輪行したい人は、代わりにしてみても良いかもしれません。

おすすめの折りたたみ自転車・ドッペルギャンガ-

さまざまな自転車を展開しているメーカーで、派手だったり、かわいい感じなので、見た目重視のように揶揄されることもあります。

しかし、折りたたみ自転車に関しては、メーカーの主力ということもあって、力が入っています。

【DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー):BLACKMAX 202】
参考価格:¥41,800

ドッペルギャンガ-独自の、中間にパイプを挟んだ2本のパイプが特徴の、パラレルツインフレームが大きく目を惹きます。

軽量化も図れますし、折りたたんだときの持ち手にもなります。

シマノ製の外装7段変速に、臀部の動きに合わせて左右が個々に動いて衝撃を吸収する、ツインテールサドルが魅力です。

ただ、タイヤに対しては酷評が目立つので、交換ありきで考えておいた方が良さそうです。

【M6】
参考価格:¥27,000

重量が17kgあるので、おすすめしようかどうか迷いましたが、価格とママチャリ風の見た目で、これを選びました。

前カゴ付きで、泥除けも装備、必要かどうかは別として、リアサスペンションまで搭載しています。
タイヤもMTB並みの太さですし、街乗りでの安定感は抜群でしょう。

ただ、重量と前カゴ付きということを考えると、輪行には不向きですね。

折りたたみ自転車は乗り心地重視で

今回は、折りたたみ自転車についてお話しましたが、やはり低価格というのが、大きな特徴なのかなと思いました。

それだけに、スペックが判然としないものもあり、安かろう悪かろうは心配になります。

ただ少なくとも、今回ご紹介したものは評価が高いものを選びました。
サドルの交換も含めて、乗り心地重視で選ぶのがベストと思います。