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フレームとクランクを繋ぐ命綱!シマノのBBの種類を知ろう

2018.12.11

ロードバイクのパーツには規格が多く、互換性の判断が難しい部分もあります。

特にBB(ボトムブラケット)などは種類が多く乱立状態ですので、知らずに交換するとまったく適合しないということもあります。

そこで今回はシマノのBBを確認していきます。

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BB(ボトムブラケット)とはどこのパーツ?役割は?

今回のお話に先立ち、まずBB(ボトムブラケット)とは何か?という疑問も少なからずあろうかと思いますので、ご説明します。

BBはロードバイクのフレームにクランクを装着するために必要なパーツで、橋渡し的な存在です。

フレームの下端部にあるBBシェルという穴にBBを挿入し、そこにクランクを通すという仕組みです。

以前のシマノのBBは回転軸を保持しており、そこに左右のクランクを勘合して固定する形でした。

しかし、現在シマノのロードバイク用クランクは回転軸がクランク側についているので、実質BBの中身は空洞であり、先端部にベアリングが装着された軸受けとしての役割となります。

この規格の変更も種類が増えた大きな要因ですが、元々は回転軸の太さと、BBのフレームへの固定方式が規格乱立を生んだ発端です。

それは次項以降で詳しくお話しします。

BBの種類が多くなった理由

ここからは、前項でお話ししたBBの規格の乱立を生んだ発端となった、シマノの伝統的な規格をご紹介します。

シマノでは回転軸の直径を24mmとし、フレームへの固定はネジ切りの「スレッドタイプ」としていました。

ほとんどのフレームメーカーやパーツメーカーがこの規格に追随していましたので、以前は落ち着いたものでした。

しかし、ある有名フレームメーカーが、軸を太くした方が剛性が上がり、ねじ切りを無くして直接圧入する方がコストも削減できる、と提唱します。

その結果、回転軸を30mmとし、BBを直接圧入する「プレスフィット」の方式を用いた、「BB30」なる規格を登場させます。

フレームメーカーとすればフレームにネジ山を設ける必要が無くなり、コストの削減が図れるわけですから、こぞってこれに賛同します

しかし、シマノはこれに賛同せず、従来の24mm軸のスレッドタイプを継続したので、フレームメーカー側はそちらへの対応にも追われることになり、その結果が規格の乱立を生み、多くの種類のBBが登場しました。

現在も規格は多く存在しBBの種類も多いですが、完成車では低価格帯はスレッド式、高額になるとプレスフィット式と棲み分けされています。

また、シマノのBBにもスレッド式、プレスフィット式の両方が用意されており、各メーカーの対応が柔軟になってきているということでしょう。

シマノBBの種類の中で中核を担う「ホローテックⅡ」

シマノの現在のBBを語る上で欠かせないのが、「ホローテックⅡ」という技術です。

ホローは「空洞」という意味で、シマノは先述した通り、回転軸をクランク側に付属させたためBBを空洞化することに成功しました。

BB内部を空洞化すれば同じ重量、または軽量化を図ったとしても、外側に強度が出せる分パワーロスを極力避けたいクランク周りでは、剛性を高める上で非常に有効な技術です。

また、軸受けであるベアリングを従来よりも外側に出せることで、大きなベアリングが使えるので耐久性が上がります。

このホローテックⅡのBBは、ロードバイク用コンポの正式グレードの種類となる、デュラエース、アルテグラ、105、ティアグラ、ソラ、クラリスに採用されています。

さらに上位グレードであるデュラエース、アルテグラ、105はクランクも中空構造のホローテックになりますので、ますます軽量で、剛性の高いクランク周りが実現されています。

シマノBBの取り付けにはBBシェル幅の種類にも注意する

前項に引き続きシマノのホローテックBBのお話ですが、先ほども触れた通り、ホローテックⅡのBBの種類にはスレッド式とプレスフィット式がありますので、フレームの規格に関わらず適合させることができます。

あとは、シマノのカタログにも掲載されていますが、フレームのBBを取り付ける穴であるBBシェルの幅にも2種類あります。

日本のJIS規格やイギリスの工業規格BSC/BSAを採用しているフレームは68mm、ITA・イタリアン規格は70mmになります。

両者には互換性がありませんので、BBもフレームの規格に合わせる必要があります。

その点の配慮はもちろんされており、シマノのBBも68mm、70mmの両方が用意されています。

ロードバイクのカタログのスペック表に、どちらの規格かが大抵は記載されていますので、交換時は必ず確認してください。

シマノのホローテックⅡBB以外の種類

さて、シマノのロードバイク用BBですが、ホローテックⅡが中核を担っているのはこれまでお伝えしている通りですが、まだ旧来のBB側が回転軸を保持している種類も現存しています。

ロードバイク用では低価格の完成車に一部採用される「ターニー」や、どこのグレードにも属さないノングレード品に旧来型のBBが見られます。

カードリッジ式BBとも呼ばれる種類で、現在シマノでは嵌合部が四角形の「スクエアテーパー」と、丸形の「オクタリンク」があり、これに対応するクランクも販売しています。

ただ、嵌合部分が2つあることで剛性は低いですし、重量も嵩みますので、ホローテックⅡからの交換で、この種類を採用するのはあまり得策ではないですね。

むしろ、この旧来型のBBとクランクは、フレーム側の規格さえ合えばホローテックⅡにカスタムできますので、そちらを推奨したいところです。

シマノのホローテックⅡのBBの種類

それでは最後に、シマノの最新カタログに掲載されているホローテックⅡのBBをご紹介します。

なお、これからご紹介するBBは、どの種類においても現行の正規グレードのクランクとは互換性があります。

そのため、極端に言えば最上位グレードのBBと、最下位グレードのクランクでも運用が可能ということになります。

全体像ですが、ホローテックⅡのBBを採用しているコンポは先述した通り6つありますが、BBのグレードは3つしかありません。

そのため、価格差が小さいので、BBだけでも最上位グレードをおすすめするという風潮が昔からあるのも事実です。

それによって劇的に回転力がよくなるわけではありませんが、防水や防塵性はアップしますので、耐久性の面からは効果があります。

それではご紹介します(価格は税抜)。

「デュラエースグレード」

●スレッド式

【BB-R9100】参考価格:¥3,927

JIS規格68mm、イタリアン規格70mm共に同価格。

●プレスフィット式

【SM-BB92-41B】参考価格:¥4,434

シェル幅86.5mm

「アルテグラ・105グレード」

●スレッド式

【SM-BBR60】参考価格:¥2,111

JIS規格68mm、イタリアン規格70mm共に同価格。

●プレスフィット式

【SM-BB72-41B】参考価格:¥2,987

シェル幅86.5mm

「ティアグラ・ソラ・クラリスグレード」

●スレッド・プレスフィット式共通型番

【BB-RS500】参考価格:¥1,688

型番が同じであるだけで、スレッド式とプレスフィット式が別に用意されています。

シマノのロードバイク用BBはほぼホローテックⅡである!

今回は、シマノのBB(ボトムブラケット)をご紹介しました。

本文では中核としましたが、シマノのコンポを搭載するロードバイクでは、ほとんどがホローテックⅡのBBを使用しています。

あとは、今回お伝えした規格をくれぐれも間違えないで頂きたいと思います。

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