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ロードバイクのサドル調整!角度・高さ・前後位置の合わせ方

2018.9.8

ロードバイクのサドルにはレールが付いていて、そのレールは前後にスライドするようになっています。

ということは、ロードバイクのサドルは前後位置を調整する必要があるという意味であり、実際にわずか数ミリの違いでも、乗り心地が激変することもあります。

そこで今回はロードバイクの前後位置も含めた、サドルの調整について考えていきます。

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ロードバイクのサドル調整は「角度・高さ・前後位置」を合わせること

長距離・長時間を走るのが基本であるロードバイクのサドル位置は極めて重要であり、わずかなずれが身体に大きな影響を与えかねないものです。

サドル位置の調整は、取り付け角度、高さ、そして前後位置、この3つがセットです。

この3つを一発でどんぴしゃに決めるのは中々に難しいですし、それぞれに理想とされているポジションがありますので、そこに近づけていくことにします。

まずは角度ですが、これは地面と水平が基本です。

最後の調整で前下がりや前上がりにすることはあっても、まず最初は、地面と平行になるように取り付けてください。

大工さんが使用するような水平器があればよいですが、どこの家にもあるようなものではないので、別の測り方をご紹介します。

用意して頂くのは板切れ1枚と2Lのペットボトルです。

板切れをサドル前後の一番高い部分に置き、フラットな状態にします。

その上に水を1/3程度入れたペットボトルを置き、水の動きを見ます。

傾いていれば、水もそちらに傾きますので、水が左右どちらにも動かない場所が水平ということになります。

水平になったらボルトを締め固定をして、高さと前後位置の調整に入っていきます。

ロードバイクのサドル高調整

角度に続いては、高さを合わせてみましょう。

安全第一のママチャリであれば、あまり深く考えず足が地面に付くかどうかの基準でOKですが、それではロードバイクは性能が引き出せません。

いかにしてペダルを効率よく、力強く漕げるポジションにするかがカギなので、そこに注意をしながら行っていきます。

サドルの高さ調整には、数値を使ったデジタル的な方法と、感覚であわせていくアナログ的な方法があります。

今回はデジタル方式で目安を出して、アナログで微調整していくという方法をご紹介します。

まずデジタル的な方式ですが、自分の股下に任意の係数を掛けて、サドル高を算出する方法です。

股下はサドルに跨って足をペダルに置いているのと同じ状態にするために、足を15~20㎝開いて測定します。

股下に厚みのある本や板などを挟み、股間に当たっている状態にして上端から地面までの長さを測れば、それが皆さんの股下の長さになります。

もっとも股下の長さは、高さや前後位置を決める上で、ロードバイクを購入する際に、まともなお店であれば測定してくれているはずです。

そのため、これからロードバイクを購入される方は、測定してもらった股下の長さを覚えておけば、後に調整が必要になった際に役立ちます。

股下×係数で理想のサドル高を導き出す

股下を測定したら、いよいよロードバイクのサドル高の調整に入ります。

調整に使用する係数ですが、諸説あり固定されてはいません。

初心者は0.860、中級者は0.870、上級者は0.880~0.900と言われたりもしますが、身体の柔軟度で考えられたり、ロードレースの有名選手を模範にする人もいます。

筆者がこの係数を用いる際は、目安ということで平均的な0.875をおすすめしています。

股下が80㎝であれば、80×0.875=70.0㎝ということになりますので、この高さに設定してみます。

なお、サドルの高さは、クランクの付け根の中心(BB)から、座面上部までの寸法のことです。

そして、ここからがアナログ的な考え方になりますが、係数から導き出した高さに設定をしたらサドルに跨り、ペダルを一番下まで持って行き、かかとを乗せてみてください。

この時に膝が自然に伸びているのが理想的であり、ピーンと張っている状態では高すぎですし、反対に膝が大きく曲がっていれば低すぎです。

また、この時点で先ほど調整した前後位置も微妙に変わっているはずですので、再確認が必要になります。

ロードバイクのサドルの前後位置を調整する

ロードバイクのサドル調整ですが、高さに続いては前後位置を調整します。

せっかくサドルを水平に取りつけたのですから、自転車本体も水平にしておく必要がありますので、ローラー台よりは地面に下ろして作業をした方がよいかもしれません。

用意して頂くのは糸に重りを垂らしたもので、重りは5円玉が一般的ですが、何でも構いません。

サドルに跨ったら、親指の付け根の膨らんだ部分をペダルの軸に乗せる感覚で、クランクを3時方向に出して地面と水平にします。

その状態で、膝の中央(膝頭)に糸を貼りつけ真下に垂らし、5円玉などの重りがペダルの付け根(回転軸)の中心にくるのが、理想の前後位置になります。

ただし、サドルは地面に対して垂直に取り付けられているわけではないので、高さを変えると前後位置も微妙に変化します。

したがって、前後位置を調整すると、先ほど決めた高さでは合わなくなりますので、もう一度見直す必要があります。

この繰り返しがロードバイクのサドル調整になります。

ロードバイクのサドル前後位置は「サドル後退幅」

サドルの前後位置は「サドル後退幅」と言われ、クランクの軸に対してサドルの先端がどのくらい後退しているのかを指す量です。

ちなみに世界最大のロードレースツアーを主催する「UCI」では、極端な前乗りを防ぐために後退幅が50㎜以上と規定されています。

しかし、その規定のないトライアスロンでは、前乗りができるようにロードバイク用のサドルの先端部分をカットしたようなサドルが使用されます。

これは目一杯までサドルを前に出して、前乗りで力強くペダルを踏み込めるようにするためです。

また、トライアスロンではハンドルに肘置きがあり、そこに体重を預けるだけで前傾姿勢が取れるようになっています。

しかし、ロードバイクは骨盤の可動や重心の移動、時には腕で体重を支えながら前傾姿勢を取る必要があります。

そのため、サドル後退幅の調整が非常に大切になります。

サドルの前後位置を変えた時に得られる効果

ここまでは、ロードバイクのサドル位置について、理想と言えるポジションのお話をしてきました。

ただし、サドル位置に正解は存在せず、基本にはなりますが、あくまでも目安であると考えてください。

実際には目安として基本ポジションに設定をしたら、50㎞、100㎞と走ってみて、しっくりくる位置を探すというのが現実的です。

例えば、もっと上半身を起こして楽な姿勢で乗りたいと思えば、サドルの前後位置を少し前に出せばハンドルとの距離が近くなりますので、上体が起きます。

また、サドルを前に出すと、力に頼ってガンガン踏み込むようなペダリングはしやすくなるので、短距離レースのスプリント勝負などでは有利になります。

さらに、サドルを前に出すと、シートポストがオフセットしている分、座る場所が同じであれば少し低くなりますので、車体を左右に振るようなダンシング(立ち漕ぎ)がしやすくなります。

反対に後ろに引くと、脚全体をリラックスさせてペダルを漕げて、あまり過度に力を入れる必要がなく疲労が蓄積されにくいので、長距離向きになります。

しかし、これもあくまでも経験則であり、万人に当てはまるとは限りません。

ですから、とにかく走りを重ねて、自分に合うポジションを見付けてください。

サドルは基本ポジションを目安に走りながら試行錯誤する

今回は、ロードバイクのサドル調整について考えてみました。

サドル調整の基本は、理想形に沿って角度、前後位置、高さを設定して、長距離を走って自分なりのポジションを見つけることです。

正解は存在しませんので、思う存分自分本位で、試行錯誤してみてください。

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