ママチャリについている英式バルブは、空気圧が測定できない構造になっています。
しかし、ママチャリの空気圧の管理は、しておきたいですよね。
そこで、ママチャリでも空気圧の測定が出来る方法を探してみました。
ぜひ参考にしてみてください。
ママチャリタイヤの空気圧はどうやって測ればいい?
ママチャリのタイヤの空気圧の測り方をご紹介します。
空気入れによっては空気圧が測定できない作りなものもあるので、一体どうすればいいのか悩んでしまいますよね。
タイヤの側面に指定空気圧が記載され、正しい空気圧が設定されてます。
そのタイヤに書いている数値が空気圧の目安となります。
一般的に多い空気圧の数値は、大体3~4BARくらいとなってます。
しかし、27インチと言っても全てが同じではなく、タイヤのメーカーによってこの数値が異なります。
また、一般的なシティサイクルのタイヤは300kpaです。
タイヤの幅によっても標準空気圧が違います。
タイヤ幅が細いほど、標準空気圧が高く、太いほど標準空気圧が低くなります。
空気入れに圧力計がついてないなら、タイヤを押して硬い、指で押さえてへこまないくらいにしましょう。
また、自転車に乗った時のタイヤの接地面の長さが10cmほどに調整してください。
ただし、この測定方法は昭和の測り方になってしまうので、もっと正しく管理したい人用に解決策をご紹介します。
ママチャリタイヤの空気圧が測れるアイテム
ママチャリタイヤの空気圧を測るアイテムがあります。
それは、空気圧計が付いた、パナソニックのエアチェックアダプター ACA-2-Gです。
千円くらいの値段ですが、トライしてみたことを書いていきます。
昔からパナソニックのエアチェックアダプターのスタンダード品は、使用しているのですが、今回のは空気圧計機能付きです。
使用方法は簡単で、付いている虫ゴム式の弁体を外して、置き換えるのみです。
このようにすることで英式のバルブから米式のバルブになり、空気圧の測定可能な空気入れを使用することができます。
部品は、バルブ1本に対して、3個の部品からできています。
この中のキャップになるパーツが、空気圧計です。
バルブのキャップ代わりにねじ込んで使用します。
メインのアダプターとなる大き目のパーツが英式バルブから米式バルブに換えます。
一番小さいパーツは、空気を密閉するパッキン機能があります。
この3個のパーツを使って空気を入れていきます。
また、たくさんの人が、空気が足りない状態で自転車に乗っています。
そのため、パンクがよく起こります。
このようなパンクが起こりやすい状態を空気圧のケアなどで未然に防いでおけば、めったに修理にお金をかけることはないでしょう。
パンクをするケースとしては、段差でアスファルトと自転車のリムにチューブがはさまり穴が空いてことが最も多いパターンです。
空気がきちんと入っていれば、このパンクは避けることができます。
空気圧をしっかり保ちましょう。
ママチャリタイヤの空気圧を測る!取り付け手順
ママチャリタイヤの空気圧を測るときの手順です。
①虫ゴムを取り除き、保管します。
②インナーアダプターを軽く乗せましょう。
③その上から、アウターアダプターをねじ込んだら、英式バルブが米式バルブに換わります。
④ポンプの口金をつないで空気を入れるのですが、英式クリップはいりません。
⑤空気圧計機能付きのキャップをねじ込み取り付けます。
キャップ部分を見て、適正な空気圧が入っていると、アダプターが緑になります。
圧力を検知する際、一瞬空気が漏れるので、さっさとねじ込みましょう。
これで、取り付けできます。
では、キャップ型の空気圧計の仕組みをご説明します。
取扱説明書には、キャップの色で空気圧の範囲が分かると書いてあります。
キャップ型の空気圧計は、タイヤの空気圧に応じて、緑の筒の指針が、上下します。
目盛はないため、目安として使用するのですが、緑の筒が一番上まで上がったら300kPaの空気圧ということです。
自転車タイヤの標準空気圧は、300kPaなので、それがわかるようになっているのです。
空気圧計の精度を試してみよう!!
このエアチェックアダプターがどのくらいの精度があるのか、空気圧を確認してみました。
まずは、300kPaちょっと空気を入れてみました。
同じように確認してみる一は、空気圧計付きのポンプを使用すると便利です。
この時にタイヤゲージで空気圧を計ると、337kPaです。
ポンプ付属の空気圧計と、手元の空気圧計との値は、大体同じです。
キャップ型の空気圧計を取り付けたら、緑の筒が上まで上がりました。
それからキャップをちょっと緩めると、黄色が見えます。
黄色は少しだけなので、見逃してしまいそうでした。
空気圧を計ると、262kPaです。
取扱説明書には、黄色が出終わったら240kPaと書いてあるので、良い感じでしたね。
さらに空気を抜き、赤色が半分見えるようになりました。
ここでは、234kPaです。
さらに、赤色が全部見えるところまで空気を抜きます。
ここでは、211kPaです。
取扱説明書には、赤色が全部見えたら空気圧は、220kPa書いてあるので、正しい測定値です。
最後にタイヤが平たくなるくらい、空気を抜きます。
このように精度の確認をしましたが、結果は精度が高かったということです。
また、緑の筒が下がり終わっても、しっかりタイヤが硬いことにも驚きました。
では次に、ママチャリタイヤのパンク原因についてご紹介します。
ママチャリタイヤのパンク原因は7割、空気圧が問題!?
自転車に乗る人は、パンクを経験している人は多いです。
パンクを経験したことのない人の方が当然少ないです。
実はそのパンクの原因の約70%が、「空気入れ」なのです。
ママチャリなどの一般的な自転車は、 クリンチャー式タイヤが主なのですが、これに関してブリヂストン サイクルがデータを計測して、パンクの約70%が空気圧の低下によるものだと判明しています。。
ということは、まめに空気入れをし、空気圧をいつも的確にしていれば、パンクの7割が防げるということです。
パンクを防ぐ一番の方法と言えますね。
通勤、通学のときにパンクすると、かなりショックだし、車道を走っているときにパンクしたら、事故を起こすこともあるのでとても危ないです。
しかし、このパンクは毎日軽いメンテナンスをするだけで、防止可能なのです。
空気圧は、タイヤの適正空気圧は、JIS規格の製品なら、タイヤ側面に表示されています。
ただし、メーカーや製品により、「適正空気圧」が表示されたり「空気圧の最大値、最小値」が表示されているので、表記方法はいろいろです。
さらに、乗る人や荷物の重さにも気をつける必要があります。
総重量が重いなら、適正値より少し高めに、軽いなら少し低めにするといいでしょう。
空気圧が低下しているタイヤに乗ることのリスク
空気圧が下がることにより起きるパンクは、段差などを乗り越えるときによく起こる、リム打ちパンクです。
空気圧が低いタイヤは変形しやすいため、その状態で段差を乗り越えたら段差の角の部分とリムの間でタイヤが潰されるので内部のチューブが破れてしまいます。
また、タイヤとチューブは離れているので、空気圧が低いとタイヤ内でチューブが動き、タイヤとチューブが擦り切れてパンクすることもあります。
空気圧が低くなるとタイヤの接地部分が広がるので、接地面積が大きくなり、異物を拾いやすくなってしまいます。
とにかく、タイヤの空気圧が低がったらタイヤの形が変わるので、これがパンクの原因になると言うことです。
パンクを防止するにはどれくらい空気入れをする必要があるのかは、タイヤの側面に書いてある指定空気圧の範囲内に入れることです。
また、「空気入れの適切な頻度」と言っても、自転車のタイヤにはいろんなタイプがあり、正しい空気圧もタイヤごとに変わります。
広く言えば、ママチャリなどのシティサイクルのタイヤは低く、スポーツサイクのタイヤは高いのが一般的です。
そして、空気圧が高いほど空気は抜けやすいので、頻繁に空気を入れないといけません。
ママチャリタイヤのメンテナンスしましょう
ママチャリはスポーツバイクなどに比べ、空気が抜けにくいとされていますが、それでもやはり空気は抜けてしまうものです。
自転車パンクの原因の7割は、空気圧が低いことでおこります。
車と違い、適正空気圧が高いため、少しの量が抜けるだけで、大きく影響が現れてしまうのです。