グリップシフトの問題点!シフトとグリップ交換で快適に!

自転車を購入してみたものの、何となく乗りにくいと感じることがあるでしょう。

そんな時には、自転車のグリップシフトを見直してみる必要があるかもしれません。

そこで、シフトとグリップ交換をするだけで、乗り心地がかなり変わる場合があります。

ここでは、重要と言われるシフトとグリップ交換について検証してみましょう。

「グリップシフト」採用バイクとは?

クロスバイクには、「グリップシフト」か「トリガーシフト」と言うギア変速がついています。

ロードバイクはドロップハンドルのため、また別のシフターになります。

「グリップシフト」は変速の際に、ハンドルやシフターを回転させる仕組みとなっており、「トリガーシフト」は引き金のようなレバーがついており、それを動かすことで速度を切り替えます。

以前は、高級なクロスバイクにも多く使われていた「グリップシフト」ですが、現在採用されているのは、比較的、安価なクロスバイクや、シティバイク、子供用自転車が多くなりました。

最近では、この「グリップシフト」を「トリガーシフト」に交換する人が多くなっています。

「グリップシフト」は、人差し指と親指でシフターを握って、回転させるため、長時間使い続けると、手首に負担がかかります。

また、微妙な変速が難しく、山道や砂利が多いような悪路では、操作が正しくできないこともあり、ある程度本格的なサイクリストには、不人気なのです。

グリップシフトは価格が安いため、購入する方も多いのも事実ですが、故障が多いとも言われています。
このことが、交換する人を増やしている原因かもしれません。

最初は安い値段で購入したクロスバイクを、「トリガーシフト」などに交換して、走りの良いバイクに改造することは、大きな意義があると言えますね。

また、シフトの交換をする際に一緒にグリップ交換するものおすすめです。

「グリップシフト」は不人気?シフトごとグリップ交換する理由

「グリップシフト」は、「トリガーシフト」に比べて、反応が鈍い印象があります。
グリップを動かす程度によって、ワイヤーの引っ張り具合が変化するため、その調節が難しいのです。

素早く、確実に切り替えるのであれば、「トリガーシフト」の方が良いでしょう。
そんな理由から、「トリガーシフト」にグリップごと交換する人が多くなっています。

「トリガーシフト」は「グリップシフト」のように、グリップに操作部分がないです。
そのため、手首をひねることなく変速できるので、楽と言えます。

このように自由度が高いのです。
さらにグリップ交換もし、バーエンドを取り付けることで、ポジションを自由に変えることができます。

このようにポジションを変えることができるので、疲れにくいです。
特に、長距離のライダーにとっては、手が疲れにくいと言う点は大きなメリットでしょう。

「グリップシフト」は、変速機の調整がやや狂っていても、グリップのひねり具合で変速できると言うメリットはあります。

しかし、変速機の調整が完全であれば、「トリガーシフト」の方が早く、正確にシフトチェンジができるのです。

シフトの交換をする人は、このシフトチェンジの速さと正確さを求めているのでしょう。

「グリップシフト」の特徴は?グリップ交換をしてバイクの性能を上げる!

「グリップシフト」は、ハンドルと変速操作をできるシフターが直線上に並んでいます。
そのため、初心者などには操作しやすいという感想があります。

しかし、グリップのひねり加減でワイヤーの引っ張り具合に誤差が生じて、変速が正確に行われないことがあります。

以前は、マウンテンバイクで使われていた「グリップシフト」がそのまま採用されたクロスバイクが多かったのですが、最近のクロスバイクで「グリップシフト」が使われることはほとんどなくなりました。

あらゆる点で、「グリップシフト」よりも「トリガーシフト」の方が優れていると判断された結果でしょう。

しかし、逆に言えば、「グリップシフト」を採用している自転車は、クロスバイクでも安価な製品が多いです。

そのため、その安いクロスバイクを購入し、シフトとグリップ交換をすることで、自分好みのクロスバイクを安く仕上げることができるという状況も生まれました。

また、かつて乗っていた古いモデルのクロスバイクのシフトを交換をして、より走りやすいクロスバイクに仕上げるライダーも多くなっています。

ママチャリやシティサイクル、子供用のマウンテンバイクなどのシフトの交換をし、バイクの性能を上げて、サイクリングを楽しんでいる人もいるのです。

「グリップシフト」を改造!シフトとグリップ交換の方法

では、実際に「グリップシフト」をどのように交換するのでしょうか?

そのシフトとグリップ交換の方法を探ってみましょう。

まずはグリップを外します。

ここで、グリップとハンドルの隙間をマイナスドライバーなどの工具で空けて、パーツクリーナーを吹きかけます。

すると、外しやすくなります。
このとき、パーツクリーナーを使用しなくとも外せますが、大変です。

次にハンドルからシフターを外していきます。

ギアを7速にしてから、各ナットを緩めて、リアディレイラーのキャップを外して、ナットを緩めます。

緩めたら、シフターの方からワイヤーを引っ張り、インナーケーブルを引き抜いていきましょう。

これで取り外しができたので、新しいトリガーシフトを取り付けます。

まず、アウターケーブルにオイルを吹きます。
インナーケーブルには、グリスを塗ります。

オイルとグリスを塗ったら、元通りにリアディレーラーまで通して、シフターをハンドルに装置します。
インナーケーブルをニッパーなどで強く引っ張り、リアディレーラーのナットで固定します。

ここで、とりあえず変速してみましょう。

うまく変速できない場合は、調整ネジで調整してみると良いでしょう。
問題なく変速できるようであれば、余分な長さのワイヤーを切断し、新しいキャップを付けます。

ここまでで、シフトの取り付けができたので、新しいグリップも取り付けます。

グリップはハマりづらいので、端を叩くか、回して入れます。

これで、シフトとグリップ交換は完成です実際に乗ってみて、不都合があれば、丁寧に修正することが大切です。

「グリップシフト」の価値観!交換でわかるそのメリットとは?

「グリップシフト」と「トリガーシフト」、そのどちらもメリットがあり、デメリットがあります。

どちらを選ぶかは、その人の用途や好みになりますが、「グリップシフト」を「トリガーシフト」に交換して、後悔したと言う人も中にはいます。

「グリップシフト」の場合、グリップを上手にコントロールできれば、変速が自由自在にできるというメリットがあります。

また、「グリップシフト」に比べて、「トリガーシフト」は正確に変速ができるとは言うものの、操作が複雑で、すぐになじめないと言う人が多いのです。

「グリップシフト」は、一気に変速できることや外見がシンプルで、ハンドル回りがすっきり見えるので、高い性能を求めないのであれば、クロスバイクとしては十分なのかもしれません。

手首や親指を含めた数本の指で操作するので、グリップから手や指を話す必要がなく、安定して自転車を操作することができます。

このような単純な操作に慣れている人にとって、グリップを交換して、「トリガーシフト」に変えた途端、難しい操作になり、そちらに神経を使わなければいけないのは、苦痛となる場合もあります。

通常のサイクリングロードを走ったり、スピードを重視しないのであれば、「グリップシフト」でも十分にサイクリングを楽しめるのです。

ただ、グリップも劣化してきます。
そこで、グリップ交換に関する注意点もお伝えします。

グリップ交換の注意点

グリップは使用しているうちに、ベトベト、ネバネバしてしまうことが多いですね。
これは、グリップの劣化が原因ですが、ゴムや樹脂の素材が日光の紫外線による影響が大きいとされています。

グリップの劣化が気になり始めたら、思い切ってグリップ交換をしてみるのも一つの方法です。

グリップ交換は、自転車店で頼めば、すぐにやってもらえますが、それほど難しい作業でもないので、できれば、自分で挑戦してみるのも良いでしょう。

交換用のグリップは、自転車店やネットで購入できますが、自転車との互換性があるので、自分の自転車についていたグリップを正確に把握しておくことが大切です。

グリップは、通常左右一対で販売されていて、それぞれの組み合わせが異なる場合があります。

例えば、同じ製品型番であっても、ハンドル径x全長が22.2x115mmのロング、22.2x87mmのハーフのグリップなどがあり、その組み合わせが異なる3種類の製品が販売されていたりします。

特にネットなどで購入する時には必ず確認しましょう。

また、グリップ交換の際に、古いグリップを取り外し、汚れたまま新しいグリップを取り付けると、空回りや抜けてしまう危険があります。

また、グリップシフトからトリガーシフトに交換する際にも上記の危険性があります。

シフトやグリップ交換を終えて、実際に乗ってみた時、少しでも違和感があれば、安全性を考えて、自転車店などでアドバイスをもらうことも必要です。

「グリップシフト」のシフトとグリップ交換する意味

自転車を愛する人々にとって、「グリップシフト」か「トリガーシフト」かは重要な問題です。

「グリップシフト」をシフトやグリップ交換することで、性能を高める人もいれば、「グリップシフト」採用の自転車を乗り続ける人もいます。

どちらもメリット、デメリットがありますが、ライダーの用途や目的を熟慮して、グリップについて考えなければいけません。

あなたも一度、グリップについて検証してみてはいかがでしょうか?