高校に入学し、どんな高校生活を送ろうかワクワクしている方はいませんか?
高校の部活では新しいことに挑戦したい!という方もいらっしゃると思います。
そんな方は、初心者でも上達しやすい自転車競技を始めてみるのはいかがですか?
今回は、高校での部活の選び方からお伝えしていきます。
高校の部活は初心者からスタートしてもついていける?
高校生になり、初心者で部活に入部しようと思った時、その部活についていけるのかどうか心配に思う人も多いと思います。
その場合はまず、入りたい部活がどのようなレベルなのか、そのレベルは自分が求めているものなのか、その部活動に対して何を期待しているのかを考えてみると良いと思います。
例えば、サッカー未経験者が全国大会に出場するようなサッカー部に入部するとなると、生半可な気持ちではついていけないでしょうし、楽しくやれれば良いと思っているのであれば、そのくらいのレベルの部活を選択するべきです。
逆に、上を目指したいと思っているのに楽しむレベルの部活を選択した場合は、物足りなく感じてしまうかもしれません。
入部したい部活が高いレベルの部活であれば、それだけの覚悟とやる気・向上心が経験者よりも多く求められます。
場合によっては、その部活動に所属しているのが非常に困難に感じられてしまうかもしれません。
しかし、初心者で高いレベルの部活動に入部したとしても、上を目指して大きな結果を残したいという強い気持ちと、それに見合った努力ができるのであれば、活躍できる可能性はあると思います。
初心者が高校で入部する部活を選ぶポイント
高校の部活動に初心者で入部しその部活についていけるのかどうかというのは、選ぶ部活の種類によって変わってくると思います。
例えば、テニスやバドミントン、吹奏楽、バレーボールといった部活は中学生になってから始める人が多く、高校の時点での経験の差は約3年間ということになります。
しかし、バスケットボールやサッカーなどは、小学生の頃から地域のスポーツクラブに所属していたり、小学校の体育の時間に行っていたりと、経験者がそのスポーツを行ってきた期間が長くなります。
つまり、大きな差が経験者と初心者との間についてしまっている可能性があるのです。
このように、レベルの高い部活動や初心者と経験者との差が気になるという人は、高校から始める人が多い部活を選択するという手もあります。
例えば、軽音部・茶道部などといった部活動は中学校ではあまり見かけないので、高校になってから始める人が多い部活と言えるのではないでしょうか。
大切なのは「何がしたくてその部活に入部したいのか」、そして「その部活動を通してどのような高校生活を送りたいのか」、ではないでしょうか。
自分なりのビジョンを持って、それに見合った部活を見つけてください。
高校の部活で初心者から自転車競技を始める人も多い!
高校から初心者で始める人が多い部活のひとつとして、自転車競技部というのがあります。
自転車競技部というと強豪校のイメージが強いかもしれませんが、ほとんどの高校生が未経験の状態から活動を始め、練習と経験を積み重ねて、優勝したり全国大会で活躍しています。
それでは、自転車競技部とはどんな練習をするのでしょうか。
平日は30~50Km、休日は150~200Km、1ヶ月で約2000Km(青森→鹿児島ぐらいを)走るそうです。
監督に与えられた練習内容をこなすだけでは強くなれません。
大切なのは、共に活動するチームメイトと自分自身です。
自分達に足りないものを考え、仲間であり、ライバルであるチームメイトと共に切磋琢磨していくことが重要です。
黙々と一人で練習して強くなっていく人もいますが、「全員で強く・全員が強く」を目指して進むのが部活動の醍醐味ではないでしょうか。
仲間の力を借りて、自己研磨する格好の場所となることでしょう。
高校生くらいの年齢の時は、練習すればするほど実になる時期でもあります。
初心者から始めたとしても、頑張り次第で活躍できる可能性は大いにあると思います。
自転車競技の名門高校(埼玉・千葉編)
高校から初心者で始める部活として自転車競技部に興味を持ったあなたへ、自転車競技部の名門高校をご紹介します。
多くの部員が未経験者からの出発ということで、あなたもここの高校から活躍できるかもしれません。
まずは、千葉県・埼玉県からです。
【千葉県立京葉工業高等学校】
関東でも自転車競技の名門校として有名で、大きな大会に継続して参加しています。
飛躍するためには個人の能力はもちろんですが、周囲の環境も重要です。
この高校は部活動への意識が学校全体として高いため、理想的な環境のもと練習できます。
【千葉経済大学附属高等学校(私立)】
関東の中でも自転車競技の有名な高校です。
2016年リオ・パラリンピックでパイロットとして2人乗り自転車競技に出場した田中まい選手は同校の卒業生です。※2人乗り自転車競技:視覚障がいのある選手と同乗者(健常者)とで行う競技。
その他にも、現役や卒業生にも強豪者が多くいます。
また、千葉競輪場を練習場として使用することがあります。
【埼玉県立川越工業高等学校】
県内で一番古い工業高校で100年の歴史を持つ、強豪の揃った自転車競技部です。
関東の大きな大会で良い成績を収めています。
県大会上位入賞者の多くがここの部員です。
充実したトレーニングルームが話題となり、メディアに取り上げられました。
自転車競技の名門高校(神奈川・東京編)
次に、神奈川県と東京都の自転車競技部名門高校をご紹介します。
【横浜高等学校(私立)】
横浜県内の大会で優秀な成績を収め続けています。
自転車競技部として有名校です。
部員のほぼ全員が初心者から始めています。
【昭和第一学園高等学校(私立)】
東京都立川市にある高校で、自転車競技部の中で全国トップといわれている名門校です。
日本一を目標に様々な大会に出場し、優秀な成績を収めています。
創部13年でインターハイと全国選抜大会総合2連覇。
2013年には東京都代表として国体総合優勝。
常にタイトル獲得が期待されています。
「全国制覇」を目標に新入部員を募集しています。
「やるからには上を目指したい」「高校生活を自転車に捧げたい」という人におすすめです。
高校から初心者で始めた部活だとしても、環境と周囲の支え、そして自身のやる気と頑張り次第で、十分に活躍できる可能性があるといえます。
あなたはどの高校で、自分を試してみたいと思いましたか。
初心者から始める高校の部活で得られるもの
もしあなたが、部活をやるのかやらないのかで悩んだときには、高校生の時にしかできないことや、高校でやりたいことなど、どのような高校生活を送りたいのかを考えてみてください。
きっと、高校生らしいことの1つとして、部活動というのがあるのだと思います。
高校の部活動では、先輩・後輩との関わりが中学の時よりも深くなると同時に同期との関わりも深くなります。
つまり、人間関係の土台であり、社会に出てからも必要となる上下関係や、仲間との集団行動を学び得ることができます。
また、これから一生の付き合いとなる親友や仲間との出会いの場となるかもしれません。
もちろん、楽しいことだけでなく辛いこともたくさんあります。
しかしそれは、運動部でも文化部でも、経験者でも初心者でも、みな平等に与えられるものです。
それらを乗り越えた経験というものは、生きていく上でのかけがえのないものになっていくに違いありません。
困難を乗り越えればきっと、引退の時には「楽しかった」と素晴らしい一生の思い出となるはずです。
高校生活を充実させたいと思っている人には、是非何かしらの部活動に励まれることをおすすめします。
部活に入って有意義な高校生活を送ろう!
初心者からでもスタートできる部活があると知って安心した方も多いのではないでしょうか。
高校から始めた部活がその後の人生に大きな影響を与えることがあります。
それでなくても、高校生活での部活動はとてもいい思い出になります。
ぜひ、高校進学を機に新しいことを始めて、新たな自分を発見してください。