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シマノ・アルテグラは重量以外に評価できるポイントが多い!

2019.1.4

自転車の中でも特にロードバイクは重量に気を使うもので、プロレーサーなどは1g単位で軽量化を図るとも言われています。

そうなると、駆動系の複数のパーツの集まりであるコンポの重量も気になるところです。

そこで今回は、シマノのアルテグラを参考にコンポの重量について考えていきます。

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シマノはコンポのパイオニア!

まずシマノ・アルテグラのお話をする前に、ロードバイクのコンポについてご説明します。

コンポはデュアルコントロールレバー、クランク、ディレイラー(変速機)、ギア、チェーンなど、ロードバイクを動かすための機構に関わるパーツとブレーキの総称です。

以前は各メーカーが別々に製造・販売していたものを、シマノが互換性を気にせず組み付けられ、性能も上がるとして、これらをまとめたのがコンポの始まりです。

これがフレームメーカーやユーザーに受け入れられ爆発的なヒットとなり、シマノが世界的な自転車パーツメーカーという今のポジションに収まるきっかけになった出来事でもありました。

また、シマノはコンポに価格や重量差によるグレードを設け、プロライダーから初心者まで幅広い層に使用できる環境も整えました。

その結果現在では、タリアの「カンパニョーロ」、アメリカの「SRAM」と並ぶ世界三大コンポメーカーと呼ばれるほどになりました。

シマノのロードバイク用コンポの価格と総重量

前項でも触れましたが、シマノのロードバイク用コンポにはグレードがありまして、完成車などに一式導入されているのが正規グレードとして扱われています。

グレード間の差が目に見えるのは、価格、重量、リアの変速数で、以前はデザインにもハッキリした差がありましたが、今は下位グレードも見た目がよくなりましたので、差は少ないです。

以下がシマノコンポの一覧になりますが、セット一式の価格や重量はギアの歯数やクランクアームの長さなどで微妙に違いますので、概算とさせて頂いております。

また、リア11速以外はカタログに重量の記載がありませんので、今回は記載しない旨をご了承ください。

◆リア11速

【DuraーAce(デュラエース)】

参考価格:22万円
重量:1950g

【ULTEGRA(アルテグラ)】

参考価格:11万円
重量:2300g

【105(イチマルゴ)】

参考価格:7万円
重量:2440g

◆リア10速

【TIAGRA(ティアグラ)】

参考価格:5.5万円

◆リア9速

【SORA(ソラ)】

参考価格:5万円

【CLARIS(クラリス)】

参考価格:4万円

シマノコンポではデュラエースが別格的存在

前項でご紹介したシマノコンポの重量と価格ですが、ハイエンドモデルのデュラエースが特別な存在であることはお分かりになるかと思います。

価格ではセカンドグレードであるアルテグラの約2倍、105に至っては3倍以上になりますし、クランク1本だけでティアグラのセット価格5.5万円を上回ってしまうほどです。

重さにしても総重量2000g前後の中で、アルテグラに350g、105に500g以上の差を付けていますので、別格な存在と考えてよいかと思います。

デュラエースは性能もさることながら、チタンやカーボンなどの軽量な高級素材が使用されている点が、ハイエンドたる価格や重量になっています。

まして、軽量な素材は硬質でもありますので、精巧に加工するにはそれなりのコストが掛かりますから、デュラエースは性能以上に価格が飛び抜ける要素があります。

また、重量面についても、冒頭でも触れましたが、プロレースの世界では重量制限内の中で1gでも軽いものを目指しますので、この差であればデュラエースが選ばれるのも必然でしょう。

シマノ・アルテグラとデュラエースの価格、重量差を生む要因

前項ではシマノ・デュラエースが別格であるとお話ししましたが、それもそのはずでシマノはデュラエースをプロ仕様であると公言しています。

そう言われれば、それを生業にしているプロと趣味で乗るアマチュアライダーが使用する機材に差があるのは、普通のことかとは思います。

しかし、プロ仕様のデュラエースをアマチュアが購入して使用することができるわけなので、それがロードバイクのよいところでもあります。

一方デュラエースと同じパッケージで開発、製造されるものの、ターゲットがアマチュアライダーになるのがアルテグラです。

デュラエースがチタンやカーボンを使用するところを、アルテグラはグラスファイバーやアルミだったりしますので、重量が少しかさみます。

また、デュラエースが金属のバリ1つも許さないような精巧さなのに対して、表面上はとてもきれいでも、歯車の裏側に少しアバウトな部分が見えたりするのがアルテグラであり、その分価格も抑えられています。

アルテグラとデュラエースに見るコンポの重量と走行性能の関係

前項ではシマノ・アルテグラとデュラエースの価格、重量の差について考えてみましたが、多くのサイクリストが両者の比較において、性能差の小ささを指摘しています。

そもそもですが、コンポはスピードや乗り心地といった、体感しやすい効果に訴えかけるものではないので、差が分かりにくいところがあります。

そうなりますと、まして同じパッケージであるデュラエースとアルテグラでは、性能差が感じられなくてもおかしくはありません。

また、何度も言うようですが、1分1秒を争うプロレーサーなら重量が影響がないとは言えませんが、アマチュアライダーにとってコンポの重量差はそこまで気にすることではないかもしれません。

と言うのも、コンポはパーツ自体の面積が小さいですし、バイクの下半分に付属しているパーツが多いので、空気抵抗の面では影響が少ないです。

空気抵抗は自転車を走らせる上では最も大きな抵抗であり、スピードアップの妨げになるものなので、そこにもたらす影響が少ないということは、コンポとスピードの関係性は薄いということになります。

したがって、軽ければ少しは空気抵抗の低減にはなりますが、元々の影響が少ないですから、アマチュアライダーであれば体感できる差はわずかと言えます。

シマノ・アルテグラの重量以外に評価されるべき点

ここまでお話ししてきましたが、コンポの重量をそれほど気にする必要はないという考えに基づけば、アルテグラほど魅力的なコンポはないと言って過言ではありません。

プロ仕様のデュラエースと大差のない性能ながら、価格は半分以下になりますので、コスパの高さは特筆ものです。

そのコスパを活かせば、ホイールやタイヤのグレードアップに費用が回せることになりますので、ロードバイク全体の底上げにも繋がります。

また、デュラエースが別格的存在であるならば、同じパッケージであるアルテグラもそう評価されてよいかと思っています。

実際に電動式コンポや、フロントギアの「ホローグライド」という技術は、デュラエースとアルテグラにしかない特別なものです。

そして、シマノの正規グレードのコンポにはパーツごとにロゴが入っていますが、もしロゴがなければ両者を見極めるのは至難の業というほど、デザインも似通っています。

アルテグラの実用性を活かせばバイクのさらなるグレードアップが可能!

アルテグラはシマノコンポではセカンドグレードという位置付けですが、ハイエンドのデュラエースにも引けを取らない性能の高さはあります。

本文でお伝えしたように、両者の違いは目に見える重量や価格差、そしてターゲットの違いが生むものであり、実用面では差が小さいかと思います。

そのため、あくまでも筆者個人的にですが、コンポはアルテグラにして、体感が大きいホイールやタイヤに、デュラエースとの価格差分の費用を回すことをおすすめします。

 - SHIMANO, SHIMANO ULTEGRA, メーカー, ロードバイク