ママチャリを改造し、クロスバイク仕様に近づける人が増えています。
サドルやハンドル、タイヤを交換したり、変速機を付けるなどが行われます。
変速機は、外装式、内装式、シングルギアに分けられ、使用する用途で選ぶと良いですね。
また、変速機はグレードによって、かなり金額に差があり、1000円代から、7000円くらいするものもあります。
自分の目的に合わせて、効果を発揮できる変速機を選びましょう。
ママチャリの改造!変速機を変える前に考えたいこと
ママチャリを改造する時、もともと付いていなかった変速機を取り付けることを考える人も多いですね。
けれど、ママチャリ本来のメリットである安全性や安定性を大切にしたいものです。
そのため、変速機を取り付ける前にしておきたいメンテナンスがあります。
まずは、タイヤの空気圧を常にチェックすることです。
空気圧が減っていると、タイヤを傷めるだけでなく、走行する時の抵抗が起こりやすくなります。
定期的に空気圧を確認することで、パンクが防げます。
それと同時に、チェーンの手入れも忘れずに行いましょう。
サビがつきやすいので、気をつけなければなりません。
そして、チェーンにオイルを塗ることで、ペダルが軽くなり、走行しやすくなります。
これらのメンテナンスのほかに、サドルとハンドルを軽く改造することによって、ママチャリは、とても走行しやすくなります。
サドルを交換し、高さを上げ、ハンドルとの距離を近づけることで、前傾姿勢が取れるので、楽な走行が可能となるのです。
ここまでのママチャリの改造をしてみて、それでももっと楽に乗りたいということであれば、変速機を取り付けるステップに移りましょう。
ママチャリの改造で変速機の取り付けを考える!
サドルやハンドルを改造してみると、今までのママチャリよりもかなり快適に走れるようになるでしょう。
それでも、さらに軽い走りを体感したい、重たい荷物を積んでいても、パワフルな走りを実感したいという人には、変速機の取り付けをおすすめします。
ママチャリにもいろいろなランクがあり、最近では6段変速機が付いたものもありますね。
しかし、ホームセンターなどで最安値で売られているようなママチャリには、変速機が付いていないものも多くあります。
家で眠っている変速機のないママチャリを改造して、変速機を付けることで、クロスバイクのような快適な走りを体験してみましょう。
変速機には、1速から8速までありますが、ママチャリの改造に最も適しているのは6速の変速機です。
これは、車輪の規格を替える必要がないからです。
どのママチャリにも改造が可能な変速機と言えるのです。
6速の変速機で使用するアイテムとして、おすすめするのが、SHIMANO(シマノ)のリアスプロケットの「MF-TZ20 6S」です。
金額も1100円程度と安価ですし、ママチャリ用の変速機としては十分ですね。
ママチャリの改造で変速機を付けるなら、チェーンも必要!
いざ、ママチャリの改造を始める際、変速機を取り付けるのであれば、チェーンも必要になります。
中でも人気なのが、シマノの「CN-HG71」(116L 6・7・8速用チェーン)でしょう。
これは、6速から8速までの変速機に対応していることと、1500円程度で購入できるので、ママチャリの改造には、持ってこいなのです。
ただし、長さを調節する必要があるので、チェーンを切るか、チェーン引きをすることで対応します。
キャプテンスタッグのチェーン引き「Y-2789」を使って、チェーンを後ろに引っ張り、調整できます。
あるいは、チェーンカッターを購入して、チェーンを切って調節しましょう。
また、BIKE HAND(バイクハンド)のミッシングリンク用マスターリンクツール「YC-335CO」というアイテムは優れものです。
このミッシングリンクとは、取り外し可能なチェーンのコマのことですが、チェーンを洗浄する時や、交換する時に便利なアイテムです。
これを使うと、簡単にチェーンを調節できるので、自転車をたびたび改造する人の中では話題となっています。
チェーンはサビつきやすいので、常にサビを落として、オイルを塗っておくことも大切ですね。
ママチャリ改造!変速機のギア比について
ママチャリの変速機を改造する時に、ギア比について考えなければなりません。
ギア比とは前のギアの歯数を、後ろのギアの歯数で割った値のことを言い、スプロケット比とも呼ばれています。
ペダルを回転させた時に、後輪のタイヤが何回転するかが、このギア比によって決まります。
たとえば、ギア比が2と言われる場合は、ペダルを1回転させた時に、後輪が2回転すると言うことになるわけです。
ギア比が小さい場合は、クランクスプロケットが少ない歯数と、後輪スプロケットが多い歯数の組み合わせになります。
この場合は、ペダルは軽く回すことができるのですが、後輪があまり回らないため、速度は出ません。
登坂や、止まっている状態からの走り出しに使うと効果的です。
逆に、高ギア比の時は、ペダルは重いのですが、回したペダルの回転数よりも、後輪が多く回るので、速度が出ます。
高速で走行したい時に使用すると良いとされています。
このように、ギア比を改造することは、走行に大きく影響を与えるので、自分の趣旨や用途、目的に合わせて、決定しなければなりません。
ママチャリの改造でわかる変速機の重要性とは?
変速機のないママチャリを改造する時は、外装式を取り付けることがほとんどでしょう。
外装式の変速機は、軽くて、ペダルを踏んだ時のエネルギーが効率良く後輪に伝わります。
このことで、スムーズな回転が生まれ、走行している時の状況や、気分によって、走り方のペースを変えることなどが可能となります。
重い荷物を積んでいる時や、登坂での走行、急いでいる時や、平地でスピードを出したい時など、自由自在に走りを変えられるのが、変速機の利点です。
本来、重心が低くて、安定しているママチャリですが、様々な改造を行うことで、スピード走行が可能となったり、軽くて爽快な走りを実現できるのです。
特に変速機を6段変速以上にすると、それまでのママチャリのイメージはなくなり、クロスバイクとしても十分な機能を持つ自転車として、利用できます。
変速機を新たに取り付ける場合も、もともと付いている3段変速などをグレードアップさせる場合も、比較的安価な費用で、改造することができるので、一度挑戦してみても良いでしょう。
サドルやハンドルを改造することと同時に、変速機を変えることで、それまでにないママチャリが完成するのは、思った以上に驚きのはずです。
ママチャリの改造で変速機をいじる際の注意事項
眠っていたママチャリを引っ張り出し、クロスバイク仕様に改造しようと考えた時、変速機を取り付けることも大きなポイントとなります。
変速機を取り付けることで、それまでのママチャリのイメージは覆され、高速な自転車として生まれ変わります。
しかし、もともと安いママチャリを改造して、変速機を付けるのに、どれだけの費用がかかるのでしょうか?
様々なパーツや、それに必要な工具まで買い揃えるとなると、意外にコストはかかります。
現在では、内装式の変速機付きで15000円ほどで購入できるママチャリもありますので、金額のみを考えると、むしろ高くつく場合があります。
また、ママチャリは特に様々な規格がありますので、改造する時には、各パーツがその自転車と互換性があるかどうかを確認する必要があります。
せっかく用意しても、互換性がなければ、パーツ自体が取り付けられなかったり、簡単に外れてしまうなど、危険な事態となります。
改造に必要なアイテムは、ネットで購入することができますが、改造に慣れていない人は、自転車店で、専門スタッフなどに相談して、作業を進める方が良いでしょう。
ママチャリを改造して、自分好みのクロスバイク並みの自転車にカスタマイズしたいのであれば、時間をかけて、楽しみながら、様々なパーツを選ぶと良いですね。
ママチャリの改造に必要な変速機のありかた
安いけれども重い自転車と言うイメージのママチャリですが、改造する時に、変速機を交換することで、かなりの変化があります。
最近では、変速機の付いた安いママチャリも販売されるようになりましたが、昔、購入したママチャリを自分好みの自転車に変えるために、変速機を改造するのも楽しいでしょう。