自転車がパンクしてしまった場合の修理費用、気になりますよね?
実際、お店によって費用は様々なようです。
そこで、自転車タイヤのパンクなどの修理代にかかる平均的な金額を調べてみました。
また、自分で修理したらいくらかかるのかも、一緒にご紹介していきます。
お店での自転車のパンクなどの修理代は?平均でどれくらい?
近年、10,000円以下の自転車も増えてきました。
それに対して、パンク修理代が1,000円なのは、高く感じてしまう方も少なくないと思います。
そこで、修理代の相場がいくらなのかをご紹介していきます。
基本的には、パンク修理でも手間がかかるものは、下記の相場より少し高くなるところもあります。
また、電動アシストの場合も修理代が少し高くなることがあります。
修理代は、基本的に工賃と部品代を含んだものになります。
部品代は、パーツの種類、メーカー、グレードにより値段が違いますので、下記の相場は工賃のみの相場になります。
修理代の工賃の相場は、下記の通りです。
・パンク修理: 約1,200円
・パンク水調べやチューブ点検: 約750円
・空気調整や空気入れ: 無料、又は約100円
・タイヤとチューブ交換: 前輪 約1,300円、後輪 約1,900円
・チューブのみ交換: 前輪 約1,700円、約2,100円
・タイヤ交換: 前輪 約2,400円、後輪 約2,900円
・自転車のパンク修理の相場: 約700円から約1,500円
作業時間はだいたい30分程度が多いです。
また、自転車の引き取りと配達を含めて約700円でパンク修理をしてくれるところもあります。
この相場は、あくまで相場です。
自転車屋さんによっても違いますので、依頼する前に確認しておくことをおすすめします。
自転車がパンクしていないのに修理代が発生する?
自転車のパンク修理を頼んで、パンクしていないのに修理代を請求された、という経験はありませんか。
なぜ修理代が発生したのかと言いますと、パンクしていなくても検査代が発生しているからです。
修理と検査は、パッチを貼ることを除いて作業が同じになります。
そのため、タイヤをホイールから外し、タイヤの裏側の異物の検査も行っているのです。
そう考えると作業代がかかってしまうことは必然的ですね。
また、タイヤ交換はなぜ前輪と後輪で値段が違うのかご存知ですか。
その理由は、タイヤ交換にかかる手間が違うためです。
後輪の方が部品も多いので、料金が後輪の方が高くなります。
後輪は、固定しているネジや部品が多く、ナットだけでなく、ブレーキやチェーンも外す必要があり、交換する際に手間が多くなるので工賃も高くなります。
逆に考えると、ブレーキ調整やチェーンの調整代も含まれているということです。
また、パンクが頻繁になるという場合は、タイヤやチューブが劣化していることが考えられます。
買って一年しか経っていなくても、ひび割れ、磨耗、劣化、亀裂などが起こることがあります。
使い方や保管方法によって状態が変わるということです。
その場合は、修理をお願いした自転車屋さんにもすすめられると思いますが、タイヤ交換をおすすめします。
自分でパンク修理をすると修理代はいくら?
自転車がパンクしたときに、自転車屋さんに持って行く人が大半だと思いますが、修理を依頼すると修理代が発生します。
そこに工賃が含まれているので、自分で修理した方が短時間で済み、工賃分節約できます。
自転車屋さんに持っていくと、パンクの修理で約1,000円前後かかってしまいます。
ですが、自分で修理をすると、パンク修理用のゴムパッチ代で約100円~300円程度で済んでしまいますので、半分以下で済んでしまうのです。
修理は、工具さえあればある程度簡単にパンク修理できます。
修理の時間は、30分~45分程度でできてしまいます。
慣れてくるともっと早くできます。
自転車屋さんのパンク修理が高いと感じる人は、自分で修理するのもおすすめです。
特に、釘等のとがっているものを踏んでしまったなど、パンクの原因が明確になっているときには、パンク箇所を探すのも簡単です。
パンク修理のキットは、ホームセンターや百円ショップでも購入できてしまいます。
自転車をよく使う人であれば、幾つか買い置きしてあると良いでしょう。
自分でパンクを直して修理代を節約!パンク修理方法①
自分で自転車のパンクを修理して、修理代を節約する方法をご紹介します。
空気を入れてもすぐに抜けてしまい、虫ゴムをチェックして問題がないときには、パンクしていることがほとんどです。
パンクは、タイヤの中のチューブに穴が開き、空気が漏れている状態です。
そのため、この穴を見つけ、穴をふさがなければいけません。
パンクの修理方法は、まず、バルブについているゴムのキャップを外します。
次にナットを外し、バルブ本体も外します。
各部品とても小さいので、無くさないように注意しましょう。
バルブをリムに固定しているナットも外します。
タイヤをリムから外します。
タイヤとリムの間にタイヤレバーを入れ、隙間を作り、少し離れたところにもう一本のタイヤレバーを入れ、タイヤの片側を外します。
片方のタイヤレバーをぐるっと一周させ、外していきます。
タイヤが硬くて最初は大変ですが、1/3外れれば、残りは簡単に外れます。
中からチューブを出し、タイヤに石や釘が刺さっていないか確認しましょう。
自分でパンクを直して修理代を節約!パンク修理方法②
自分で自転車のパンクを修理して、修理代を節約する方法の続きです。
外したチューブにバルブをつけ、空気を入れます。
洗面器等の深めな容器に水を入れ、チューブをつけます。
そのままチューブを回し、泡が出てこないかを確認しながら一周させていきます。
穴の開いたところから、泡が出るので、泡が出ているところがパンクをした箇所です。
チューブからバルブを外して空気を抜きます。
穴の開いているところをよく拭き、紙やすりで穴の周りをこすり、ざらざらにします。
こする範囲は、パッチよりも大きめにしてください。
紙やすりで出たカスを拭き、ゴムのりをパッチよりも広めに塗ります。
塗り終わったら、数分乾燥させます。
パッチのアルミ箔をはがし、貼ります。
貼ったら、ハンマー等で叩いて圧着します。
最後に表面の保護シートをはがします。
そして、チューブをタイヤの中に戻します。
バルブをリムの穴に戻して、チューブをタイヤの中に入れていきます。
このときに、ねじれたり、タイヤとリムの間に挟まったりしていないか注意してください。
タイヤをリムにはめて、最後に空気を入れて終了です。
なぜ自転車のタイヤはパンクするの?
自転車がパンクする理由の一つは、自然劣化です。
普通の自転車の場合は、虫ゴムが原因で空気が抜けることが多いです。
スポーツ自転車の場合は、タイヤが劣化してパンクすることが多いです。
また、製品の性能の違いだけではなく、走行距離の違いも大きいです。
チューブも長距離乗っていると、タイヤの内部でこすれます。
このこすれていることが原因で、劣化しパンクすることもあるのです。
ロードバイク等に使われるスリックタイヤは、凹凸が少ないので、異物を踏むとパンクしやすいです。
その点、ママチャリのタイヤは、凹凸があるので、スリックタイヤよりもパンクしづらいのです。
そう考えると自動車しか通らないような車道は、ゴミが溜まりやすい場所なので、ロードバイクで走行するとパンクの危険性が高くなります。
また、路面の凸凹や、隙間や穴等に自転車を当ててしまうとパンクしてしまいます。
人間の体重が50kg以上で、自転車が時速20kmで走り、段差等にぶつかるとタイヤはある程度ショックを吸収しますが、ホイールが地面にぶつかってしまいます。
地面にホイールが当たり、そのときに挟まれたチューブに穴が空くと、パンクします。
できるだけ段差を乗り越えないようにしましょう。
ガラス等を踏んだら、すぐにタイヤをチェックしましょう。
タイヤの表面でガラスが止まればチューブに穴が開きません。
そのため、チェックすればパンクを未然に防げることがあります。
パンクも未然に防げれば、修理代の心配もありません。
自転車のパンク修理は以外にも簡単!
専門店などに持っていくよりも、自分でパンク修理が出来てしまえば、とても経済的ですね。
100円ショップでもパンク修理キットは売っていますので、ぜひ今回の記事を参考に挑戦してみてはいかがでしょうか。
また、タイヤは消耗品ですので、安全のため点検も行うようにしましょう。