ロードバイクはレース用に開発されるものが多く、速度の速い乗り物です。
そのため、値段は比較的高めに設定されています。
ロードバイク初心者には、どうしても高すぎて購入出来ないという方もいると思います。
今回はそんな方の為に安いおすすめのロードバイクをご紹介します。
ロードバイク初心者でも分かる選び方の基準
ロードバイクといってもピンからキリまであるので、選び方が難しいですよね。
ということで、初心者向きの普段使い用ロードバイクの選び方を「コンポーネント」と「フレームの素材」の2つのポイントに分けてご説明していきます。
・「コンポーネント」
略してコンポともいい、性能を決める駆動系と変速系のパーツの総称で、最もチェックすべき所です。
というのも、自転車のグレードを知りたいときに見てほしいのがコンポの名前なんです。
特に、安いロードバイクに使われているコンポのうち、名前が不明なものはママチャリのパーツを流用したものが多いです。
そこで、5万円以下のロードバイクを買うときに探してほしいコンポというのが、本来はマウンテンバイク用の「TourneyTX」とロードバイク用の「Craris」です。
どちらも比較的安いコンポですが、性能は「Craris」のほうが上です。
・「フレームの素材」
代表的なものはクロモリ・スチール・アルミ・カーボンの4種類です。
左から順に軽くなっていき、これらの中で最も軽いのはカーボンです。
ただ、カーボンフレームの自転車はかなり高級なので、5万円以下のロードバイクなら、クロモリ・スチール・アルミのいずれかとなるでしょう。
毎日使うには軽いほうがいい気もしますが、クロモリは重い分頑丈ですし、もし破損しても溶接で修理できるので、自転車での長旅にはクロモリフレームが人気なんです。
驚愕に安いロードバイク!
これからご紹介する2台は、ロードバイクとは思えないほど安いのですが、どちらもコンポの名前が不明なので性能が凄く良いとは言えません。
・「21Technology CL27-700」/タイヤ:27インチ/フレーム:スチール/コンポ:不明(シマノ製14段)/重量:14.5kg
4万円以下で販売され、ネット通販では2万円未満でも販売されています。
タイヤが27インチという細身なので、スピードが出るモデルです。
ドロップハンドルや泥除けも標準装備で、低価格でありながら1年間の保証もついています。
格安なだけあって、トラブルがあったという話も聞きますが、ドロップハンドルのロードバイクを試してみたい初心者にうれしいモデルだと思います。
・「NEXTYLE RNX-7007」/タイヤ:700C/フレーム:アルミ/コンポ:不明(シマノ製7段)/重量:12.8kg
こちらも3万円未満で買えるモデルです。
タイヤに使われている「ディープリムホイール」は、前や横からかかる空気抵抗を推進力に変えられるという、本来は競技用ロードバイクに使われるホイールです。
その他の性能を見ると「ディープリムホイール」を使う必要性は感じませんが、そのデザイン性からロードバイクを始める方も多いので、そういう方にはいいと思います。
4万円台の初心者におすすめのロードバイク!①
・「CANOVER CAR-013」/タイヤ:700×25C/フレーム:クロモリ/コンポ:SHIMANO TourneyTX(14段)/重量:11.5kg
洗練されたデザインのクラシカルロードバイクで、安いロードバイクに多いスチールフレームではなく、丈夫なクロモリフレームが使われています。
しかも、その丈夫さとは裏腹な11.5kgという軽量モデルなんです。
一般的には7万円台ですが、ネット通販では4万円台で販売されることもあります。
トラブルも少なくインターネットでの評判も上々なので、楽しく乗れる1台です。
・「TRINX R600」/フレーム:アルミ/コンポ:SHIMANO TourneyTX(14段)/重量:10.9kg
蛍光グリーンが鮮やかなモデルで、品質のいいシマノ製パーツが各所に使われています。
さらに、「クイックリリース」装備なので、タイヤの取り外しがしやすくパンク修理もしやすいです。
性能のいいモデルですが、どちらかというと気軽なサイクリング用の、初心者にピッタリなロードバイクです。
4万円台の初心者におすすめのロードバイク!②
・「a.n.design works 5014AL」/タイヤ:700C/フレーム:アルミ/コンポ:SHIMANO TourneyTX(14段)/重量:12kg
主にアウトレット品を扱う、a.n.design worksのロードバイクで、性能を踏まえると5万円未満という価格は安いと思います。
カラーを6色から選ぶこともできるので、気軽にロードバイクを楽しみたいという初心者の方におススメします。
・「DOPPELGANGER ALACRE 825」/タイヤ:700×28C/フレーム:スチール/コンポ:不明(シマノ製21段)/重量:12kg
アウトドア製品を扱う、DOPPELGANGERのロードバイクで、通常は5万円台ですがネット通販では4万円台でも買えます。
ロードバイクには珍しい、折りたたみ式のモデルで、通勤通学や旅行などで片道だけサイクリングを楽しむこともできます。
ただ、折りたたみ式ではありがちなフレームやタイヤの強度問題もあると言われていますので、買う前にレビューなどに目を通したほうがいいです。
初心者におすすめの性能の良い安いロードバイク!①
・「DOPPELGANGER TARANIS D40-OR」/タイヤ:700×23C/フレーム:アルミ/コンポ:SHIMANO Claris(16段)/重量:12kg
すでにご紹介したDOPPELGANGERのロードバイクのハイエンドモデルで、通常は8万円台ですがネット通販では5万円未満でも買えます。
前のモデルとの違いは、コンポの性能が向上していることの他、ドロップハンドルのブレーキ部分に変速装置をつけた「デュアルコントロールレバー」やタイヤの取り外しがしやすくなる「クイックリリース」などが使われています。
少しでも安いほうがいい方には前のモデルがいいと思いますが、予算に余裕のある方にはこちらのほうをおススメします。
・「TOTEM 13B407」/タイヤ:700×50cm/フレーム:アルミ/コンポ:SHIMANO Claris(16段)/重量:10.3kg
鍵・ライトが標準装備されているモデルで、通常は10万円台ですがネット通販では5万円でも買えます。
コンポは始めにご紹介した「Claris」で、同じ初心者向きの「TourneyTX」よりも変速をスムーズにできます。
コスパも高く、かなり軽量なモデルなので、予算に余裕のある方にはおススメします。
初心者におすすめの性能の良い安いロードバイク!②
・「CANOVER ADOONIS CAR-012」/タイヤ:700×23C/フレーム:アルミ/コンポ:SHIMANO TourneyTX(14段)/重量:11.7kg
すでにご紹介したCANOVERのロードバイクのハイエンドモデルで、通常は8万円台ですがネット通販では5万円以下でも買えます。
空気抵抗を最小限に抑えられるという「エアロシートチューブ」を取り入れたデザインが特徴です。
コンポは「TourneyTX」なので、ご紹介したTOTEMのロードバイクほど性能は高くありませんが、一部に「Claris」のパーツが使われているので負けていない部分もあります。
・「Artcyclestudio a660」/フレーム:アルミ/コンポ:SHIMANO Claris(16段)/重量:11kg
5万円以下という安いロードバイクでありながら、ご紹介したTOTEMのものと同じく「Claris」を装備しています。
全体の性能を比べるとTOTEMのロードバイクのほうが上ですが、初心者には十分なレベルだと思いますし、こちらは日本で生産されていて造りも丁寧です。
性能重視ならTOTEMのほうですが、デザインも気になるならArtcyclestudioのほうでもいいでしょう。
ロードバイクでも安いモデルはある
今回は、ネット通販で値下げされたロードバイクの中で、とても安い物をご紹介しました。
予算をどうしても減らしたいという方には、今回ご紹介したロードバイクを検討してみるのも良いと思います。
しかし、ネットで購入した際は自分で組み立てたりする必要があります。
予算で決めるならネットが安く買える方法の一つですが、やはり初心者だからこそ、出来ることならネットで購入せず、専門店で店員さんと相談して買うことをおすすめします。