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mtbのディスクブレーキ!ブレーキパッドはメタル?レジン?

2018.5.31

mtbに搭載されているブレーキは時代とともに移り変わってきましたが、現在はほぼディスクブレーキに定着しています。

ハブに取り付けられたローターを、ブレーキパッドで挟み付けて制動するという仕組みです。

ブレーキパッドには樹脂系の「レジン」と金属の「メタル」がありますが、それぞれのメリット・デメリットがあり、どちらがよいとも言えないところがあります。

そこで今回は、ブレーキパッドについてまとめてみましょう。

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mtbは完全にディスクブレーキが主流

冒頭でも触れましたが、mtbのディスクブレーキはハブで制動が行われるので、大別すると「ハブブレーキ」の種類になります。

一方、ロードバイクのキャリパーブレーキやクロスバイクのVブレーキは、車輪の外周であるリムで制動を行うので、「リムブレーキ」になります。

仕組みとしてはハブブレーキのローターにしても、リムにしても、回転体をブレーキパッドで挟み付ける点は同じで、どこで制動するかの違いです。

リムブレーキは車輪の外=地面に近いところで制動するので、天候や路面状況に左右されやすいのがデメリットです。

その点でハブブレーキは地面から遠い車輪中央部で制動するので、外的要因の影響を受けにくく、安定した制動力が得られます。

特に路面状況のよくない悪路を走るmtbでは、今やディスクブレーキは必須とも言えます。

ディスクブレーキにはいくつかの消耗品が使用されていますが、特にブレーキパッドは材質の違いがあり、レジンかメタルかで迷うところです。

なお、リムブレーキに使われるのは「ブレーキシュー」で、ディスクブレーキのブレーキパッドとは全く違うものですので、交換時には注意してください。

mtbのメタル製ブレーキパッドのメリット

mtbのディスクブレーキのブレーキパッドですが、メタルにしてもレジン(樹脂)にしても使用している状況やローターとの相性もありますので、優劣を付けるということではないです。

したがって、今回はお互いのメリット、デメリットを確認して、自分の使用状況に合ったものを選択して頂ければと思います。

それではまず「メタルパッド」のメリットから確認していきましょう。

★効きが強い

直線的に効きますので、ガツンとくる感覚です。

また、絶対的な制動力もレジン製を上回ると言われています。

★水や油に強い

金属で水や油は基本はじきますので、外的要因によって制動力が左右されにくいです。

★フェードしにくい

ディスクブレーキは、パッドとローターの間にものすごい高温の摩擦熱が発生します。

その熱により、ゴムや樹脂は耐熱温度を超えると分解され、ガスになってしまいます。

そして、ガスが膜となってローターとの間に入り込むとオイルのような潤滑剤のような働きを起こすので、滑ってブレーキが効かなくなります。

これを「フェード現象」といいますが、メタルは熱でも分解されませんので、フェードは物理上起こりにくいです。

★消耗しにくい

メタルパッドは主成分が金属なので、摩耗はあまりしません。

mtbのメタル製ブレーキパッドのデメリット

続いてメタルブレーキパッドのデメリットを確認します。

★音が鳴りやすい

ローターも金属なので、どうしても金属同士のこすれ合う「キィー」という音が鳴りやすいです。

★ローターが摩耗する

これに関しても金属同志がこすれ合うことにより、どちらも摩耗してすり減ってしまいます。

★制動力が強すぎる

これはブレーキの掛け方に慣れているかどうかにもよりますが、直線的にガツンと効いてしまうので、レバーを強めに引くと車輪がロックしやすくなります。

特にフロントは要注意です。

メタル製のメリット・デメリットをまとめてみましたが、mtbのディスクブレーキの場合は「音鳴り」に悩んでいる方が多いですね。

レジン製が全く鳴らないというわけではないのですが、メタル製のパッドは音が鳴るので交換しているケースをよく見かけます。

mtbのレジン製ブレーキパッドのメリット

さて、次はレジン製のブレーキパッドのメリット・デメリットを確認しますが、まずはメリットからご説明します。

★効き方が穏やか

言い方が難しいですが、メタルに比べると最初からガツンとくるわけではなく、じわっと効いてくる感覚です。

また、レバーを強く握り込めば直線的な効き方をしますので、スピードコントロールがしやすく、mtbではレース向きと言えます。

★音鳴りがしづらい

パッドが金属ではないので、金切音のような音はありません。

ただし、ローターと擦れることに変わりありませんので、摩擦音が出ることがあります。

★ローターが消耗しない

ローター(金属)対パッド(樹脂)という関係性なので、ローターが痛むことはほぼありません。

ディスクローターはパッドに比べれば高価ですから、ローターが消耗しない方が経済的と言えます。

mtbのレジン製ブレーキパッドのデメリット

続いてレジン製ブレーキパッドのデメリットを確認します。

★制動力がやや弱い

絶対的な制動力ではメタル製にはかないません。

しかし、弱いとは言ってもあくまでmtbなどでの競技や、本格的に山に入った時などの話であり、普段使いで危険を感じるような根本的な弱さではありません。

★消耗が激しい

ローターが痛まないといことは、パッドの方が消耗するということです。

特にmtbの使用では悪路が多くなるので、泥や水分によって摩耗が激しくなリます。

★フェードの可能性がある

先ほどメタルの説明でお話したように、樹脂は熱でガス化してフェードの原因となります。

そのため、小まめなブレーキングが必要な乗り方をする際や、長時間の使用では注意が必要です。

★油が染みこんだら交換

水であれば乾けば大丈夫ですが、油が染みこんでしまうとブレーキが効かなくなります。

洗浄や煮沸である程度の改善は見込めますが完全に回復することはなく、基本的には交換になります。

mtbは「メタル製」ロードバイクは「レジン製」が向く

ここまではmtbに使用されているディスクブレーキのブレーキパッドについて、「メタル製」「レジン製」のメリット・デメリットを確認しました。

メリットが片方のデメリットとなるような対極的な関係にあるので、やはり一概に優劣を判断するものではないですね。

したがって、双方の特徴を考え、用途や目的で選ぶのがよいでしょう。

山林道や泥道などの過酷な条件で乗ることが多いなら、メタル製のブレーキパッドが向いています。

悪路では直線的な効き方のほうが何かと有利ですし、ブレーキを小まめに掛けますのでフェードの心配がないメタルのほうが安心です。

一方、普段の使用が舗装された平坦な道がメインであれば、レジン製の方が適しています。

基本的にそこまで強く直線的なブレーキングが必要なシーンが少ないですし、スピードコントロールがしやすいのは舗装路では重要な要素です。

これは自転車の種類によっても言えることで、悪路想定のmtbであれば「メタル製」、舗装路中心のロードバイクやクロスバイクは「レジン製」が向くということになります。

ブレーキパッドの素材は自分の用途や目的で決める

今回はディスクブレーキのブレーキパッドについて考えてみました。

メタル製とレジン製がありますが、それぞれに長短所があり用途や目的で向き不向きがあります。

簡単にまとめるなら、より強い制動力が必要ならメタル、スピードのコントロール重視ならレジンということになります。

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