フランスの人気ブランドであるプジョーの自転車は、日本では一時期、姿を消していたのですが、2012年くらいから復活を果たし、現在多くのファンに親しまれています。
現在、マウンテンバイク、クロスバイク、ツーリングバイク、子供用自転車の4部門での展開となっていますが、実は日本ではタイヤ交換でパーツの取り扱いが少なく、困難を極めることがあると言います。
プジョーの自転車のタイヤには、どんなタイヤが適しているのでしょうか?
プジョーの自転車のタイヤは希少なの?
プジョーの自転車の純正タイヤは、「CYCLEUROPE JAPAN | PEUGEOT CYCLES」というプジョー自転車の日本オフィシャルウェブサイトで見ることができます。
しかし、他の大手自転車店でもほとんど取り扱いがないのです。
ネットで注文をするとなると、このオフィシャルサイトに連絡をしてということになるのでしょうが、実際にはこのサイトでも入手が難しいものもあるとされています。
また、そのような理由から、プジョー自転車の純正タイヤは、かなり高額な価格になっています。
そのため、プジョーの自転車に乗っているライダーは、他社のタイヤを使用することも多く、パナレーサーなどが人気ですね。
タイヤには規格があるので、自転車に元からついていたタイヤの規格を確認して、それに合ったタイヤを探さなければなりません。
プジョーの自転車であっても、他社メーカーのタイヤでもいろいろと対応できるものはありますから、プジョーの純正品にこだわる必要はないでしょう。
それよりはむしろ、他社メーカーであっても、その自転車に適したタイヤを探して、こまめにメンテナンスをする方が長く乗ることが可能です。
大切なプジョーの自転車を最大限活かせるタイヤを見つけられると良いですね。
プジョーの自転車のタイヤをタイプ別に調べてみる
ここではあえて、プジョーの自転車に最初に組まれているタイヤを調べてみます。
まず、ロードバイクの「CR81」は、「Schwalbe Lugano PP 700x23C」というタイヤが組まれていました。
このタイヤは、「Schwalbe」というメーカーのもので、ネット購入を考えているのであれば、2000円くらいで購入可能です。
次に、「CR41」ですが、こちらには「Hutchinson Equinox PV69802 700x23C」というタイヤが組まれていました。
こちらは、まったく同じものの購入は難しそうです。
しかし、別のモデルであれば、購入することも可能です。
そして、スポーツバイクからは「PS02」という自転車を取り上げてみました。
「Kenda K-1029 KWICK 700X28C」というタイヤが組まれています。
Amazonでは、3000円ほどで購入が可能です。
また、ストリートバイクの「Paris a Velo 700」にも、「KENDA」社の「KENDA K-196 700×26」というタイヤが使われていて、こちらはAmazonでも12000円ほどで販売されていました。
もうひとつのストリートバイク「Le Chic 700C」でも「KENDA K-196 700×26」が使われており、スポーツバイクとストリートバイクはほとんど「KENDA」製タイヤであることがわかりました。
いずれにしても、プジョー自転車に最初に組まれているタイヤは、多く出回っている訳ではないため、手に入れることはなかなか難しそうですね。
プジョーの自転車のタイヤに使用できる規格は?
このように、プジョーの自転車のタイヤの規格は、ほとんどが「700×23」から「700×28」ですから、国内で購入できる他社メーカーのタイヤでも十分に対応できることがわかります。
しかし、せっかくフランスの名車プジョーにカスタムするタイヤですから、品質の良いものを選びたいですよね。
そこで、プジョーの自転車のタイヤにふさわしいものをいくつか取り上げていきます。
マウンテンバイクには、「TIOGA GRITTY SLICKER AG TIR021」や「MITSUBOSHI HILTOP SLICK 26×1.95」のスリットタイヤをカスタムしている人がいました。
どちらも耐久性と乗り心地を重視していて、成功だったと言われています。
また、折り畳み自転車として名高い「Pacific-18」には、パナソニック社の「Panaracer PASELA COMPACT 」を使っている人が多かったです。
このタイヤは、サイドウォールのリボンカラーが選べるので、自分の自転車の色に合わせて、お洒落なカスタマイズができます。
タイヤの規格さえ厳守すれば、様々なカスタマイズが楽しめるので、プジョーを活かすことができますね。
プジョーの自転車のロードバイク用タイヤを選ぶ時の注意点は?
ロードバイク用のタイヤを選ぶ時には、いくつかの注意点があります。
プジョーの自転車のタイヤも、ロードバイクは細いものが多いので、慎重に選びましょう。
まずは、タイヤと路面の摩擦力を考えて、グリップ力が優れているものを選びます。
旋回が安定し、限界旋回の性能が向上するためです。
また、路面からの衝撃を緩和する、振動吸収性の良いものを選びたいものです。
細いタイヤこそ、その衝撃がダイレクトに伝わります。
そして、最も重要なことは、走行中の耐パンク性です。
さらに、タイヤと路面が接する際のエネルギー損失の少なさを「転がり抵抗」と言いますが、この抵抗が少ないタイヤがより性能が良いと言われています。
その上で性能が良いと評判になっているのが、「ヴィットリア コルサ」「ミシュラン Power コンペティション」「コンチネンタル Grand Prix 4000 S2」などです。
どれもタイヤ規格は「700×23」ですので、装着可能です。
なかでも「コルサ」と「ミシュラン」は、レース用のタイヤを探しているライダーには高い評価を得ています。
「コルサ」のコーナーでのグリップ性能が特に人気のようですね。
「コンチネンタル」はスピード性能がある割に、耐パンク性が多くのライダーに話題となっています。
プジョーの自転車のタイヤの空気が抜けた!
プジョーの自転車のタイヤの空気が抜けた時、フレンチバルブ用の空気入れが必要となります。
ここでは、フレンチバルブへの空気の入れ方をご紹介しましょう。
プジョーのロードバイクやクロスバイクには、フレンチバルブ用の空気入れが必要になりますが、昨今の折り畳み自転車やマウンテンバイクでもこのバルブを使うことが多くなっています。
プジョーの自転車を取り扱っていない小さな自転車店では、チューブを変えたり、パンク修理をできないと言われることもあるので、自宅でメンテナンスできるようにしておくと良いですね。
まず、キャップを取ると、バルブロックのネジが見えるので、このネジを止まるまで全開に緩めます。
そして、バルブに空気入れを差し込みます。
空気入れの背中にあるレバーを立てて、バルブをロックして、空気を入れていきます。
タイヤサイドに適正空気圧が記載されていると思うので、この適正値を守って入れます。
空気圧はゲージかゲージ付きのポンプで測りましょう。
空気入れレバーを倒し、バルブからまっすぐに引き抜きます。
空気を入れ終えたら、ロックネジをしっかりと締め、最後にキャップをつけて完了です。
プジョーの自転車のタイヤメンテナンスにかかる費用
プジョーの自転車をタイヤ交換する場合、自転車店に持ち込む人が多いですね。
それは、国産車でないことから、自分の手に負えないと思う人がほとんどだからでしょう。
しかし、国産車でなくとも、規格があっていれば交換やメンテナンスは可能です。
お店に依頼をして、メンテナンスをしてもらうことも良いですが、工具さえあれば作業ができるので、パンク修理やタイヤ交換くらいは自分でできるようになっておきたいものですね。
そこで、自分でタイヤメンテナンスをする場合にかかる費用を考えてみました。
まず、プジョーの自転車に最初からついているタイヤを手に入れるのは、入手できることもありますが、ものによっては大変なこともあるでしょう。
そこで、他メーカーの国内で入手可能なタイヤを探します。
一番人気なのが、パナソニック社のパナレーサーです。
カラーバリエーションが豊富なので、プジョーのカラーリングにマッチさせやすいという利点があります。
こちらのタイヤは2000円前後で購入できますので、チューブを含めても6000円前後で交換ができそうです。
フレンチバルブ用の空気入れは、1000円代から良いものになると9000円くらいのものまであります。
空気入れは、定期的に行うべきなので、ひとつ持っておくと良いでしょう。
タイヤの規格や互換性の知識を身につけながら、楽しんでタイヤ交換をしてみませんか?
プジョーの自転車には適合タイヤが多数ある!
フランス産のプジョーの自転車がパンクしてしまった時、タイヤやチューブなどが揃わないと心配になりませんか?
しかし、実際にはプジョーの自転車は、最初から他社メーカーのタイヤを使っている場合がほとんどで、規格が適合するタイヤは、国内産でも多く販売されています。
ただし、せっかくお洒落なプジョーの自転車なのですから、その特性を活かした性能の良いお洒落なタイヤを選びたいものです。
さて、あなたはどのタイヤを選びますか?