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揺るぎないフラッグシップ!シマノ・デュラエースの価格検証

2019.1.14

シマノのロードバイク用コンポ「デュラエース」は多くのプロ選手も愛用する、メーカーの「顔」とも言えるフラッグシップモデルです。

その分価格も他グレードとは一線を画すもので、アマチュアライダーにとっては高嶺の花的存在になっています。

今回はそんなデュラエースの価格にスポットを当て、他グレードとの比較などもしながら検証します。

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自転車の部品にコンポーネント(コンポ)の概念を持ち込んだのはシマノ

ロードバイクがまだそこまで一般ライダーに広まっていない時代、パーツは各メーカーが個別に製造販売していました。

そのため、フレームメーカーは毎回複数のメーカーに発注を行い、自前で互換性を検証した上でフレームに組み付けを行っていました。

その苦労に目を付けたのがシマノであり、互換性を検証する必要がないように連動性のあるパーツを一式セットで開発したのが、今の「コンポ」という概念の始まりです。

これがフレームメーカーから大いに重宝され、シマノが世界に名だたる自転車パーツメーカーとなるきっかけになりました。

その後、当時から世界的メーカーであったイタリアの「カンパニョーロ」も「グループセット」と名付け一式販売に参入してきたため、世界中のいくつもの部品メーカーが淘汰されたと言われています。

時代を経て現在では、上記2メーカーにアメリカの「SRAM」を加えた3社のみがコンポメーカーと呼ばれており、単体でパーツを販売するメーカーを「サードパーティ」などとして、差別化を図っている状況です。

そのコンポの概念を初めて導入したシマノの最初のシリーズがデュラエースであり、パイオニアとしての存在感が今も価格を筆頭に表れています。

デュラエースの価格がシマノでも飛び抜けている理由

自転車パーツの世界に「コンポ」という概念を持ち込んだシマノの第一号がデュラエースであり、今でも特別な存在としてトップに君臨しています。

冒頭でもお話ししましたが、その特別感がはっきり表れているのが価格であり、セット一式では20万円を軽く超えます。

価格の詳細はのちほどお伝えしますが、同じリア11速のコンポながら、セカンドグレード「アルテグラ」の2倍以上、サードの「105」に至っては3倍以上の価格差があります。

組み込まれている完成車の価格も最低で50万円台後半からとなり、カーボンの高級フレーム車は、シマノ製ならほぼデュラエース搭載と考えてもよいくらいです。

それほどシマノの中で価格的に特別感があるのは、デュラエースの開発コンセプトにあります。

シマノはデュラエースのターゲットをプロレーサーであると明言しており、コストを度外視してもプロが求める最高級のものを作るとしています。

そのため、チタンやカーボンなどの高級素材を惜しみなく使用し、金属の少しのバリも許さないような作り込みの精巧さに他グレードとの差が出ていると感じます。

また、重量もプロにとっては特に大切な部分ですから、セットでアルテグラに比べ約350g、105とは500g近い差がありますので、ここも価格差に繋がる一つの要素ではあります。

シマノ・デュラエースの価格①機械式変速

それではここで、シマノ・デュラエースの価格を詳細に確認してみましょう。

デュラエースには機械式変速、電動変速にディスクブレーキモデルがありますので、それぞれの価格をお伝えします。(価格は最新カタログ掲載のもので税抜です)

《機械式変速・キャリパーブレーキモデル》コンポセット参考価格:¥220,775

◆デュアルコントロールレバー:¥54,226

◆フロントディレイラー(直付け):¥11,787

◆クランクセット(50×34T、52×36T、53×39T共通):¥58,779

◆BB(スレッドタイプ):¥3,927

◆リアディレイラー(SSのみ):¥22,652

◆カセットスプロケット(11-28T):¥26,504

◆ブレーキ:¥37,677

◆チェーン:¥5,223

《機械式変速・ディスクブレーキモデル》コンポセット参考価格:¥242,268

◆デュアルコントロールレバー:¥75,814

◆ディスクブレーキ:¥29,885

◆ブレーキローター:¥7,697

※その他はキャリパーブレーキモデルと同じ

シマノ・デュラエースの価格②Di2モデル

続いてはシマノ・デュラエースエースの電動式変速「Di2」の価格になります。

《電動式変速(Di2)キャリパーブレーキモデル》コンポセット参考価格:¥347,970

◆デュアルコントロールレバー:¥67,522

◆フロントディレイラー:¥40,362

◆リアディレイラー:¥65,235

(電動式に必要な付属パーツ)

◆ジャンクションA:¥11,151

◆ジャンクションB:¥2,958

◆バッテリー(外装式):¥7,431

◆充電器(外装式用):¥7,865

◆バッテリーマウント(外装式用):¥10,926

◆エレクトリックケーブル(150mm~1400㎜):¥2,400(平均)

※その他は機械式キャリパーブレーキモデルと同じ

《電動式変速(Di2)ディスクブレーキモデル》コンポセット参考価格:¥403,096

◆デュアルコントロールレバー:¥88,314

◆フロントディレイラー:¥40,362

◆リアディレイラー:¥65,235

◆ジャンクションA:¥11,151

◆ジャンクションB:¥2,958

◆バッテリー(外装式):¥7,431

◆充電器(外装式用):¥7,865

◆バッテリーマウント(外装式用):¥10,926

◆エレクトリックケーブル(150mm~1400㎜):¥2,400(平均)

※その他は機械式ディスクブレーキモデルと同じ

コンポの交換をまだ行ったことがないという方には、衝撃的な価格が並ぶことになったかもしれません。

金銭感覚や価格に対する価値観に個人差があるとは言え、コンポだけでカーボンフレームのロードバイクが1台購入できてしまう価格ですから、導入にはじっくりと検討したいところです。

シマノ・デュラエースとその他のグレードとの価格比較①

それではここから、デュラエースの価格パーツ別に比較してみましょう。

対象はシマノの中でも互換性のある、同じリア11速の「アルテグラ」と「105」とします。(価格は税抜)

『クランクセット(52×36T)』

デュラエース:¥58,779

アルテグラ:¥27,253

105:¥15,563

ここは価格の差が激しいですが、105だけが別仕様のため、性能は上位2グレードの方が高いとみて間違いないところです。

上位2グレードは価格ほどの性能差は感じられませんが、60gほどデュラエースの方が軽いですし、ギアの歯車の裏側などを見るとデュラエースの方がより精巧に作られているのが分かります。

『キャリパーブレーキ』

デュラエース:¥37,677

アルテグラ:¥14,505

105:¥9,296

こちらもクランクセット同様に、上位2グレードと105では仕様が少し違います。

性能的には105が必要十分で、アルテグラは強めにレバーを握ると状況によっては効き過ぎてしまうレベル、デュラエースはプロ並みの過酷なブレーキング用というイメージです。

そのため、価格相応と評価されており、グレードの順列通りというところです。

シマノ・デュラエースとその他のグレードとの価格比較②性能差が少ない?

前項に引き続き、価格面を中心にシマノ・デュラエース、アルテグラ、105のパーツを比較します。

『デュアルコントロールレバー(機械式変速・キャリパーブレーキ)』

デュラエース:¥54,226

アルテグラ:¥34,638

105:¥23,450

クランクに比べ価格差が小さくなっており、価格=性能が完全にイコールではないにせよ、性能差が小さい可能性があります。

デュラエースはブラケットにカーボンを使用しているなど素材に違いがあるので、重量がアルテグラよりも70gほど軽量になっています。(105は未公表)

しかし、レバーは価格だけでは測れないものもあり、コンパクトで握りやすいのは105ですし、ブレーキレバーの調整幅の広いアルテグラは、デュラエースよりもブレーキが掛けやすいという評価もあります。

『カセットスプロケット(11-28T)』

デュラエース:¥20,504

アルテグラ:¥8,123

105:¥4,845

リアギアの歯車ですが、リア変速はギア同士の間隔が狭い分変速のアクションが小さいので、性能差が分かりにくい部分です。

それでいてこの価格差になっているのは、やはりデュラエースの本分とも言える、素材と作り込みの精巧さです。

デュラエースは歯車の11枚中5枚がチタン製ですが、アルテグラ、105は11枚全て鉄製です。

そのため、軽量にもなっているでしょうし(アルテグラ、105は重量未公表)、見た目にも1枚1枚が丁寧に仕上げられていることが感じ取れます。

高額な価格設定にも納得!シマノ・デュラエース

今回はシマノ・デュラエースの価格を検証しました。

プロユースに合わせ、コスト度外視という側面があるので一線を画す価格になっています。

また、他のグレードとの比較では、価格差=性能差とまでは言えませんが、作りの精巧さや高級素材には説得力があります。

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