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コルナゴのロードバイクをサイズ表から読み解く

2018.3.11

コルナゴは、イタリアの老舗スポーツ自転車メーカーです。

ラグ製法を用いたロードバイクが多く、サイズが非常に豊富なのが特徴です。

それだけにサイズ選びが重要で、サイズ表を細かく見ていく必要があります。

そこで今回は、サイズ表から、コルナゴのロードバイクの特徴を確認してみます。

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コルナゴとは

コルナゴは、創立60年を超える、イタリアの老舗スポーツ自転車メーカーです。

伝統的なロードバイクのフレームビルダーであり、100チーム以上、約3,000人のライダーに機材を提供し、7,000勝以上の実績を上げています。

選手一人一人の個性に合わせるために、カーボン素材からチューブに仕上げ、繋ぎ手を使って製造する「ラグ製法」に長けたメーカーです。

そのため、サイズ表を見ていただけると分かりますが、サイズの多さは特筆ものです。

2014年に、60周年を記念して製造された「C60」は、記念車としては異例の、12サイズでの展開でした。
(2018モデルは9サイズになる模様)

こういったこだわりが強く、完全受注生産のC60などは、フレームセットで65万円します。

全体的に高級車の品揃えが多く、大衆車を求めるメーカーではありません。

また、限定車をよく発表するメーカーとしても有名で、フェラーリと共同開発をしたり、イタリア建国150周年記念という、壮大なものまで製造しています。

コルナゴのロードバイクの名車【MASTER X-LIGHT】

コルナゴのラインナップは、ロードバイクが中心です。

中でも、かなり早い段階からカーボンフレームに注目しており、1980年台には数多くのカーボン製のTTバイクを試作しています。

その名残から、現在も主力はカーボンロードです。

しかし、その中でひときわ異彩を放つのが、クロモリフレームの【MASTER X-LIGHT】です。

2018年に登場してから、25年を経過することになりますが、発売当初とほぼその姿は変わりません。

C60と同じく、1本1本のチューブから製造するラグ製法を用いており、12サイズで展開されています。

サイズ表のジオメトリを見るまでもなく、きれいなホリゾンタルスタイルで、見事なダイヤモンドフレームです。

後ろ三角が小さいので、レーシーな仕様ですが、ホビーライダーの私も、ぜひ一度試してみたいフレームです。

イタリアのクロモリフレームと言えば、チネリの【スーパーコルサ】が代表的ですが、全く引けを取らない逸品と言われています。

コルナゴのロードバイクのサイズ表で見るべき場所

前項でご紹介したコルナゴのロードバイク【MASTER X-LIGHT】は、12ものサイズがあります。

これだけのサイズがあると、迷ってしまいますね。

そこで、ここでは、サイズ表を参考にして、ロードバイクのサイズ選びについて考えてみましょう。

ロードバイクのフレームサイズは、シートチューブの長さで表されています。

シートチューブは、BBシェルの中心からシートポストの付け根までの長さですので、フレームの高さを表しています。

この長さに基づいて、メーカーが適正身長を出していますが、コルナゴのように提示していないメーカーもあります。

適正身長はあくまでも目安であり、同じ身長でも、体型や身体の柔らかさなどの違いがあります。

そのため、サイズ表はもう少し細かく見ていく必要があり、中でも重要なのがトップチューブ長です。

トップチューブはヘッドチューブからシートチューブに向かっている、フレーム上端のチューブです。

この長さは、ハンドルからサドルまでの距離を示していますので、乗車姿勢に関わってきます。

ロードバイクのサイズ表はトップチューブ長に注目

ロードバイクのサイズ表のトップチューブの長さは、実測値ではなく、地面と水平に伸びていると仮定した場合の数値です。

現在のフレーム形状の主流は、トップチューブがシートに向かって下がり気味に伸びる、「スローピングスタイル」です。

前三角の面積が狭くなり、小さめのサイズが作れるようになるのと、チューブが短くて済むので、軽量化が図れます。

これに対して、コルナゴのMASTER X-LIGHTのように、トップチューブが地面に水平に伸びているのを「ホリゾンタルスタイル」と言います。

前三角が大きくなるので、空気抵抗が増えてしまうのと、トップチューブとシートチューブが伸びるので、重量もかさみます。

ただし、ホビーライダークラスでは大きな違いは、感じ取れないことが多いので、見た目のカッコ良さでホリゾンタルのファンも多いです。

このような違いがありますが、スローピングスタイルのトップチューブは短いので、ハンドルとサドルの距離を正確に示すものではなくなります。

そのため、サイズ表のトップチューブ長は、ホリゾンタルに換算して示されているのです。

コルナゴのロードバイクの特徴をサイズ表から確認

それでは、コルナゴのロードバイクで、スローピングスタイルとホリゾンタルスタイルのサイズ表を比較してみましょう。

共にラグ製法でサイズが12あるということで、スローピングは【C60】、ホリゾンタルは【MASTER X-LIGHT】を参考にします。

シートチューブ長(フレームサイズ)は、520サイズで比較します。

まず、ホリゾンタル換算のトップチューブ長ですが、C60が550mm、MASTER X-LIGHTが530mmです。

トップチューブは長くなれば、それだけハンドルとサドルの距離が遠くなり、前傾姿勢がきつくなります。

同じサイズでも20mmC60の方が長いのは、スローピングスタイルだからです。

その他で大きく特徴が違うのが、ヘッドチューブの長さです。

ハンドルの高さに関係してくるのが、ヘッドチューブの長さですが、C60のほうが70mmほど長くなっています。

ただし、これは、C60が長いというより、MASTER X-LIGHTが極端に短いと言えます。

ハンドルが低い位置に付きますので、前傾が厳しくなります。

MASTER X-LIGHTはホリゾンタルのため、トップチューブを長くしてしまうと先述した通り、空気抵抗や重量面で、かなり不利になってしまいます。

そのため、トップチューブを抑え気味にして、その分をヘッドチューブで調整しているということになります。

サイズ表の中の「リアセンター」も確認する

コルナゴのロードバイクは、レース機材としての趣が強いので、サイズ表のジオメトリを見ても、そういった仕様になっています。

トップチューブやヘッドチューブは、フレームの前三角を形成するチューブですが、後ろ三角を形成するチェーンステーも、自転車によってサイズが違います。

チェーンステーは後輪をはめる場所で、この長さはサイズ表では「リアセンター」とも呼ばれます。

一般的にレーシー仕様では短く、乗り心地重視のコンフォートモデルなどは、長くなっています。

410mmを境にしている風潮があり、コルナゴは410mm以下が多いです。

先述した520サイズで、C60は407mm、MASTER X-LIGHTは403mmですから、傾向が顕著に出ています。

短いと反応性が良くなる反面、少し直進安定性が悪くなり、車体を安定させるのが難しくなると言います。

こういったことからも、コルナゴのロードバイクの特徴が出ていますので、サイズ表を細かく見るのが重要だということが分かります。

コルナゴの老舗の名に恥じない物作り

今回は、コルナゴのロードバイクをサイズ表を参考にして考えてみました。

さすがにロードレースで実績を重ねてきたメーカーだけに、レース仕様のバイクが多いという印象でした。

1本1本のチューブから繋ぐラグ製法のこだわりもあり、さすが老舗のフレームビルダーと唸らされます。

少しハードルの高さも感じさせますが、2018モデルにはエントリーグレードもありますので、検討してみたいものです。

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