ランドナーはロードバイクと見た目は似ていますが、まったく違った自転車になります。
ランドナーは旅を楽しむための自転車として作られているため、丈夫で荷物を積むことが出来る、キャリアが付いているのも特徴です。
そんな、ランドナーで福岡県を走ってみませんか?
今回は、福岡県のおすすめスポット、コースをご紹介します。
福岡県まで、ランドナーで自転車旅!ランドナーの特徴について
日帰りから宿泊を要する旅まで、サポートするツーリング用自転車にランドナーがあります。
福岡県などへツーリングをするという方に、このランドナーがどういう自転車なのか解説します。
ランドナーとは、フランスで生まれた長距離を移動するために作られた自転車です。
その名称は、フランス語で小旅行を意味する「ランドネ」からきています。
ランドナーの定義については意見が分かれますが、およそ次のようなものです。
・泥除けがある
スポーツバイクの多くは泥除けが装備されていませんが、ツーリング用自転車なので泥除けは必要です。
輪行をするために分離式になっていることが多いです。
・キャリアがある
長距離を移動するために荷物を積むことが前提になっていますので、キャリアがついています。
・ランドナーバー
長時間走るので、乗車位置を変えられるドロップハンドルが採用されています。
ロードバイクに採用されているようなドロップハンドルではなく、ドロップ部分がハの字に広がったランドナーバーと呼ばれるハンドルです。
・タイヤ
ロードバイクほどは細くなく、マウンテンバイクのように太くはないタイヤを用います。
・鉄フレーム
長距離を走るため、振動吸収性に優れ、耐久性のある鉄が用いられています。
・フレーム設計
長距離走行を考慮しているため、低速と高速のどちらにも対応ができるように設計されています。
自転車旅に福岡県をおすすめする理由
ツーリングをする上でおすすめしたい都道府県は数多くありますが、その中でも今回、福岡県をおすすめする理由についてご紹介していきましょう。
●自転車レーンが増えている
福岡県はもともと自転車レーンが少なくて、あってもすぐに終わってしまう場所が多く、日本一自転車で走りにくい街と言われていましたが、最近、自転車レーンへの取り組みが積極的に行われてきています。
●側溝蓋が横向き
車道端の側溝の蓋にある溝が進行方向に向かって縦向きだと、自転車のタイヤがはまって転倒する危険が高くなります。
しかし、福岡県ではこの蓋の溝がほとんど進行方向に向かって横向きなのです。
これによって転倒するかもしれないという恐怖感がかなり軽減されます。
そもそも自転車レーンがあれば側溝の上を走る必要もないのでしょうが、福岡県は自転車レーンがない道路でも側溝の蓋の溝はほとんど横向きなので安心して走行できます。
また、このような取り組みを行ったのは福岡県が初めてとも言われています。
自転車に乗る人でなければほとんど気にならないことですが、知らない地方からやってきた道に不慣れな自転車旅の人からすればとても助かることだと思います。
このように福岡県は、自転車も走りやすくなってきているので、ランドナーに乗って訪れてみてはいかがでしょうか。
ランドナーで福岡県を走ろう!
福岡県では自転車の走行がしやすいようになってきていることがわかったところで、この項では福岡の中心部である福岡市について見どころをご紹介します。
福岡市は他の大都市に比べると自転車の売れ行きが高いと言われています。
街中に坂道もほとんどなく街並みがコンパクトにまとまっていて、ランドナーなどの自転車で訪れるには最適な街です。
自転車で福岡市を楽しむルートにも触れていきましょう。
福岡市の中心部である天神から出発します。
東に向かって走行すると天神中央公園があり、この天神中央公園は広々とした芝生が広がり、都会の中心部で心の安らぎを得られるオアシスとして親しまれている場所となっています。
そのまま天神中央公園を出て、春吉橋でキャナルシティ博多を右手に見ながら中洲エリアに入ります。
この中州エリアには、有名な博多祇園山笠の追い山のスタート地点である博多の総鎮守とされる櫛田神社があります。
そのまま中洲エリアを抜けて歩道橋をくぐり右手にカーブして、そのまま進んで1つ目の信号を左にカーブしますと、博多警察署前が出てきますので、過ぎると大博通りに出ます。
大博通りを横切ると右手に承天寺が見えてきます。
この承天寺には、うどんとそばなどの発祥の地であることを示す石碑があります。
さらに承天寺を出て、地下鉄祇園駅方面に向かっていき、地下鉄の出入り口前まで行くと、木造の中では日本で一番とうたわれている大きさの大仏がある東長寺が見えてきます。
この東長寺に立ち寄って、歴史を感じて見るのも楽しいです。
その後、東長寺を右へ行き、すぐのところを右へ曲がり、そのまま進むと次には、日本最初の禅寺である聖福寺が見えてきます。
この福岡市の中心の天神から出発して、大博通り付近までの歴史を感じながら楽しめるルートを是非堪能してみてください。
福岡県の博多駅周辺で立ち寄りたい、おすすめ飲食店
先程の福岡市のおすすめルートをランドナーなどで楽しんだら、博多駅周辺で飲食店を楽しんでみるのも楽しいです。
そこで、おすすめの飲食店をご紹介していきます。
・しま屋
福岡市営地下鉄呉服町駅、聖福寺の近くにある担々麺が評判の中華料理店です。
路地裏にあるので地元の人でなければ普段目にすることがないお店ですが、全国から評判を聞きつけたお客さんが集まり、いつも行列が出来ています。
一番人気の担々麺は鶏ガラスープと干しエビの出汁がきいた和風テイストの逸品です。
マイルドな辛味の中に甘味と旨味が押し寄せてくる上品な味わいが絶品です。
麺は歯ごたえのある食感がポイントです。
・イタリア家庭料理 UNO
ここも呉服町周辺にある、本格イタリアン料理が楽しめるお店です。
ここのおすすめは、通常の約3倍の発酵時間をかけて作った生地が特長の天然酵母のピザです。
ピザ以外でも温泉卵のカルボナーラなどのパスタもおすすめです。
その他一番人気のパスタランチ、クリームリゾットランチ、ガレットランチなど、その日の気分に合わせて楽しめます。
・みやけうどん
イタリア家庭料理 UNOのすぐ近くにあるうどん専門店です。
大正時代に建てられた古い民家風の店内の椅子は全て木製で、どこかノスタルジックです。
福岡県はうどん発祥の地で、柔らかい麺と出汁のきいた風味豊かな味の博多うどんは、福岡県の人にとって欠かせないソウルフードです。
メニューはかけうどんとかけそばのみで、お好みでトッピングするというシステムになっていて、うどん本来の味を楽しむことが出来ます。
福岡県のおすすめコース!けやき通りのグリーンロード
福岡県のおすすめコースはまだあります。
ランドナーで、ツーリングして福岡県に立ち寄ったときに楽しむのも良いでしょう。
まずは、「けやき通りから大濠公園」のコースです。
福岡市の中心部、天神から少し離れた警固公園から若者でにぎわう大名地区を抜け、国体道路を西へ向かうとけやき通りと呼ばれる通りに出ます。
けやき通りは、道の両側にはけやきが植えられ、通りに面してオシャレなショップやカフェが軒を連ねていて、ウィンドウショッピングをするだけでも楽しくなります。
このけやき通りを出て、護国神社から右手に進むと福岡場跡地、福岡市美術館と過ぎて大濠公園に到着します。
そして、福岡市美術館からそのまま直進し、福岡武道館、福岡管区気象台を過ぎると、おすすめのお店が出てきます。
イタリアパンのお店の「LA SPIGA」です。
何を食べても美味しいと評判のお店で、客足の絶えない人気のパン屋です。
店内にはイートインできるスペースがあって、焼き立てのパンがその場で味わえますが、ここはテイクアウトして大濠公園で一休みして食べるのがおすすめです。
公園の水辺で味わう時間はちょっとした贅沢です。
福岡県の海辺のサイクリングコースをランドナーで走ろう
次に海岸通りを通るおすすめサイクリングコースについてもご紹介します。
福岡県は、都心部からほど近いところに整備された百道浜という海岸通りがあります。
この百道浜は、自転車のサイクリングコースとして最適です。
天神から昭和通りを西へ、黒門橋から北へ向かい百道浜へ出ます。
途中、当仁小学校前に河童の噴水があります。
なかなかユーモラスな表情の河童の像があります。
そして、よかトピア通りに出て、菰川沿いに海に向かいます。
しばらく行くと海岸に出ます。
ちょうどヤフオクドームの北側に広がるのが地行浜、樋井川を越えると百道浜になります。
百道浜は、夏になると海水浴やビーチバレーなどの多くの行楽客でにぎわいます。
ここの波打ち際で、散歩や日光浴をするだけでも癒されます。
大都市の中心部天神からそう遠くない地域に充実した海浜公園を持つのも福岡県の魅力だと言えます。
全国でも福岡県は自転車で旅行をするのに魅力あふれる街です。
大都市であるだけでなく、近くには自然があふれ、様々な楽しみ方が出来ます。
ランドナーに乗って福岡県を訪れ、自転車の旅を満喫してみるのも良いですね。
福岡県をランドナーで走ってみませんか?
福岡県の街は、自転車にとって、走りやすい街だといえます。
そのため、自転車観光するのに、ぴったりです。
今回は、福岡県おすすめコースや飲食店をご紹介しました。
ぜひ、ランドナーで福岡観光を楽しんでみてください。