長く自転車に乗っていると、様々なトラブルが起こります。
自転車の異音トラブルは、自転車店でも特定することが難しいといわれています。
今回は、トラブルの中でも多い自転車タイヤ交換時期の目安と、異音の原因についてご紹介していきましょう。
自転車のタイヤ交換時期の目安は?①
自転車のトラブルの中で、多いのがタイヤと異音トラブルです。
特に、ママチャリなどの自転車、購入してから一度もタイヤ交換をしたことが無いという方も多いのではないでしょうか。
しかし、長く乗っている自転車タイヤはかなり磨耗が進んでいるでしょう。
タイヤは消耗品であり、安全に乗るためには重要なパーツでもあります。
寿命が来たら、交換してあげる必要があります。
では、タイヤ交換の目安となるもので、どんなものがあるのか見て行きましょう。
○タイヤが摩耗していないか
まず、タイヤが摩耗していないか目で確認しましょう。
目で確認で出来るタイヤの摩耗は、交換時期が一番わかりやすいポイントになります。
タイヤの接地する部分をよく見てみてみましょう。
もしその時、タイヤのミゾが無くなっていたり、中の繊維質部分がむき出しになっていたり、少しでも見えてきていたら交換時期ということになります。
タイヤの消耗は、身体の重量や、道路の路面状況などで左右されますが、だいたい2000kmから5000kmの走行で磨耗して交換の時期だといわれています。
自転車のタイヤ交換時期の目安は?②
他にも、タイヤ交換時期の目安となるものを、ご紹介していきます。
こまめにチェックしてみましょう。
○傷がついていないか
タイヤの全体を見ることで、切り傷や刺し傷が無いかどうかも同時にチェックしましょう。
自転車を走る路面には、必ずしも安全ではありません。
路面には、細かいガラス片や、金属片など鋭利なものが転がっている場合もあります。
このようなものが、もしタイヤに刺さってしまったとしても、すぐにパンクをするというわけではありません。
しかし、このような傷を放って置くと、傷のついている部分が、走行中より広がってしまったり、傷ついた部分に衝撃が加わり、いずれパンクしてしまうことも考えられますので、早めに交換をおすすめします。
○タイヤ側面にひび割れが出来ていないか
タイヤを目でチェックする時、タイヤ側面等にひびが入っていないか確認してみてください。
もし、タイヤにひび割れが確認出来るようなら、交換時期ということになります。
走行していないタイヤであっても、経年劣化でひびが入ってしまうことはあります。
特に、雨ざらしにされている自転車は、経年劣化も早く進みます。
ひび割れを放置していると、チューブがはみ出てバーストの可能性もありますので、早めの交換をしてあげましょう。
次の記事では、タイヤ交換後の異音についてお話していきます。
タイヤ交換後、異音がしてしまう原因とは?①
タイヤ交換を行った後、タイヤから異音が鳴ることがあります。
中には自転車店でタイヤ交換を行った後、異音が鳴るようになった方もいるようです。
今回は後輪のタイヤ交換後に、異音が鳴ってしまう原因についてお話していきましょう。
タイヤ交換のとき、交換を素早くする為にホイールのフレームを広げて作業をすることがあります。
このホイールのフレームを広げての作業は、スポークのニップルを締めることで修正されます。
ニップルを調節した後でも、ホイールが歪んでいたら、工具を間違って使ってしまった可能性があります。
まず、自転車のホイールがセンターに来ているか確認してください。
次にチェックする物は、ホイール自体に歪みがないかということです。
そこで、ホイールの空回りを行ってみましょう。
ここでブレていたら、リム自体が歪んでいる可能性が考えられます。
異音が出る原因は、リムの歪みによるフレームとの接触かもしれません。
近年、大型店では経験があまり無いアルバイトでも自転車の仕事を任されていることもあります。
そのため、ミスを起こすこともたびたびあるようです。
自転車店でも、技術で大きな差が出るでしょう。
タイヤ交換後、異音がしてしまう原因とは?②
もう1つの原因としては、しっかり密着していないことです。
本来タイヤを交換をした際、チューブを入れタイヤをはめ込んだ後、タイヤを回転させながら揉み叩きの作業を行います。
最後にバルブパイプの先端を親指で押し込むという流れになります。
タイヤをはめ込んだだけだと、チューブがタイヤとリムの間に挟まってしまうことがあります。
そこで、この回転させながらもみ叩く作業は確認するために行い、チューブのよれている状態を直す作業です。
この作業を行わないと、タイヤから異音が出たり、最悪の場合バーストになる可能性もあります。
○バーストはリムやタイヤを破壊する可能性が!?
チューブを噛んでたらすぐにバーストするか、というと案外すぐにはバーストしません。
しかし、そのまま気づかず乗り続けると、いずれバーストを起こしてしまう可能性もあります。
ちなみにバーストは、かなりの破壊力です。
バーストを引き起こすと、リムが破壊されたり、タイヤが伸びてしまうこともあります。
タイヤ交換後の異音がする場合、もしかしたらタイヤとチューブの噛んでしまっているかも知れません。
自転車の異音トラブル!原因は?
では、タイヤ交換などのトラブルと同様、自転車に多い異音についても見て行きましょう。
○自転車の異音原因で多い、チェーン
自転車から、異音が鳴ってしまう原因の1つとして多いのが、チェーンの伸びや劣化によるものです。
自転車を漕いでいる際、カラカラと異音が鳴る場合は、チェーンが伸びてしまっている可能性があります。
また、チェーンメンテナンスをしていないと、劣化を早め、異音を起こる可能性もあります。
異音を防ぐためにも、定期的にメンテナンスを行うといいでしょう。
○異音原因のひとつ、ブレーキ
ブレーキをかけたと同時に凄いブレーキ音が鳴る自転車を見かけることがあります。
ブレーキは、ブレーキシューと呼ばれるゴムのパーツが車輪に当たり、制動がかかる仕組みになっています。
ブレーキ周りは意外にも汚れていることも多く、汚れが異音の原因にもなります。
また、ブレーキシューが無くなると、制動力がなくなってしまいます。
ブレーキをかけたときの異音がひどい場合は、危険な状態かもしれません。
制動出来ない自転車は大変危険です。
早めのメンテナンスを行ってください。
自転車チェーンとブレーキの異音対策法!
では、異音がしてしまったら、対策をしていきましょう。
とにかく、タイヤ交換も異音も定期的なメンテナンスが大切です。
まず、チェーンをメンテナンスするときに注目するのは、汚れとチェーンのたるみをチェックしましょう。
メンテナンスを行っていないチェーンは、大変汚れているかと思います。
専用のクリーナーなどを使って汚れを除去してあげましょう。
チェーンがたるんでしまった場合、空回りなどを引き起こす可能性もあり、とても危険です。
一度たるんでしまったチェーンは元に戻ることはありません。
前輪のブレーキの場合もチェーン同様、汚れを取り除いてください。
注意するのが、ブレーキ洗浄に油分が含まれている洗剤を使うのはやめてください。
油分が含まれているものを使うと、ブレーキが効かない状態になってしまいます。
ブレーキの汚れを落としても異音がおさまらない場合は、ブレーキシューを削るとおさまることもあります。
ブレーキシューがツルツルで危険な状態だったら、ヤスリなどで表面がザラザラの状態になるようにしてください。
これでも異音が鳴り止まないときは、ブレーキシューの角度を変えてみましょう。
いずれも、初心者には難しい調整かもしれません。
自分で調整、交換を行うことは可能ですが、初心者がやると失敗することも多いです。
自信がない方は、専門の方にお願いしてしまいましょう。
自転車にはトラブルが付き物
いかかでしたか?
自転車のタイヤ交換時期の目安と、異音の原因についてご紹介しました。
自転車に乗っていると、こういったトラブルは付き物です。
自転車のメンテナンスは自分を守ることでも、大切なことだと思います。
もし、自分で出来ないのであれば、定期的に自転車店で見てもらうのもいいでしょう。