ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ

ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ│わくわく自転車情報館

ベアリングのリテーナーの交換!正しいクランクの外し方!

2018.5.7

自転車におけるベアリングのリテーナーを使用している箇所は、四箇所あります。

どの場所も工具が必要で、手を入れにくい場所にリテーナーを使用しています。

その際、よく使用される場所は、クランクですね。

クランクは正しい外し方をしないと、自転車を買い替えなければならないことになります。

今回は、自転車の買い替えを起こさない為にも、正しいベアリングのリテーナーの外し方をご説明します。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

道路が凍結する原因とは?自転車で凍結した道を走ると?

毎日、通勤や通学、サイクリングで自転車を使用している方は、冬の道路に気をつけなければいけません。 ...

自転車と歩行者の正面衝突などによる事故の過失割合は??

自転車同士、自転車対歩行者、車対自転車など、様々な状況で事故が多発しています。 正面衝突のよう...

自転車のフロントフォークのオーバーホールを行う時期は?

ロードバイクやMTBは元々がレースの機材として開発されていますので、メンテナンスありきの乗りもの...

ホイールやクランクのスプロケット、ギア比や歯数の違いは?

自転車のリアホイールやクランクに付いている、スプロケットをご存知でしょうか? スプロケットの歯...

自転車のタイヤのホイールの送り方とその送料のまとめ

ロードバイクやマウンテンバイクなどのスポーツバイク。 今ある自転車を簡単にグレードアップする方法は...

自転車タイヤの前後輪!どのメーカーのタイヤを選ぶ!?

自転車の前後のタイヤは、いつの間にか磨耗しているケースが多いです。 もちろん使用頻度によっ...

ヒルクライムの適正ケイデンス数の目安は、90RPM前後?

ケイデンスってご存知でしょうか? ケイデンスとは、1分間あたりのペダル回転数になります。 ...

ヨーロッパは自転車でのんびり旅!おすすめなのは?

ヨーロッパを自転車でのんびり旅してみませんか? ヨーロッパの中でも、オランダは自転車大国といわ...

割れてしまったカーボン自転車でも修理ができる!?

自転車のカーボンフレームと言ったら、軽いということが最大の特徴です。 カーボンフレームに傷がで...

ホイールのバルブの種類とタイヤの外し方・はめ方について

スポーツバイクを乗るともなると、ホイール・タイヤ・空気入れなど、一般的なママチャリとは異なるため、最...

磨耗が激しい自転車パーツ!前輪ブレーキゴムを交換しよう!

自転車を購入してから、前輪ブレーキのブレーキゴムを交換したことはありますか? ブレーキゴムは磨...

シマノ105クランクの各年代で外し方が違う

シマノ105は、ロードバイクの入門モデルに装着されている、最も需要の多いコンポーネントです。 ...

自転車の前輪・後輪ブレーキの調整と鳴き対策(ママチャリ)

使い勝手がよく多くのご家庭に一台はあるママチャリですが、買いっぱなしになっていませんか? 自転...

幅広く活躍してくれる!メリダの29er「ビッグナイン100」

メリダは今でこそロードレースでの活躍やデザインの向上によりロードバイクも伸びてきた印象ですが、ほ...

自転車の様々な法律をご紹介!一方通行を逆走すると違反!?

自転車は、実は車両扱いってご存知ですか? 車では道路方式を守っていても、自転車だと気にしていな...

スポンサーリンク

ベアリングのリテーナーを正しく外す為に!基礎編

まず、ベアリングについておさらいをしておきましょう。

自転車のベアリングは、鉄の球体とグリスによって構成されています。
人間における関節と軟骨の部分です。

ここが上手く動かなければ、自転車は上手く走ることができません。

回転・可動においてとても大切な部分になっているため、点検・交換がとても重要になっています。

しかし、ベアリングの鉄の球体が小さい為、修理中に鉄の球体を地面に落としてしまうなど、トラブルが起きやすい箇所にもなっております。

点検や交換に手間をとりやすいのですね。

そこで使用されているのが、リテーナーです。
これは、ベアリングを球体を挟みこみ固定する為の部品のことを指します。

リテーナーを使用している場合、グリスを塗る際に、ベアリングが固定されているので、落とす心配がないという利点があります。

さらに、ベアリングに一つでも異常が見られれば、リテーナーごと交換できる為、非常に簡単に交換ができるようになっております。

ただ、このベアリングのリテーナーを交換したいと思っても、そのリテーナーにたどり着くまでが、自転車は大変です。

また、自転車によりますが、基本的にはクランク回りとハンドル回りの部分にしか、リテーナーは使用されていません。

そこで今回は、クランクのリテーナーについてご説明します。

まず、クランクを外す作業から行わなければなりません。
そして、クランクを外すには、専用の工具が必要になってきます。

なので、次では外し方の前に、必要な工具をご紹介しましょう。

ベアリングのリテーナーを正しく外す為に!道具編

先ほどもお話ししましたが、ベアリングのリテーナーの外す為に、必要な道具があります。

これは、絶対に必要な道具です。
ないからといって、別の道具で代用だけはしないでください。

もちろん、互換性のあるものなら大丈夫ですが、全く別の用途で使用する工具を使用すると、本当に自転車が壊れます。

そこだけは、まず初めにおさえておいてください。

では、工具をご紹介します。

・プラスドライバーか六角レンチ
・磁石つきのマイナスドライバー
・コッタレススパナ
・モンキーレンチ
・フックスパナ

そして、これからご紹介する工具が必ず必要な工具なので覚えておきましょう。

それが、「コッタレス抜き工具」といわれる工具です。

これは、自転車の専用工具で、自転車以外では使用されません。

ちなみに、シマノ純正の工具がありまして、「コッタレスクランク専用工具」という名称で販売されております。

この工具は両端に、コッタレススパナのスパナの部分とクランク抜きが付属しております。
どちらも、平な面をモンキーレンチかコッタレススパナで回すことができます。

ですので、モンキーレンチとシマノの「コッタレスクランク専用工具」があれば、コッタレススパナは必要ありません

1000円ほどの工具ですので、こちらをご購入されてもよいかもしれませんね。

では、次からクランクの外し方をご説明しましょう。

ベアリングのリテーナーの外し方!クランクの外し方編

ベアリングのリテーナーを外す為に、クランクを外さなければいけません。

クランクの外し方として、一般的なママチャリタイプ、シティサイクルタイプは同じ手順で行うことができるでしょう。

しかし、スポーツタイプの自転車は、mtbやロードバイクなどによって異なります。
ですので、スポーツタイプの自転車は、後程ご説明します。

まずは、シティサイクルのクランクの場合です。

一般的な自転車のクランクには、チェーンカバーがついています。

まずママチャリは、カバーの前方に円形のカバーがついています。
その円形のカバーがネジで止まっておりますので、プラスドライバーで外しましょう。

シティサイクルは半カバーがついていますが、完全に外してください。

そして、クランクの根元に樹皮性のキャップがついております。

こちらを外す必要があるのですが、これは手で取るのが非常に面倒です。
ですので、マイナスドライバーを使って、てこの原理で外してください。

すると、中にボルトが見えます。
そのボルトに先ほどご紹介した工具、コッタレススパナをご使用ください。

シマノの「コッタレスクランク専用工具」の場合は、コッタレススパナの部分とモンキーレンチで緩めてください。

このボルトを緩めたら、次は自転車の裏に回ります。

裏には同じようにクランクがあります。

同じ手順で、クランクの根元のボルトを緩めてください。
この時、クランクの根元の回りに、ロックリングというフックスパナで回す部品があります。

それから、ワンなどの部品もクランクの中にあります。
全て緩めて抜いてください。

そして、中心にあるハンガー(B.B)をカバーのない裏側からコッタレス抜き工具で抜いてください。
これは、カバー側から抜くのが、本来のやり方です。

しかし、カバー側で行うと、非常に手間がかかる為、裏から行います。

裏からコッタレス抜き工具でハンガーを抜くと、ベアリングのリテーナーがハンガーと一緒に出てきます。
そしてリテーナーを交換してください。

しかし、ここでベアリングのリテーナーが一緒に出てこない場合があります。
その場合については、次でご説明します。

また、ハンガーを抜く際に、ポンチと金づちでハンガーを強引に押し出す方法があるのですが、これは絶対にしないでください。

ハンガーがぐらぐらになり、使い物にならなくなるどころか、そのまま使って自転車自体を壊す可能性があります。

ベアリングのリテーナーの外し方!点検・交換編

先ほどお話しした、クランクを外して、ハンガーを抜いても、ベアリングのリテーナーが一緒に出てこない場合はどうするのでしょうか。

これは、ベアリングのリテーナーが壊れてる可能性を疑ってください。
特にリテーナーからベアリングが外れて、中でばらけていることがあります。

この場合、裏から磁石つきのマイナスドライバーを使用し、磁石でベアリングをくっつけて、回収してください。

この時、絶対に中にベアリングを残さないでください。
残してしまうと、故障の元となります。

また、マイナスドライバーの先に布などをつけて拭き掃除をしてもらうと、さらに良好です。
これは、中に錆びのカスが残っていることがありますで、そのカスを掃除するという意味合いで行います。

ベアリングのリテーナーを中から出した後、ベアリングの状態を確認してください。
この時、ベアリングに破損・錆びがあれば交換してください。

また、ベアリングをはめ込む際に必ずベアリングにグリスを塗ってください。

ベアリングがどんな状態であっても、滅多に開けない部分ですので、グリスを塗っておくと自転車が長持ちしやすくなるでしょう。

ベアリングとリテーナーは、ハンガーと一緒に自転車に入れていきます。

この時、自転車のカバーのない側から入れるのですが、これはカバー側までハンガーを突き抜けさせる為に、カバー側のクランクの穴を調整しながら入れてください。

これはカバーのない側から見たときに、向こう側が光ってみえますので、調整自体は簡単です。

また、リテーナーも向きも絶対に間違えないでください。

リテーナーは、鉄の球体がある部分が内側です。
間違えて、リテーナーの鉄の板のほうを内側にしてしまうと、リテーナーが破損します。

ただ、ブリジストン製の自転車のリテーナーのみ、ベアリングの両側を鉄の板で挟んでおります。
これは、どちらを内側にしても壊れないように作られておりますので、どちらが内側でも構いません。

こうしてハンガーを直して、リテーナーをつけた後に気をつけなければならないのは、リテーナーの外側についていた、ワンという部品です。

ワンは、リテーナーを覆うようについています。

今回外したのは、カバーがついていない側のワンのみです。

ですので、こちらのワンを調整していかなければなりません。
その際、このワンはきつく締めないでください。

あくまで、ハンガーがぐらつかない程度で大丈夫です。
あまりにきつく締めると、リテーナーが割れてしまいます。

ただし、この状態だと、ワンが少しだけ緩んだ状態の為、フックスパナで外したロックリングだけは絶対にきつく締めないといけません。

このロックリングをきつく締めないと、ワンが徐々に緩んできます。
必ずロックリングは締まっていることを何度も確認してください。

以上が、一般的なシティサイクルのクランクの外し方・点検・交換方法です。

ベアリングのリテーナーの外し方!mtb&ロードバイク編

ベアリングのリテーナーを外す為に、クランクを外さなければなりませんが、mtbとロードバイクは一般的な自転車と、少しだけ外し方違います。

まず、ギアを外さなければなりません。

これは自転車によって違うのですが、プラスドライバーか六角レンチ外すナット等が、外円部にあります。
そこのナット等を緩めてください。

次に、クランクの根元に樹皮性のキャップではなく、ダストキャップという部品を六角レンチで外します。

この後は、ボルトが出てくるので、コッタレススパナで緩めていって抜いてください。
このボルトは15㎜が一般的ですが、違うケースもありますので、14㎜と16mmとご用意ください。

このボルトを抜くと、厚いワッシャがあります。

このワッシャを抜き忘れると、次のコッタレス抜き工具でハンガーを抜くことができませんので、絶対に確かめてください。

ワッシャがあるままで進めると、必ず自転車か工具を傷めることになります。

あとは一般的な自転車と手順は同じです。
ですが、次はギア側からハンガーを抜いても構いません。

クランクのベアリングにはリテーナーを使用していない場合もある!?

クランクのベアリングは、基本的にリテーナーを使用しています。

しかし、例外的に使用していない場合がございます。
その際、クランクの外し方までは同じなのですが、外してからが違います。

この場合、ハンガーを外した時点で、ベアリングの鉄の玉がバラバラになって落ちてくる場合があります。
これは直すのは非常に困難に思えるかもしれません。

この場合は、ワンを利用してください。

ワンの内面にグリスを塗ります。
グリスは僅かに粘着性があるので、そこにベアリングを固定してください。

それから、そのワンをはめ込むだけでベアリングを直すことができます。

また、リテーナーがない場合は、ベアリングが自転車内部に残っていることを忘れてしまう場合があります。
しっかり内部を確認してからベアリング交換を行ってください。

クランクのベアリングのリテーナーの外し方は一度覚えれば簡単!

クランクのベアリングのリテーナーの外し方は、どの自転車でもほとんど同じだということがご理解いただけたかと思います。

基本的には、同じ手順ですので、一度覚えてしまえばあとは少しの応用で交換可能です。

ただ、ここは非常に複雑で繊細な部分でもあります。

部品や、自転車などに少しでもおかしな部分がある場合、ご自分で点検・修理は諦めてプロに任せましょう。

 - 自転車全般