クロスバイクを輪行出来るようになれば、行動範囲も広がり、もっと自転車ライフを楽しめます!
しかし、クロスバイクを輪行するには、いったいどんなものが必要なのでしょうか?
今回は輪行に関する疑問を解決していきましょう!
そもそも輪行とはどんなこと?
輪行とはクロスバイクなどの自転車を折り畳んだり、丸ごとではなく一旦細かいパーツに分解してから専用の袋やケースに入れて、持ち運べるようにしてから電車や自動車に積み込んで移動することです。
これをすれば重い自転車を楽に持って行くことが出来るので、自分の足では行けないところや海外でも愛車で走り回ることが出来ます。
クロスバイクが一気に行動出来る範囲は100kmほどと言われているので、家から目的地まで往復することを考えれば、それほど長距離走行出来るわけではありません。
しかし、輪行するとあらゆる乗り物を利用して、遠くまで行けるようになります。
ワゴンタイプのタクシーであれば、タクシーにでさえ載せることも出来ます。
他には、宅配便を使って、送り届けてしまうのも良いでしょう。
このように輪行をすることで、無駄な体力と時間を使わなくて済む上に、行動範囲まで広げられるというのは非常に大きなメリットです。
日本内の知らない場所も、海を越えていった先にある異国でも、お気に入りの自転車で走ればきっと楽しいものとなるに違いありません。
クロスバイクを輪行するとどんなメリットがある?
クロスバイクは、車体が軽くてスピードが出るため、山道や海岸沿いを走ることに向いています。
しかし、走りやすそうな場所が遠くに存在する場合、自分でそのまま乗っていくのは難しいことがあります。
そんな時は「輪行」を行いましょう。
輪行とは所持している自転車を分解して運ぶため、電車などの乗り物に持ち込めます。
するとその分だけ行動の幅が広がります。
輪行をしないのであれば、行きたいところまで向かって目的を果たし、帰ってくるまでを全て自分で行わなければなりません。
つまり完走する必要があります。
しかし、輪行すれば自転車で行ける場所以外にも行ける幅が広がります。
近場の山とかに行くにしても余計な体力を消耗しなくて済みますし、時間にも余裕が生まれます。
天気が悪くなったとしても、手ぶらで歩くことが出来るので、負担を減らせます。
輪行とは足りないものを補ってくれるサポート要員であり、体調不良など不測の事態が起こったとしても、それを解決させてくれる便利な手段でもあるのです。
行わない理由はないので、是非活用して下さい。
大体の交通機関で輪行することが出来る!
クロスバイクの利点としては、どの交通機関を利用しても輪行可能というところでしょうか。
宅配便でも送れるので、選択肢が豊富にあるということがかなりの魅力と言えるでしょう。
しかし、乗り物によっては時間帯や時期などを考えなければ受け付けてもらえないこともあるので、いつなら輪行出来るのかを調べておきましょう。
例えばバスなら、折り畳み自転車しか持ち込めませんが、輪行袋に入れれば載せることが出来るなど、バス会社によって条件が異なります。
また、その日の混み具合で輪行ができないこともあります。
飛行機は、国内線なら分解して輪行袋に入れれば積み込めます。
この場合は手荷物として扱われるので、手荷物の範囲を超えるサイズになると余分に料金を取られます。
ちなみに客室へは持って行けません。
また、揺れた際に付いた傷などは補償されないので気を付けて下さい。
国際線は行き先次第でだいぶ違うので、必ず問い合わせて下さい。
船は輪行袋に入れてさえあれば、無料で持ち込める可能性があります。
フェリーなどは別料金が掛かるものの、分解しなくても載せられる場合もあります。
電車では、ほとんどの場合、折り畳めるものは折り畳んで、他は分解してから輪行袋や専用のケースに詰め込めば、お金は取られずに運んでもらえます。
扱いとしては所持品と変わりません。
ただし、デッキや通路には置けず、座席の近くだったとしても、置いておくことを報告しなければならないことがあります。
クロスバイクの輪行に、必要なものは?
クロスバイクを輪行するためには、輪行袋が必要です。
様々なサイズがありますが、電車に持ち込めるくらいの大きさを選ぶと良いでしょう。
3辺の和が250cm以内に収まっていれば許可が下ります。
また、必須とも言えるのはエンド金具でしょう。
フロント側とリア側があり、特に重要なのは後者です。
それぞれ車輪を外した後に取り付けるもので、フレームをぶつけてしまった時、ホイールが歪むのを防いでくれます。
また、クロスバイクをひっくり返した際はエンド金具が支えとなり、受け止めてくれます。
オイルや汚れが袋に付着しないように、チェーンカバーとスプロケットカバーも欲しいところです。
クッションとしての役割も果たすので、傷付きません。
これらは必ず用意するものではありませんが、大した重さでもないので、付けておくことをおすすめします。
最後は軍手です。
組み立てや分解を行うとどうしても手が汚れてしまうので、軍手を着用して下さい。
作業中に負ってしまうかもしれない怪我も、多少なら防ぐことが出来ます。
クロスバイクを輪行する時の流れは?
輪行をするならクロスバイクを分解しなければなりません。
バイクの種類によって、多少方法は変わりますが、一般的に行われている輪行は次の通りになります。
まずは袋を広げ、ライトやバッグなどの付属品を取り外します。
ホイールを外しやすくするために、チェーンは後ろのトップギアにしておいて下さい。
そうしたら前後のブレーキワイヤーを外すか、クイックリリースを緩めるなどしてブレーキを開けましょう。
次は輪行袋の上に、クロスバイクを逆さにして立たせたら、前と後ろにそれぞれ付いているクイックリリースレバーを開いて下さい。
ホイールを外した後はエンド金具を取り付けて、チェーンの張りを維持させてから、チェーンカバーとスプロケットカバーを被せます。
スプロケットは外側に向けて、フレームを挟むように立てて、ベルトで3箇所を留めて下さい。
あとは輪行袋で覆いますが、サイズ次第ではハンドルがはみ出てしまう可能性があります。
そんな時は無理に詰め込もうとしないで下さい。
ハンドルが入ったら、ストラップベルトをフレームの前と後ろに取り付けます。
片方だけでも構いませんが、たすき掛けの方が安定感があります。
最後に外した付属品や小物などを必要なら入れて、袋を閉めれば終了です。
輪行する前の事前準備はしっかりと行おう!
クロスバイクを輪行する前に、準備はしっかりと整えておきましょう
。
トラブルが発生するかどうかは完全に運なので、トラブルそのものを完全に防ぐのは不可能と言えます。
だからこそ何があっても良いように、いろんな対策を取っておくことが重要になるのです。
乗り手は睡眠と食事をしっかり摂取して、クロスバイクの状態も万全にしておかなければなりません。
また、普段のメンテナンスと同じように、空気を適正値まで入れ直し、チェーンにはオイルを差しておきます。
フレームなどの洗浄もしておけば、写真撮影をすると綺麗なクロスバイクを残しておくことが出来ます。
他に各部品に異常や不具合が見られないかも確認して下さい。
また、タイヤやブレーキシューがすり減っていないか、チェーンやワイヤーはピンと張られているか、ライトの電池は十分かという点もしっかり調べましょう。
もし、修理や交換が必要な場合、新しく取り寄せなければならなくなるかもしれません。
すると部品が届くまでしばらく掛かります。
取り付けや、その後の整備にも時間を要するので、それなりの日数は経過することでしょう。
輪行予定日との兼ね合いを考えて、準備を行って下さい。
輪行できるようになれば、もっと自転車が楽しくなるはず
輪行についていかかでしたか。
輪行ができるようになれば、自転車でどこでもいけることが出来ますね。
輪行の最大のメリットは見知らぬ土地を走れる楽しさではないでしょうか。
今や大体の交通機関で、輸行することができます。
輸行する前には、事前準備はしっかりと行ってくださいね。