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自転車のサドルは重さを気にしなくてよい?大切なことは?

2018.8.10

自転車のサドルのカタログや通販の製品説明欄には、必ずと言ってよいほど重さが記載されています。

それは、重さを知りたいという需要があるからに他ならないわけですが、持ち歩くものではない自転車のサドルの重さがそこまで重要なのかは、意見が分かれるところでしょう。

そこで今回は自転車のサドルの重さについて考えてみます。

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自転車のサドルの重さ【ママチャリはなぜ重い?】

自転車のサドルの重さですが、ママチャリ用になると500g、600gになりますが、ロードバイク用になると200g前後が普通で、中には100gを切るようなものもあります。

そのため、仮に300gのサドルを比較するなら、ママチャリ用ならば非常に軽量な部類ですが、ロードバイクでは重い方になってしまいます。

サドルの重量は自転車の車種によって大きな違いがあるということですが、どこに比重を掛けているかの違いです。

ママチャリに求められるのは、安価で、丈夫で長持ち、安定性があって身体に優しいといった、いわゆる老若男女が気兼ねなく乗れることです。

そんなママチャリのサドルは、安定感を出すために座面の幅を広く取り、クッション性を出して乗り心地を快適にするために、緩衝材がたっぷり入っているのでとても分厚いです。

また、衝撃を吸収するために裏にスプリングを付けたものも多いですし、コストが掛けられないので品質の高い軽量な素材は使いません。

このように、ママチャリのサドルは重くするべくしてしているのではなく、重要な要素を全て加味した結果、重量が嵩んでいるということなのです。

したがって、500g、600gになってしまうのは当たり前で、それをデメリットと言うのはあまりにも酷な話です。

自転車のスピードを上げるには重さを意識することもある

まず前項では、ママチャリのサドルの重さについてお話ししました。

自転車は乗り手がむき出しで、常に風にさらされながら走っているので、相当に大きな空気抵抗を受けています。

そのため、少しでも速く走りたい思えば、空気抵抗を減らすことを考えればよく、それにはまず全体を軽くする必要があります。

自転車に掛かる空気抵抗は、8~9割が乗り手に掛かると言われていますので、空気抵抗を減らす最も効果的な手段は体重を減らすこと、すなわちダイエットです。

余談ですが、ダイエットをして体重を減らせばサドルに掛かる負担も軽減されるので、長い時間乗っているとお尻が痛くなるという悩みも解消に向かうでしょう。

それはさておき、全体的に少しでも軽くなれば空気抵抗が減るのは確かなので、その意味ではサドルも軽量化が無意味なわけではありません。

しかし、「速く走る」という概念が低いママチャリにとっては、軽量化よりも他に重視すべき点がたくさんありますので、サドルも前項でお話ししたような仕様になるんですね。

プロのロードレーサーでもサドルに重さを最優先しない傾向がある

前項でお話しした「速く走る」という概念が最も高い自転車は、ロードバイクです。

むしろそれが全てと言っても過言ではないほど、ロードバイクはスピードに特化した自転車です。

そのため、軽量化が最優先であり、特にプロのロードレーサーともなれば、数十グラム単位で重さにこだわると言われています。

ですから、ロードバイク用のサドルには100gを切るようなものがあるわけですが、あくまでもこれはプロの話です。

コンマ数秒の世界で勝負するレーサーでなければ、サドルには重量以外に重視しなければならないことが数多くあります。

しかも近年は、重量よりもサドルに快適性を求めるプロレーサーも増えてきていますので、ますます風向きが変わってきています。

冒頭でもお話ししましたが、自転車のパーツは持ち運ぶわけではありませんので、持って軽くてもあまり意味がなく、装着して走行した際に軽さを体感できるかどうかが大切です。

その点では、多くのインプレや筆者の体験上からも言えますが、サドルを100、200g軽くしても走りの軽さはほぼ体感できません。

レースでのタイムがコンマ何秒縮まる可能性は否定しませんが、体感できず効果が分かりづらいのであれば、重量にこだわる意味もさほどないということになります。

自転車のサドルで重さ以上に大切なのは自分との「相性」

ここまで、自転車のサドルにおいて「重さ」は、最優先すべきことではないということをお伝えしてきました。

それでは何が大切なのかと言えば、最優先は自分との「相性」でしょう。

サドルは言ってみれば自転車の「イス」ですから、自分のお尻にフィットするものでなければ、使い続けることはまずできません。

相性の合わないサドルでは、お尻が痛くなることもありますし、股間への不快な圧迫感に悩まされることにもなります。

サドルは形状や座面の幅、パッドの厚さからレールの素材まで、とにかく様々な要素で違いのある種類が、それこそ星の数ほどあります。

その中から、自分の体型や自転車の乗り方を考えて、最適なものを吟味していくことになります。

すなわち、サドルは選び方が重要なわけで、それを重量ありきで考えると大幅に選択肢が狭くなり、自分にフィットするサドルに巡り合える可能性が低くなってしまうのです。

そこで次項からは、少しでも自分に最適なサドル選びの手助けができるような、サドル選びに必要な要素をお話しします。

自分との相性のよいサドルにたどり着くには座面の幅と形状が重要

自転車のサドルは重さ以上に大切なことがあるということですが、まずはお尻へのフィット感ということを考えて坐骨幅に注目します。

坐骨は骨盤の両端にある骨で、座った時にゴリゴリと座面に当たる感じがする部分です。

坐骨は座る時に体重が掛かる部分でもあるので、座面からはみ出してしまうと支えがなくなり、股間に圧力が掛かります。

そのため、まず坐骨幅よりも広めの幅を持つサドルが必要になりますので、自分の坐骨幅を把握する必要があります。

自分で測ることもできますが、より正確な数値が分かっていた方がよいので、プロショップなどで測ってもらいましょう。

その上で+10㎜~20㎜の幅を持つサドルが最適と言われていますので、参考にしてみてください。

次に形状ですが、これは乗り方を考えると最適なものが見えてきます。

座面が水平で起伏がないタイプは前後にお尻の位置を動かしやすく、反対に起伏のあるタイプはお尻の位置を固定しやすくなります。

ですから、姿勢を頻繁に変えるような乗り方をするのであれば水平なタイプ、腰を据えてペダルを漕ぐのであれば座面がカーブががっている方が乗りやすくなります。

座面が硬い=お尻が痛くなるとは限らない

自転車のサドルについて、重さ以上に重要な要素をお話ししていますが、座面の「硬さ」も非常に大切です。

よく勘違いされるのは、座面が柔らかいとお尻が痛くならないということですが、これは一概に言えることではありません。

座面が柔らかいと体重が掛かった時に身体が沈み込んでしまうので、ペダルに力が込めにくくなりますし、レーシングパンツやズボンが引っ張られるので、擦れて痛みが出ることもあります。

そのため、座面には適度に弾力があるものがよく、身体が沈み込まないレベルのクッション性を求めましょう。

さらに、硬さとも無関係ではありませんが、近年は股間の圧迫に対する注目が高くなっています。

特に男性はサイクリストとEDの関係が取りだたされ、多くの論文が発表されており、直接の因果関係は証明されていませんが、可能性を指摘する声が多いのも事実です。

そこで増えているのが座面に穴が開いているものや、溝が彫ってあるサドルになります。

特に深めの前傾姿勢を取るような乗り方が多い場合は、こういったサドルを選んだ方がよいでしょう。

サドル選びにおいて重さは最優先事項ではない!

今回は自転車のサドルについて、重さ以外にも重要なことがあることをお伝えしました。

重さを重要視する人やシーンが皆無というわけではないですが、サドルには重量以外にも大切な要素が多いので、重量ありきで選ぶと自分に合ったものが見つけにくくなります。

自分との相性を意識して、お尻へのフィット感やペダルの漕ぎやすさを重視すると、理想に近いものに辿り着きやすいかと思います。

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