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クランクを交換するための工具は?~アルテグラを使用したい

2018.3.5

シマノのロードバイク用コンポ、不動のセカンドグレードと言えば「アルテグラ」ですね。

デュラエースには手が届かないけど、ハイグレードなパーツを使用したいというユーザーさんは、アルテグラを選んでいます。

クランクなどはただでさえ高価なので、余計にその傾向が顕著になります。

今回は、アルテグラのクランクを紹介すると共に、交換時に必要な工具なども紹介していきます。

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アルテグラはシマノのロードバイク用コンポ

まず、ロードバイク用のコンポについて簡単に説明しておきます。

コンポは、変速機やクランクなど、駆動に関わる「ドライブトレイン」とブレーキの総称です。

イタリアの「カンパニョーロ」、アメリカの「SRAM」、そして日本の「シマノ」が世界3大コンポメーカーと言われています。

中でも圧倒的な支持を集めているのが、シマノです。

シマノは、コンポはもとよりホイールや工具、サイクルウェアに至るまで、幅広く手掛けている世界一の自転車パーツメーカーです。

コンポは使いやすくて、精度が高く、しかも安価となれば人気が出るのも当然です。

シマノのコンポにはグレードがあり、上位になるにつれてリアの変速段数が上がり、全体的に軽量になっていきます。

8速 【Claris(クラリス)R2000】

9速 【SORA(ソラ)R3000】

10速【Tiagra(ティアグラ)4700】

11速【105(イチマルゴ)5800】
  【ULTEGURA(アルテグラ)R8000】
  【DURA-ACE(デュラエース)R9100】

リアの変速段数別にまとめると、このようになります。

中でも、ハイエンドモデルのデュラエースは、多くのプロチームに供給されているレース仕様のコンポになります。

その分価格も高額になり、ホビーライダーには少し敷居の高さを感じさせます。

そのデュラエースの技術を踏襲した上で価格を抑え、幅広い層にアピールする役目があるのがセカンドグレードのアルテグラです。

フルコンポでデュラエースの半額以下になりますので、手を出しやすいのは確かです。

クランクには様々な規格があり脱着に工具が必要

今回のテーマであるクランクは、ロードバイク用のコンポの中では価格が高い部類になります。

そのため、完成車ではコストダウンの対象にされやすいです。

他のパーツはシマノ製であるにも関わらず、クランクだけが他社製というのは良くあることです。

また、デュラエースのクランクは50万円以上、アルテグラは20万円台後半~の完成車にならないと、付属していないと思ってください。

自転車のクランクは、フロントギアの歯車である「チェーンリング」が付いてクランクセットと呼ばれます。

クランクは直接フレームに取り付けられているのではなく、BB(ボトムブラケット)によって支持されています。

そして、クランクやBBには様々な規格があり、それにフレームの規格も合わせる必要があります。

そのために、クランクの交換をする際は、BBやフレームの規格を確認しなければいけません。

しかも、それに付随して脱着方法も違うので、工具も何種類もあります。

今回は、アルテグラやデュラエースなどシマノ製のクランクを中心に考えてみますが、別の規格のクランクも紹介します。

新アルテグラのクランクはどんな規格?

現在アルテグラが採用しているクランクは、「2ピースクランク」というものです。

チェーンリングの付いた、右側のクランクに回転軸が付属してあり、その軸をBBに通して左側のクランクで固定します。

従来は、BB側に回転軸が付属してありクランクとの嵌合(かんごう)部分が2ヶ所あったので、やや剛性が低いのが難点でした。

その点を解消したのが2ピースクランクで、軸を太くし1点留めすることで、剛性が高められています。

そのクランクに付随するBBが「ホロ―テックⅡ」と呼ばれるものです。
従来の回転体としての役目は消え、軸受けとしてのみの機能になっています。

また、現在のクランクとBBは、旧来型のものに比べ、脱着が非常に簡単になりました。

専用の工具は必要ですが安価ですし、使い方もシンプルです。

また、アルテグラなどシマノ製のクランクは、チェーンリングの精度の高さにも定評があります。

フロントギアは、ギア間の歯数の差が大きいので、どうしても「ガクン」という感じの、大きなリアクションになります。

これが、レベルが低いものですと、上手くギアが動いてくれなかったりします。

フロント変速は、ディレイラーの精度によるところも大きいですが、シマノ製のクランクは、変速に関するクレームが少ないのは事実です。

コッタレスクランクを外す工具

アルテグラを例に挙げ、シマノ製のクランクの脱着方法を、ご紹介していきます。

なお、アルテグラは2017年6月に、R8000番台にフルモデルチェンジされたばかりです。

となると、今のねらい目は、値崩れが予想される、ひと世代前の6800系ということになります。

まだ在庫もあるようなので、購入されるならお早めにしましょう。

では、クランクの外し方からご紹介します。

今回は、旧来型のクランクを現在のシマノ製に交換する手順をご紹介します。

旧来型のクランクは、BBに付属している軸にクランクがはまっているので、軸からクランクを抜き出す作業になります。

これには、専用の工具が必要です。

【シマノ:コッタレスクランク専用工具 [TL-FC10] BB取り外し Y13009010】参考価格:¥1,600

この工具とモンキーレンチで、クランクを外していきます。

まず、専用工具のソケットレンチ部分を左クランクの穴に装着して、左に回して(正ネジ)ナットを外します。

同じく右側のナットを外したら、チェーンをロー側に移動させてからチェーンのテンションを緩め、フレーム内に落としておきます。

次は、クランクを抜き出す作業ですが、こちらも左側から始めます。

ナットを抜いた穴に、工具のネジが切ってある方をねじ込んでいきます。

手で回らなくなるまでねじ込んだら、モンキーレンチでゆっくりと増し締めしていきます。

すると、工具が軸を押すので、クランクが抜け出てきます。

右側も同様の手順で外して完了です。

カードリッジ式BBを外す工具

クランクを外すと、そこにお目見えしてくるのが、ボトムブラケット(BB)です。

BBには規格が様々あり、クランクを外してみないと、どのBBを使用しているか分かりません。

今回は、シマノのホロ―テックⅡのひと世代前に主流であった、カードリッジ式BBの外し方を、ご紹介します。

クランクがアルテグラだとしても、リア10速時代のものであれば、コッタレスクランクの可能性があります。

そして、このBBを外すのにも専用の工具が必要になります。

【grunge(グランジ):BBツール】参考価格:¥900

BBも左側から外します。

BBツールを先端に差し込み、モンキーレンチで左回りに回して緩めます(正ネジ)。

これで、左側のBBのキャップが外れます。

右側も同様にツールを使って外しますが、こちらは逆ネジなので、本来とは反対に右に回すと緩みます。

これで、カードリッジ式のBBが外れます。

新しいアルテグラのクランク取り付けにも専用工具が必要

クランクとBBが外れたら、最後に新しいアルテグラのクランクとBBを取り付けていきます。

BBは、アルテグラグレードのものでも良いですが、そこまで大きな価格差はないので(1000円程度)、デュラエースグレードがおすすめです。

BBは、幅をフレームのシェル幅に合わせる必要があります。

先ほど外したカードリッジ式に幅が記載されているので、それと同じものなら間違いありません。

68mmが一般的ですが、70mmや73mmもあるので、必ず確認してください。

ホロ―テックⅡのBBの取り付けにも、専用工具が必要です。

【BIKE HAND(バイクハンド):YC-27BB ボトムブラケットレンチセット】参考価格:¥1,400

BBを締め付ける工具ですが、カードリッジ式BB同様、ホロ―テックも左側が正ネジで、右側が逆ネジです。

取り付ける前に、BBのねじ切り部分にグリスを塗ってから行います。

クランクの軸にもグリスを塗り、右側から軸をBB内に通して、左のクランクで固定します。

左のクランクには脱落防止の爪が付いていますので、これを下ろします。

クランク固定ボルトは、既定のトルクで締め込みますので、トルクレンチの使用をおすすめします。

クランクとBBの規格は乱立している

今回は、アルテグラのクランクを取り付けるにあたり、旧来のクランクやBBの外し方や工具にも触れました。

今回はご紹介できませんでしたが、もっと古い自転車になると「カップ&コーンBB」などもあります。

これにも専用工具が必要ですし、外し方も違います。

そのため、今後もそれぞれのクランクに合った脱着方法を確認していただく必要があります。

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