コレって大丈夫?自転車の後輪ブレーキからの異音!

「自転車で下り坂を下っている最中に突如、自転車の後輪ブレーキから、けたたましい、「キキーーッッ!!」という異音が鳴り、恥ずかしい・・・」

皆さんはこんな、ご経験をしたことがありませんか?

ブレーキの効きが悪くなったわけではなく、音がするだけなのですが、やっぱり気持ちが悪いですよね。
そんな異音がする原因や、対処法を見ていきましょう。

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自転車の後輪ブレーキの種類

まず、異音の話に入る前に、自転車の後輪ブレーキには一般的にどんな種類があるのかを見ていきましょう。

①安い自転車(軽快車・子供車等)に使われていることが多いバンドブレーキ、サーボブレーキ

車輪と一緒に回転するパーツで、ブレーキの内側に位置する「ドラム」と呼ばれる部分と、ブレーキ部分で2つに分かれています。

そのドラムを、ブレーキ内部のゴムのような素材でできたバンドで外側から掴むことによって制動させる構造になっています。

また、サーボブレーキも制動させるシステムはほぼ同じで、ドラムが外側にあって内側のブレーキシューで止める構造になっただけ、と思っていただいて大丈夫です。

②高い自転車(シティ車・電動自転車等)に使われるローラーブレーキ、メタルリンクブレーキ

ローラーブレーキは素材は全て金属でできていて、構造はブレーキユニットとして一体化されていて、コンパクトです。

車輪と共に回転する部分を、内蔵されている6つのローラーで押し当てるときの摩擦によって制動します。

そして、メタルリンクブレーキは、構造はバンドブレーキですが、全て金属になったもの、という扱いです。

③スポーツ自転車の後輪ブレーキによく使われているキャリパーブレーキ、Vブレーキ、ディスクブレーキ

キャリパーブレーキとVブレーキは、車輪の左右両サイドにアームがついており、両脇からゴムでできたブレーキシューを車輪のリムに直接押し当てることで制動させます。

ディスクブレーキは、車輪と一緒に回転するディスク(ローター)が車輪中心近くに備えられており、そのディスクを掴めるような構造のキャリパーがフレームにつけられている、といった構造になっています。

自転車には後輪ブレーキと一口に言っても、上記のような様々な種類があり、それぞれ異音の鳴り方、鳴る原因が違います。

安価な自転車(軽快車・子供車等)の後輪ブレーキの異音

後輪ブレーキの異音の中では最もポピュラーで、経験する人が最も多いのがこの項目かと思います。

鳴る音のイメージは、耳障りな「キキーーッッ!」という甲高い音です。

バンドブレーキは、バンドが経年劣化してしまい、硬化したゴムと金属のドラムが擦れ合うことによってこの異音が発生します。

では、この異音を改善するにはどうすればいいのでしょうか。

ベストな方法は、ブレーキ本体を交換する方法ですが、自転車屋さんに持って行ってもお金がかかりますし、自分でやるにしても部品代や、特殊な工具を買う費用がバカになりません。

そこで、完全に直るわけではないですが、一時的に改善する方法をご紹介します。

一番簡単な方法は、車輪右側(ブレーキとは反対側)からバンドとドラムの間に向かって、長めのマイナスドライバーを差し込み、捻る方法です。

異音が鳴るのは、もともとはザラついていて形も変則的だったバンドが、劣化によるゴムの硬化で表面がツルツルになったことと、経年使用により徐々にドラムの形に合うように変形してしまうのが原因です。

なので、その表面に傷をつけて凹凸をつけ、ドラムの形にピッタリ合ってしまったバンドの形を変形させるという荒療治です。

また、ゴムを使っている構造上、油分はNGですが、ザラつきを与える意味でサビ取りクリームや歯磨き粉のような研磨剤をバンドに少量塗る、というのもアリです。

サーボに関しては車輪を外さずに内部にアクセスすることは難しいので、分解してからシューにヤスリなどで薄く傷をつけるようにすると、改善できます。

高めな自転車(シティ車・電動自転車等)の後輪ブレーキの異音

では、ローラーブレーキの異音はどうでしょうか。

音のイメージは、鳴り始めは金属の擦れ合うカサカサ音で、ひどくなってくると「ギーッ!」という低く重い音が鳴るという感じです。

ローラーブレーキは、少し高価な自転車の後輪ブレーキで、素材や構造上、錆びたり劣化はしにくいものになっています。

ただし、制動させるために金属と金属をただ擦り合わせているのではなく、専用のグリスが入っており、そのグリスが摩擦材になっています。

異音が鳴るのは、このグリスが乾いてしまうためです。

そして、メタルリンクブレーキも、構造こそ違うものの、内部にグリスが入っているのは同じです。
この異音の解決方法は、グリスを入れ直してあげることです。

もともと、グリスが切れたら注入する前提なので、分解する必要はなくグリス注入用の穴が開いており、そこから適量流し込むだけです。

もちろん、自分でも簡単にできますが、専用のグリスはその辺のホームセンターで買えるようなグリスとは性能が違うため、かなり高めの値段設定になっています。

一応、耐熱性のあるグリスでのDIYも可能ですが、そもそも成分が違うため、切れるまでの時間が早かったり、ただでさえマイルドな効きのブレーキがさらに弱くなってしまいますので、あまりお勧めはできません。

自転車店で処置してもらえば、500円前後で済みます。

スポーツ自転車の後輪ブレーキの異音

スポーツ自転車の後輪ブレーキの異音はいずれのタイプも、音はだいたい、キーッ!と鳴るタイプか、ガサガサ言い始めるかです。

キャリパー、Vブレーキタイプの場合は、ブレーキシューの取付角度が問題である場合が多いです。

自分で交換した直後や、何かにぶつかって変形してしまった等の原因が考えられます。

取付角度は、自転車の後ろ側から上から覗き込んだ位置から見て、大げさに言うと少しハの字の角度になっているのが丁度良いとされています(トーインをつける、といいます)。

リムに対してぴったり並行だったり、リムの回転に引っかかるようなV字になっていると、「キーッ」音が鳴ります。

単純にゴムが経年劣化で擦り減っていて交換するのが惜しい場合でも、トーインをつけ直すことによって異音を改善することができます。

また、リムが汚れていると、やはり「キーッ」音が鳴りやすくなるので、同時にリムもクリーニングしてあげることをオススメします。

シューが完全に擦り減りすぎて、座金がむき出しになると、「ガサガサ」鳴り出します。
座金がリムを傷つけて取り返しのつかないことになる前に、交換するのが良いでしょう。

ディスクブレーキの場合も同じで、パッドの取付角度や、ローターの汚れが原因の場合が多いです。

キャリパーやパッドの位置を調整し、ローターに引っかからないような角度にしてあげましょう。

リムやローターの汚れを落とす時、ウェスで拭き取るだけでなく、油分のないブレーキパーツクリーナー等を使って拭いてあげるとよく落ちるので、お勧めです。

その他の後輪からの異音とは?

後輪ブレーキ以外の原因で、自転車の後輪から鳴っている異音もあります。

「スッスッ」という、何か擦っている音が定期的に鳴る場合、タイヤがドロヨケに接触している可能性があります。

車輪が歪んでいる場合は振れ取りを、ドロヨケの方が曲がっている場合は力技でグイっと曲げれば解消できます。

また、「カタカタ」という異音が絶え間なく続く場合、変速ギアのディレイラーが車輪に接触している場合があります。

ディレイラーの調整不足によるもののこともありますが、転んだ後に鳴り出した時は、ディレイラーそのものが変形している場合がありますので、自転車屋さんに相談しましょう。

交換するか、無理やり変形を矯正することもできます。

さらに「カランカラン」という音が車輪の回転ごとに聞こえる場合は、スポークが1本折れて、宙ぶらりんになっているものがあるはずです。

そのまま放っておくと別のスポークまで折れる原因になってしまうので、早めに修理してもらうようにしましょう。

単にカギにつけた長めのキーホルダーやストラップが車輪にぶつかっているだけの場合もあります。

他にも、ペダルを漕ぐ度に、「ガリガリ」「バリバリ」、という異音が聞こえた時は、チェーンが真っ赤に錆びていないかどうかチェックしてみてください。

チェーン全体にスプレーオイルを少し注油するだけで、改善できることがほとんどです。

前輪ブレーキからの異音にはどんなものがある?

後輪ブレーキだけでなく、前輪のブレーキからも異音がしていないかどうか、よくチェックしておきましょう。
前輪ブレーキは、一般的な自転車のほとんどがキャリパーブレーキを使用していますので、後輪のブレーキの項目で前述した方法での解決法で、だいたい大丈夫です。

ただ、事故で正面衝突をしてしまったときなど、ブレーキシューの位置調整だけでは元に戻らないほどの位置になってしまっていることもあります。

そうなった場合、前輪をフレームに固定しているアームである、フロントフォークが曲がってしまっていると思われます。

この部品は少し曲がってしまうだけで、走っているとハンドルがどちらか片方に取られてしまうような現象が起こることがあります。

その上、曲がってしまうと矯正し直すのが難しい部品になりますので、基本的には部品交換になってしまいます。

そうなったら、自転車屋さんに相談してみてください。

自転車の後輪ブレーキの異音を止めよう

制動力に直接影響がないとはいえ、やはり、異音を鳴らしながら走っていると、何より心配になりますよね。
総じて言えることは、異音が鳴ったら早目に自転車屋さんに持って行って相談することです。

異常個所を早期発見できることで、重大な事故につながる事態を未然に防げます。

事故とは無縁の安全な自転車ライフを過ごせるように、自転車屋さんを有効活用しましょう。