自転車の空気がすぐ抜けてしまうことがありませんか?
タイヤがパンクしたと思う方も多いのですが、実はバルブの虫ゴムが原因かもしれません。
虫ゴムは、定期的な交換が必要です。
今回は、虫ゴム・バルブ交換方法を行っていきます。
自転車のタイヤの空気が抜ける原因は虫ゴム!?
「自転車のタイヤがパンクしたかな?」と思ったら、とりあえず、虫ゴムを確認してみてください。
自転車屋に行ってパンクの修理の依頼をしなくても、たった数百円で直ることがあります。
空気を入れて、数日で再度空気が抜ければパンクしています。
パンクをしていたら、
「チューブを取り替えないといけないかもしれない。」
「修理するのに、何千円もかかるのかもしれない。」
「面倒だから、放っておこうかな。」
などと思ってしまうかもしれません。
しかし、パンク修理で1,000円程度のお金を払う前に、あることをしてみると、たったの200円程度でパンクを改善することが出来ることがあります。
それは、虫ゴム交換です。
交換するためには、新しい虫ゴム、細いマイナスドライバー、空気入れ、ピンセット、を準備しましょう。
虫ゴムは、カットされているものもありますが、カットされていないものは、バルブの長さに合わせて切ってください。
虫ゴムは、たったの50円から100円程度で購入出来ます。
ホームセンターなどで売られている、バラ売りが最も安いものになります。
それでは、次に虫ゴムとバルブ交換方法についてご紹介していきます。
自転車タイヤの虫ゴム・バルブ交換方法①
自転車のタイヤの虫ゴム・バルブ交換方法です。
①バルブの周りの部品を外していきましょう。
バルブは、
『ゴムのキャップ』
『トップナッとバルブを止めるネジ』
『虫ゴムのついたバルブ』
の3つのパーツで、構成されています。
キャップの先のゴムを外したら、トップナットの金属を回して外し、バルブを抜いてください。
②虫ゴムが破れているか、チェックしましょう。
虫ゴムに亀裂があったり、完全に取れているなら、交換しないといけません。
引き出した所にゴムがくっついていますが、これが虫ゴムです。
虫ゴムが劣化のために、短くなっていたり、ボロボロだったり、弾性がなかったりすれば交換してください。
③ちぎれた虫ゴムがチューブの中に入っているかチェックしましょう。
よくあることではありませんが、虫ゴムがチューブの中に入っている場合は、マイナスドライバーなどで取り除いてください。
また、古いゴムが、プランジャーが入っていた所に、くっついて残っていることがあるので、その場合はピンセットできれいに取り除いてください。
自転車タイヤの虫ゴム・バルブ交換方法②
④新しい虫ゴムを取り付けましょう。
プランジャーに残っていた古い虫ゴムを外して、新しい虫ゴムに替えます。
新しい虫ゴムは、プランジャーの一番奥まで入れるのがポイントです。
⑤バルブを元に戻して空気を入れたら、出来上がりです。
空気が1日たっても抜けないなら、パンク修理をしなくてOKです。
⑥虫ゴムを着けたプランジャーを元のように挿し込み、トップナットを回してはめてください。
⑦空気入れで空気を入れて、キャップを元のようにつければ、虫ゴム・バルブ交換の出来上がりです。
虫ゴムは、劣化するので、定期的に交換しないといけません。
自転車で出かけるときに、タイヤの空気がなくて困らないように、時間のあるときに点検をし、状況によっては交換しておくことで、事前に虫ゴムでのパンクがなくなるでしょう。
乾いたゴムと金属の摩擦で、虫ゴムを差す際に指が痛くなることがありますが、潤滑剤として食器用洗剤やワセリンを使うと指が痛くなりません。
その際に食器用洗剤やワセリンで、バルブが錆びたり、虫ゴムが劣化したりすることはないので、安心してください。
自転車タイヤの虫ゴム・バルブ交換する際の注意点
自転車のタイヤの虫ゴム・バルブ交換するときの注意点についてご紹介します。
虫ゴムの役割は、空気の逆流を止める働きをすることです。
この虫ゴムは、自転車に乗ることがあまりなくても、時間の経過とともに劣化してしまうのです。
劣化した虫ゴムを放っておけば、タイヤがぺちゃんこになって、空気を入れる事が不可能になってしまいます。
定期的に虫ゴムの確認をして、そのようなことが起こらないようにしましょう。
皆さんは、自転車に乗るときに、タイヤの空気がなくて困ったことはありませんか?
このような事態はいつ起きるか分かりません。
空気を入れようとしても空気が抜けていて、待ち合わせに遅れてしまう、という事態にならないように、3ヶ月あるいは1年に1度は虫ゴムの確認をしましょう。
虫ゴムの交換は簡単ですが、注意点があります。
交換しても空気が入らないことがあります。
それは、主にバルブに正しくゴムが装着されていないことが原因です。
そのため、ゴムの装着には気をつけましょう。
また、ゴムが中途半端についていたら、空気が抜けてしまいます。
そして、バルブからゴムそのものが抜けることもあります。
ゴムをしっかり根元まで装着するよう、気をつけてください。
虫ゴムより長持ち!スーパーバルブ交換!
虫ゴムより長持ちする、スーパーバルブ交換について、ご紹介します。
面倒な自転車のタイヤの虫ゴム交換を、減らすことができる方法があります。
それは、虫ゴムが圧着したプランジャーを「スーパーバルブ」に取り替える方法です。
スーパーバルブは、「十字切り欠き型」と「ゴム型」があります。
両方とも、完成された形で販売されているため、虫ゴム+プランジャーと同じように使用出来ます。
それも、スーパーバルブは長持ちします。
ゴムをはめる作業もいらないので取り付けが楽です。
そして、値段も安いです。
スーパーバルブは、英式バルブという普通の自転車専用のものになります。
ロードレーサーに使用する仏式、マウンテンバイクに使用する米式(あるいは仏式)には、スーパーバルブは使用不可能です。
交換作業にかかる時間は、1分くらいで、とても簡単です。
スーパーバルブは100円ショップで購入することが出来ます。
自転車屋やホームセンターで高いものでも400円くらいなので、ぜひ1度試してみてくださいね。
自転車のスーパーバルブのメリット・デメリット
スーパーバルブは、構造の違いから2種類あります。
1種類目が虫ゴムの代わりに、ゴムの円筒形をした弁を、バネの力で密着させ空気を止めるプランジャーです。
ブリジストンサイクルなどが、売っています。
メリットは、気密性が高いことです。
デメリットは、空気を入れる際、バネの力に押し勝たないといけないので、ポンピングが重いことです。
もう1種類のスーパーバルブは、円筒のゴム弁で空気を止めるしくみになっているものです。
バネの力を使わないで、チューブの中の圧力で、ゴム弁を動かします。
メリットは、空気を入れるのが軽くて楽なことです。
デメリットは、気密性が少し悪いことです。
特に、低圧時の気密性が悪いので、いつもきちんと空気圧をかける必要があります。
販売しているメーカーによっては、バルプキャップを硬い樹脂製にして、気密性をアップするようにしたものを一緒に売っています。
どちらのタイプのプランジャーを使う場合も、虫ゴム付きのように空気が漏れる、ということはありません。
以上、自転車のタイヤのバルブ交換とスーパーバルブについてご紹介しました。
自転車の空気が抜ける原因は虫ゴムかも!?
実際のところパンクしたと思っていたけれど、実は虫ゴムの劣化による空気の漏れだったなんてケースは多いです。
虫ゴムは、定期的な交換が必要です。
虫ゴムを交換し、一日走ってタイヤに問題がなければ、虫ゴムが原因だったといえるでしょう。
虫ゴムよりも長持ちな、スーパーバルブに交換するのもおすすめですよ。