明日の天気が雪予報だった場合、学校までの通学に悩みますよね。
雪だからといって休むわけにもいきません。
普段、自転車で通学している学生さんに、雪道を自転車で走る危険性や、対処法などご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
明日は雪予報、学校までの通学で自転車は危険?
天気予報で明日は雪と出ていたら、学校への通学はどうしますか。
いつもなら自転車でさっと行ける道でも、雪となると交通手段に悩むことでしょう。
路面がツルツルだと自転車で走行したときに滑って転んだ場合、派手に制服が濡れてしまいます。
さらにケガも心配ですし、他の歩行者にぶつかる不安もあるでしょう。
道も車道は怖いので、どうしても歩行者用の道を通ってしまいたくなります。
車でも自転車でも、冬用のスタッドレスタイヤというものがあります。
スタッドレスタイヤとは、雪道や凍結した道路を走るために作られたタイヤで、普通のタイヤより駆動力や制動力に優れています。
タイヤの溝も深く作られていて、デコボコした形状になっています。
使われているゴムも柔らかい材質が使われていて、道路の表面により密着して走行できるようになっているのです。
また、水膜を払い除ける機能にも優れています。
水膜が払えない普通のタイヤだと、タイヤが路面をしっかりグリップ出来なくなるのでスリップしやすくなるのです。
しかし、スタッドレスタイヤに変えたからと言って、絶対安心なわけではありません。
雪道での自転車走行は基本的に危険だということを認識しておきましょう。
明日の天気が雪だとわかったら、学校まで歩くことも考よう
明日が雪だとなれば、学校まで歩いて行く人は多いでしょう。
時間はもちろん早めに出発されると思いますが、2倍以上はかかると思っていた方が無難です。
気持ち的にも余裕がありますし、途中何かあっても対応しやすいです。
ここで、雪道の歩き方をお伝えします。
雪道での歩き方は、小さな歩幅で歩くことがコツです。
大きな歩幅で歩くと、足を高く上げる必要が出てきて、その分安定感が欠けるからです。
そして、足の裏全体を地面につけるように歩きます。
重心を少し前におくような感じで、足裏全体を地面につけると体が安定しやすいです。
出来ればスパイク付きの靴など滑りにくい靴を使用するのが良いでしょう。
学校で決められた靴のところも多いと思いますが、雪の日は何も言われないのではないでしょうか。
念のために、別の袋に学生靴を入れて持って行けば問題ないでしょう。
朝は雪が積もっていても、帰りはすっかり普通の路面に戻っているかもしれません。
しかし、雪が降り続けることもあります。
靴底の溝が深いものや、雨靴・長靴などのゴム製だと靴の中に雪が入ってくることもなく、靴下も濡れません。
このようにすると冷えづらいので、雪だと分かるときは事前に用意出来るものはしておくのが良いでしょう。
明日が雪でも、学校通学に自転車を使いたいときは?
明日が雪だとわかっても、どうしても自転車で学校へ行きたいという方もいるかもしれません。
そんな時は、自転車のタイヤをスパイクタイヤに変えるという方法もあります。
道路交通法でも、自転車は軽車両になりますので、スリップ防止の策を取る必要があります。
そのため、大雪が降った時のスパイクタイヤの使用は悪いことではなく、むしろ必要なことです。
雪が多い地域では、購入する際、スパイクタイヤ仕様のマウンテンバイクにしておくと良いかもしれません。
スパイクタイヤは、何といっても雪道での路面のグリップがしっかりしているので、安定感があります。
しかし、スパイクタイヤにしていると、車体が重いのが難点です。
平地でもスピードは出ませんし、坂では非常に苦労します。
また、スパイクタイヤは、走行時に出る粉塵が人体に悪い影響を与えることもわかっています。
スパイクがアスファルト道路を削ってしまうので、地方自治体によっては10万円以下の罰金を取るところもあるのです。
このことから雪のない時の使用はできません。
日本海側の雪道が多い地域でなければ、スパイクタイヤは不向きと言えるでしょう。
雪道用タイヤはスパイクタイヤとスタッドレスタイヤどちらがいい?
雪道以外では、スパイクタイヤが使えないとなると、どうすれば良いのでしょうか。
それを解決したのがスタッドスタイヤです。
スパイクタイヤに比べると、雪道での性能は劣りますが、それでも普通のタイヤと比べるとグリップ力があります。
雪道ではない普通の道路でも、問題なく乗れるところが魅力です。
普通タイヤと比べると、アスファルト道路での性能はやや落ちますが、一年中スタッドレスタイヤに乗っている人もたくさんいます。
冬場に雪が降る地域ですと、春や秋にタイヤをつけ直すのは結構大変です。
はずしたタイヤの保管場所も必要になります。
自転車のスタッドレスタイヤは、前後2つで1万円前後です。
数年乗り続けることを考えると、少しでも安全に乗りたいならば高いお買い物ではないと言えるでしょう。
スタッドレスタイヤにしておけば、明日が雪だと天気予報が出ても、あまり心配せずに学校へ行けると思います。
もちろん、滑らないわけではありませんので、十分注意して登校するようにしましょう。
雪は降ってから、1、2日後が危ない!?
雪が降っている時や積雪時には注意しますが、地面が見えてくると人はつい安心してしまいます。
しかし、そんな時ほど注意が必要です。
このような時は、ブラックアイスバーンになっているかもしれないからです。
ブラックアイスバーンと言われる現象は、見た目では普通の乾いた道路のように見えて、薄い氷の膜が張った状態なのです。
ツルツルで滑りやすくなっています。
夜間では特に見えにくいので、注意して走行することが大事です。
もう雪もなくなったので、明日は自転車で学校に行こうと思っても、朝は気温も低くまだ凍結している恐れが大なので、気をつけて登校するようにしましょう。
ブラックアイスバーンになっているところが多いのは、橋の上や日陰になっている部分です。
雨で濡れた路面だと走行中水が跳ねる音がしますが、ブラックアイスバーンでは凍っているので音がしません。
急ブレーキや急発進、急ハンドルは大変危険です。
また、歩行者や自動車も滑って、自分の方に滑ってくる危険性があることを頭に入れておくようにしましょう。
両足がしっかりと地面に付く高さに、サドルを調節しておくことも大切です。
雪が降った後の路面はパンクのリスクが上がる!
雪が降った後の道路は、普段より異物が多く残っています。
雪が溶けて水が流れることにより、ゴミや砂や石ころなどが残されているのです。
それを自転車のタイヤが踏んでいくので、パンクしやすくなります。
パンクしてしまうと本当にがっかりします。
毎日自転車で学校へ通っているわけなので、明日から早速困ります。
自分や家族の方で修理出来れば良いのですが、慣れていないとなかなか短時間では修理出来ません。
休みの日や夏休みなどの期間にもしパンクしたら、是非パンク修理を自分でやってみることをおすすめします。
簡単な修理であれば、部品だけ持っておくと、自分で夜にでも出来るのが強みです。
自転車屋さんが開いていなくても、お金もかからないうえ、明日からでもすぐに乗ることが出来ます。
家族からも喜ばれるので、頑張ってパンク修理を覚えておくと良いでしょう。
また、近くの自転車屋さんに相談に乗ってもらったり、いろんな情報を教えてもらえるよう、マイショップを決めておくのも良い方法です。
自転車を雪道を走るときの注意点
雪道を走るときは、自転車でもスパイクタイヤやスタッドレスタイヤを装着しないととても危険です。
また、雪道は降った直後だけでなく、降ってから数日たった場合もアイスバーンなどの危険性もあります。
自転車を走行する時は、十分に路面に注意して走行しましょう。