「ママチャリを持っているけど、速く走れない…」
「でも、新しい自転車を購入するお金もない…」
このような方はいませんか?
そんな方におすすめなのが、ママチャリの改造。
今回は、ママチャリでも速く走れるようになる改造方法をご紹介します!
ママチャリとロードバイクの平均速度は?
●ママチャリの平均速度
まず、老若男女が乗ることが出来る自転車、「ママチャリ」は平均的にどれくらいの速度が出るのでしょうか。
およそで言いますと、徒歩の速度の約3倍。
懸命に走る速度と同じくらいです。
具体的な数値を挙げると、走る道の状態や、運転する人や距離によって速度は左右されますが、通勤・通学や普段の買い物など日常生活で使用した場合を想定すると、平均時速はおよそ15㎞といったところでしょう。
ブレーキをかけずに勾配のきつい坂を下ったり、運動能力が高い人が運転した場合はもっと速度が出ることもあります。
また、ママチャリでどこまで速度を出せるのかというと、時速20~25㎞ほどで走れる人もいます。
ママチャリを速く走れるように改造をすれば、もう少し上げることも可能でしょう。
●ロードバイクの平均速度
人力の乗り物で最速と言われているロードバイク。
このロードバイクは、もともと競技用の自転車です。
そのため、速度が上がるように車体が軽く、車輪は半径が大きく細いものになっています。
手入れされている道を走った場合のトップスピードは、一般の人でもおよそ時速40㎞で、自動車と同じくらいの速さを出すことが出来ます。
自転車を改造しよう!まずは、サドルの高さを変える
ママチャリを速く走れる自転車にしたい場合は改造しましょう。
改造といっても、すぐ実践出来るものばかりです。
まずは、簡単に出来るものをご紹介します。
●サドルの高さを変える
まずは、サドルの高さを変えましょう。
どのような高さがいいのでしょうか。
ロードバイクのサドルは、サドルが高く乗った時に姿勢が前傾姿勢になります。
それによって、空気の抵抗が少なくなり、速く走ることが出来ます。
また、サドルが低いと脚全体の筋肉を活かすことが出来ない、太ももの前側の筋肉ばかりに負荷がかかるので、脚が太くなる原因にもなります。
ロードバイクのように、ママチャリのサドルも高くすることで、普通のサドルの高さでは体全体で受けてしまう空気抵抗を減らすことが出来るのです。
どのくらいの高さがいいのかというと、地面につま先がギリギリ届くくらいの高さです。
サドルを高くしてすぐは少し違和感がありますが、徐々に慣れてくるので問題ありません。
この方法は、改造というまでもないくらい簡単なものなので、やってみる価値はありますよ。
自転車を改造しよう!タイヤの空気圧も重要
次は、タイヤの改造です。
これもまた簡単なものです。
自転車のタイヤの空気といったら、入れすぎてはいけないものと誰もが認識しているものでしょう。
確かにスポーツ自転車の場合は適正の範囲内で調整するのがいいです。
しかし、ママチャリは適度に空気を入れるよりも、限界まで入れた方が速度を出すためには効果的と言えます。
タイヤの空気が少ない場合、重力によってタイヤが下に垂れてしまい楕円になります。
空気が限界まで入ったタイヤは、綺麗な円を描くことで地面とタイヤの接着面を少なくことが出来るのです。
そのため、地面との摩擦抵抗が減り速く走れることが可能になります。
自分で空気入れを購入するのが嫌だという方は、近所の自転車屋さんなどでも空気入れを使用させて頂くことが出来るので、声をかけて借りるのもいいでしょう
また、タイヤの空気は自動車と同様、使用しているうちに空気圧が抜けていきます。
普段乗っていないから大丈夫、なんて思っている方もいるかもしれませんが、自然に空気圧が抜けているのでチェックをしましょう。
タイヤを指で押して、少し空気が減ったかなと思ったら補充することを忘れずにしましょう。
改造したママチャリに乗ろう!乗る時の姿勢は?
では、自転車を改造出来たら早速乗ってみましょう。
普通に乗るのではなく、乗り方も少し意識して変えることで速度も変わってきます。
●ペダルの踏み位置を意識
まず、ペダルを足の裏のどの位置で踏むかを意識しましょう。
土踏まずだったり踵で踏んでいると、せっかくサドルを上げた効果を発揮出来ません。
そのため、足の裏のつま先の方でペダルを踏むようにします。
足の裏のつま先でペダルを踏むことによって、脚を最大限に使うことが出来ます。
●サドルの座る位置を意識
サドルの座る位置も重要です。
前の方にちょこんと座る人も多いかもしれませんが、この座り方だと太ももの前側の筋肉に負荷が集中してしまいます。
サドルの真ん中か、出来れば少し後ろに深く座るよう心がけるといいでしょう。
ママチャリは、ロードバイクと比べサドルの位置が前寄りです。
そのため、少し後ろ側に座ることを意識することで効率的に筋肉を使うことが出来るのです。
●座った時の姿勢
サドルが高くなることで、目線も高くなります。
背筋をしっかりと伸ばして走りましょう。
改造したママチャリに乗ろう!服装も重要?
改造したママチャリの正しい乗り方がわかったところで、服装についてもご説明していきます。
ママチャリでより速く走るためには、やはり空気抵抗を少しでも減らすことが重要です。
自転車用ではない服装をしていると、空気抵抗が大きく速度を遅くする原因となります。
ロードバイクなどの自転車にあまり馴染みがない方からすると、少し抵抗があるかもしれませんが、自転車用のウェアは速乾性の素材が使われており、汗を素早く蒸発させてくれます。
自転車を運転すると、余程寒い時以外は汗をかきます。
冬用のウエアになると、体の前面はウインドブレークをして、背中の面では汗が蒸発するような作りになっていたり、防寒と汗の蒸発を両立しているものもあります。
普通の服装では、時速30㎞ほど出た場合、風で服がバタバタする、なんてこともあります。
このような問題も、ピッタリと体に密着するウエアは解消してくれるのです。
初めて着る時はなんだか恥ずかしいかもしれませんが、一度着てしまったらあまりの快適さに後戻りすることが出来なくなるでしょう。
改造自転車のママチャリにもぴったりなサイクルジャージ
「改造した自転車とはいえ、見た目はほとんどママチャリだし、がっつりなウエアを着るのは…」という方も多いでしょう。
そんな方にもおすすめのカジュアルなサイクルジャージをいくつかご紹介します。
●女性におすすめ
・PEARL IZUMI W334 サイクルプリントジャージ
ブルーとレッドのタイダイのようなボーダーに自転車のプリントがされているおしゃれなウエアです。
見た目もカジュアルで普段、街中を歩いていても違和感なしでしょう。
普通の自転車用ウェアと比べ、ゆとりのあるシルエットなので少し体形の気になる女性でも気にすることなく着れるでしょう。
吸汗速乾性も抜群なので、べたつかず快適な着心地です。
●男性におすすめ
・KAPELMUUR 半袖アロハジャージ スカイグレー
モノトーンのアロハ柄に、ブルーとオリーブをアクセントとしたシックなデザインの半袖チャージです。
夏らしい爽やかで涼しげなデザインとなってます。
年齢、男性、女性問わず着用出来ます。
優れたUVカットの機能と吸汗速乾性を兼ね備えており、汗の逆流がなく肌面にはほとんど汗が残りません。
暑い時期も安心して着用することが出来るジャージでしょう。
ママチャリを改造してより快適に乗ろう!
今回は、ママチャリでも速く走れるようになる改造方法をご紹介しましたが、役に立つ情報はありましたか?
ママチャリは、街でのんびり走る自転車というイメージかもしれません。
しかし、先ほどご紹介した少しの改造でロードバイクにはおよびませんが、少しだけでも速く走ることが出来るので、是非試してみてはいかがでしょうか?