琵琶湖一周ロングライドの、ライドイベントに出場するには?

琵琶湖一周ロングライドをご存知でしょうか?
琵琶湖の周りを走る、ライドイベントです。

全国から、出場者が集まり、小学生4年生以上であれば誰でも出場できる大会です。
この琵琶湖ロングライドは、あくまで自転車を楽しむものであり、タイムを競うレースではありません。

それでは、琵琶湖ロングライドとはどういった大会なのか、ここでご紹介していきます。

琵琶湖一周ロングライドとは!?

琵琶湖と言えばもちろん日本で一番大きな湖ですが、滋賀県の面積の約1/3を占めている事からもその大きさが分かります。
この琵琶湖で毎年行われているのが「ビワイチ」の名で知られている、サイクルイベント「琵琶湖一周ロングライド」です。

2016年には5万人以上の参加があったこのイベントは、やはり日本一の湖を制覇したという達成感が得られるので、満足することでしょう。

コースは、琵琶湖大橋以北の北湖を一周する約148㎞の「ロングライドコース」、途中で船に自転車を積み込んでクルージングをする「サイクルージングコース」、ロングライドコースに少しコースをプラスした160㎞の「センチュリーライド」コースの3種類があります。

この大会はレースではありませんが、一応の通過制限時間は設けてあります。
特にロングやセンチュリーは、10時間前後の長丁場になるので、安全面も考慮して制限時間があります。

定員は、ロングライドコース1400名、サイクルージングコース100名、センチュリーライド500名です。
毎年3月に開催されていますが、前年の10月末にはエントリーが開始されるので、早めに応募しておいた方が良いでしょう。

琵琶湖ロングライドの大会規則とは

琵琶湖ロングライドに参加する場合は、大会の規則を守りましょう。

まず、参加前には自転車専門店で車検を受けて下さい。
ハンコが押印された車検証を大会の受付時に提出して下さい。

基本的な道路交通法を守りましょう。
難しい事はありません【赤信号は止まる】【一時停止を守る】【左側通行】【並列走行の禁止】などです。

そのため、自動車が並走する事はNGです。
更に先頭を走っている人は、ペースメ-カーである先導者を追い越してはいけません。

また、自転車は原則公道を走れるものであればOKですが、ママチャリ、電動アシスト付きの自転車は不可です。
更にロングライドとセンチュリーコースは、タイヤをすぐ外せるように、クイックレバー装着車に限ります。

また、早朝時は視界が悪い上に他者からの視認性も低いので、必ずヘッドライトを点灯してしなければいけません。

また、事故や何らかの理由でリタイヤする場合は、大会の役員に申し出て指示を仰いで下さい。
くれぐれも勝手にコースを離れないようにしましょう。

琵琶湖ロングライド、駐車場と受付は?

琵琶湖ロングライドは、当然自分の自転車を持ち込む事ができますので、会場の駐車場は気になるところでしょう。

駐車場については先着の予約制になっています。
スタート地点近郊の駐車場を先着で割り当てられ、1台1,000円で1日利用できます。

数に限りがあるので出来れば乗り合わせてくることが望ましいです。

受付の確認は、前日の午後から出来ます。
イベントなども行われているので、前日から会場入りして調整も兼ねてゆっくりなさる方も多いです。

また、当日はスタート前となるので、かなりの早朝に受付となります。
3月ですからまだまだ寒いですし、バタバタするので可能であれば前日に受付を済ます方が賢明です。

また、例年、落し物や忘れ物が多発するので、注意して下さい。

順次ご自宅の方に郵送されます「参加確認書」を持参して頂き、スタート時刻と集合場所を必ずチェックして、気持ちに余裕をもってスタートするのが良いでしょう。

あとは天候が変わりやすい地域でもあるので、上に何か1枚羽織ってスタートしましょう。

琵琶湖ロングライドに出場する時、自転車は持っていく?レンタル?

琵琶湖ロングライドに参加するためには、先ほども触れましたが、スポーツ系の自転車が必要になります。
ママチャリは不可です。

遠方から参加の方もいるので、そのような方は自転車を運ぶ手段も考えなければなりません。
長年乗られている方はお分かりの事と思いますが、スポーツ系バイクは簡単に車輪が外れます。

そのため、分解して、専用の輪行バックに入れれば、公共交通機関で持ち運び可能です。

ちなみに琵琶湖ロングライドのスタート地点は、JR北陸本線の長浜駅からすぐの豊公園ですので、電車で持ってきていただくのが良いかもしれません。

また、先ほども言いましたが、駐車場もありますので車で持ってくる手もあります。
サイクルキャリアが付けられればそれで持ってこれますし、なくても専用の固定台などを使えば、後部の荷台に積む事も出来ます。

また、自分の自転車を持っていない方はレンタルとなります。
しかし、大会本部がレンタサイクル店と提携している訳ではないので、ご自分でお店を探さなければなりません。

琵琶湖周辺で何ヶ所かは確認できますが、大会当日ともなるとほとんどの自転車が出払ってしまう状況だと思います。
事前に予約出来るお店もありますが、数に限りもあるので、希望通りにはいかないかもしれません。

自転車の準備を万全にしてから、琵琶湖ロングライド参加しよう

さて、琵琶湖ロングライドは文字通り長丁場の持久戦ですから、大会の前にはご自分の自転車のコンディションを整えておきましょう。

チェーンへの注油やタイヤの空気圧はもちろんの事、長い事乗ってない自転車などは試し乗りしておいた方が無難です。
会場で車体チェックを有料サービスで行っていますが、混み合っていますし、万一重大な欠陥が見つかって参加が出来なくなる可能性もあります。

そうなれば交通費もかかりますし、前日入りなら宿泊費も水の泡ですから、そうならないようにしっかりと点検・整備をしてから臨みましょう。

また、滋賀県では平成28年10月から、自転車にも損害賠償責任保険等の加入が義務となりました。
琵琶湖ロングライドの参加料に含まれる保険は自分ための傷害保険であり、万が一事故を起こし賠償が発生した場合には対応できません。

長丁場で何があるか分かりませんし、一般の方とのトラブルもないとは言い切れませんので、自転車保険に加入しておきましょう。

琵琶湖ロングライドの楽しみの一つ、補給食について!

琵琶湖ロングライドには「エイドステーション」と呼ばれる休憩所があり、チェックポイントの役目も兼ねているため、ライダーはそこを必ず通過しなければなりません。

そのため、ここでは大会側が補給食を用意してくれています。

おにぎりや味噌汁を始め、あんぱんやコロッケもあります。
第3エイドステーションになる「鮎家の里」では、カレーライスと「小鮎のから揚げ」が用意されています。

100㎞を過ぎた辺りの場所で、丁度お腹も減る頃ですからカレーもうれしいですが、やはりそこは琵琶湖の鮎でしょう。

大会本部の粋な計らいです。

また、最後の第4エイドステーションでは、これまた地元の有名なお肉屋さんである「千成亭」さんの近江牛コロッケがふるまわれています。
コースの途中で郷土の特産品が味わえるのも、琵琶湖ロングライドならではの醍醐味です。

そして、完走した人だけがもらえる「びわ湖一周認定書」と「びわ湖一周サイクリング認定ステッカー」がステータスと言えるでしょう。

上級者の方は、ぜひ最長のセンチュリーライドで完走を目指して下さい。

琵琶湖ロングライドに参加してみませんか

琵琶湖のロングライドについてご紹介しました。

琵琶湖ロングライドは制限時間はあるものの、タイムを競うレースとは違い自分のペースで挑戦できます。

また、琵琶湖ロングライドの醍醐味であるエイドステーションでは、現地ならではの補給食も用意されているのもうれしいポイントです。

日本一の湖「びわ湖」の雄大な景色を楽しみながらのサイクルイベント。

観光もかねて参加してみてはいかがでしょうか。