mtbのハンドルはフラットバーといって、まっすぐなタイプのハンドルです。
また、ハンドル幅を決める際にmtbはロードバイクと違い、ハンドル幅が大きく乗車姿勢に影響するため、重要なポイントといえます。
今回はmtbのハンドルについてと、ハンドルカットの方法を一緒にご紹介していきます。
mtbのハンドル幅は奥が深い!
マウンテンバイク(mtb)のハンドルについてご説明します。
今現状、mtbのハンドル幅や高さを変えずに乗っている方は、実は変えた方が良い可能性があります。
ロードバイクのハンドルは、ハンドル幅を肩幅に合わせれば大丈夫です。
しかし、mtbのハンドルはロードバイクとは違って、ハンドル幅だけでなくハンドルの高さも乗車姿勢などに影響を与えてしまうので、細かい調整を繰り返さなければなりません。
また、 現在のmtbは車体性能が向上しており、ロードバイクのスピードに近いスピードが出せることもある程です。
そのため、車体を操作するために、ハンドルの幅が広くなる傾向になったのです。
そして、ホイールのサイズが大きくなってくると、取り回しも変化してくるので、使用するハンドルの幅も広くなります。
しかし、このようにハンドルの幅が広くなったことで、違和感などを感じてしまう方もいることでしょう。
そこで、ハンドルをカットして幅を調整する事ができます。
調整方法としては、ハンドルの両端を少し(5mm)切ったり、エンドバーを取り付けるという方法で調整するやり方もあります。
自分に合うセッティングをすることで、本当に合うmtbになるでしょう。
最近のmtbのハンドルは長めが主流!?
mtbのハンドルバーの幅は広くなるという傾向にあります。
例えば、トレイルライド用、ダウンヒル用、クロスカントリーにおいてもハンドルバーの幅が広くなっています。
その理由は複数ありますが、先程もお伝えしましたとおり、自転車の性能の向上によって、スピードが上がった事が第一に考えられます。
スピードが上がったので、スピードとのバランスを図りながら自転車の操作を容易にするために、幅の広いハンドルとなりました。
また、mtbのコースの難易度が上がった事も影響しています。
難易度の高いコースで、自転車を抑え込みつつ操作をするために幅の広いハンドルバーを使用するようになったのです。
数年ほど前ならば、クロスカントリー、トレイルライドですとハンドルバーの幅は580ミリ~640ミリ程度、ダウンヒルは700ミリ程度でした。
しかし、現在ではクロスカントリー、トレイルライドであっても、以前のダウンヒルと同等の700ミリに近い幅のハンドルを使用しています。
そして、ダウンヒルになると760ミリから780ミリ程度、800ミリの幅のハンドルを使用しているライダーもいるのです。
しかし、ハンドルバーを広くしてしまうと、乗車姿勢も変わってしまうために、ステムを短くするなどして調整します。
大切なのは、走行場所にあった幅のハンドルバーを選ぶ事ですので、ハンドルバーをカットするなどして調整するのも良いでしょう。
mtbのハンドル長さは走行にどう関係する!?
マウンテンバイク(mtb)のハンドルバーの長さと走行の関係についてもご説明します。
ハンドルバーは、肩幅よりも少し広い程度の幅が基本的な長さになります。
また、ハンドルバーは、長くなると操作性が向上し、短くなると坂道等が上りやすくなるという特徴があります。
そして、ステムの長短によって、ハンドルのコントロールに違いが出てきます。
ステムが長いと、ステアリングの切れ角を大きくできるというメリットがあります。
ステムが短いと、ハンドドリングを安定させられるというメリットがあります。
また、ステムの長短は、ポジションを変えることが可能です。
例えば、ステムが長いとハンドルが近いためにポジションがゆったりとしたものになりますが、ステムが短いとハンドルが遠くなるためにポジションが前傾が深くなるのです。
操作性を向上させようとするならば、長いステムが良いのです。
速く走行したいとのことならステムを短くするのが良いです。
しかし、体を支えるために強い力が必要となります。
また、自転車の操作性の向上のためにハンドルを長く、ライズを大きくするという方法もあります。
しかし、ハンドルが長くなると狭い場所は通り難くなるので、ハンドルをカットしたりして調整するのが良いでしょう。
mtbのハンドルに悩んだらハンドルカットが出来る長めの物を!
mtbのハンドルバーの調整についてご説明します。
ハンドルバーを選ぶ時には、長さを最初に決められる方もいると思います。
mtbのハンドルバーは、550ミリから800ミリ程度の長さが一般的です。
そして、550ミリよりも短いハンドルバーは、ワイヤー類の取り回しにが困難になる事もあります。
また、ハンドルバーの長さ選びの基準ですが、体格が小柄なのでハンドルは短いもの、体格が大柄なので人だからハンドルは長いものというものではありません。
ハンドルの長さは、目的や用途に応じて選んだ方が良いです。
ハンドルバーが長いとテコの原理によって操作感が軽くなる事が多いです。
しかし、長いハンドルバーは短いハンドルバーと比較して手を動かす事が増える事もあります。
このような理由でハンドルバーが長いと感じる時には、短くカットして調整する事も可能です。
しかし、ハンドルバーを短くカットするには限度があり、例えば700ミリのハンドルバーを550ミリまで短くカットする事は不可能です。
カットできる範囲は、ハンドルバーの片側を30ミリ位ならばカットする事ができます。
ハンドルカットに用意するもの
mtbのハンドルをカットする際に必要となるものについてご説明します。
mtbは大柄な人を想定したハンドルバーの長さになっています。
だから、ハンドルバーを自分の体型に適した長さにカットする事で、自転車の性能などを向上させる事も可能です。
しかし、ハンドルバーの幅を短くカットし過ぎてしまうと、ライダーの肺が広がりにくくなるので呼吸に影響が出たりします。
このようなことに注意しながら、カットするかを考えましょう。
ハンドルをカットするためには、パイプカッターを準備して下さい。
パイプカッターは安い品であれば、ホームセンターなどで600円位で販売されています。
しかし、安いパイプカッターでは、ステンレスのパイプが切れない事もあります。
パイプカッターの他に準備するものは、ヤスリ、アーレンキー、 ドライバーセット、マジック(油性)、メジャーです。
ハンドルをカットする前に、次のような作業をする必要があります。
ハンドルバーの長さをチェックし、 ハンドルの部品(ライト等)を全て撤去します。
そして、ハンドルグリップを外し、 ハンドル外側のキャップみたいな物も外して下さい。
次に、グリップの前と後ろの六角ネジを外し、ブレーキレバーとシフトレバーのネジを緩めた後に、ハンドルから外します。
ハンドルカットを行ってみよう!
準備ができたところで、mtbのハンドルを実際にカットする工程についてご説明します。
まずは、マジックを使ってハンドルのカットする部分にマークを付けます。
そして、パイプカッターの刃の位置をハンドルのマークをつけた部分に合わせて調整していきます。
次に、軽く刃を締めつけた後に、パイプカッターを一回りさせ、パイプカッターを一回りさせるごとに更に刃を締め付けて回るという動作を繰り返します。
パイプカッターや素材によっても変わりますが、前述の動作を20回程度繰り返せばパイプが切断されるかと思います。
また、パイプカッターで切断した部分にはバリが残りますので、 パイプカッターのバリ取りでバリをきれいに取ります。
そして、ヤスリを使って切断した部分の外側も磨きます。
何故なら、パイプカットをした後に、ハンドルバーが盛り上がって、シフトレバーなどが入りにくくなるなどの影響が出ないようにするからです。
パイプカッターで切断し、ヤスリで磨いた後に、ブレーキレバーとシフトレバーを通していきます
そして、ハンドルグリップをハンドルにつけた後にネジを使って固定し、ブレーキレバーとシフトレバーを固定して、作業が完了となります。
mtbのハンドル幅はどれも正解
最近のmtbのハンドルは、長めが主流となってきているみたいですが、長くても短くても、どちらにもメリット、デメリットがあります。
短ければ上るのに適していたり、長ければ安定して走行できるなど、自分にとってどちらがいいか好きなほうを選ぶと良いでしょう。
もし悩んだら、長めのハンドルをおすすめします。
ハンドルが長ければカットして、短くすることが出来ますからね。