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ロードバイクのタイヤの太さは25cが主流!23cは終わったのか

2018.1.25

ロードバイクのタイヤの太さは、23cから25cへと移り変わりつつあります。

23cの需要がなくなっているわけではないですが、完成車のほとんどが25cを標準装備としています。

そんな変化が起きていますので、今回はロードバイクタイヤの太さについて考えてみます。

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ロードバイクのタイヤサイズの見方~「700×23c」とは

自転車のタイヤは、機種によって規格が異なりますので、非常にややこしいものです。

ロードバイクのタイヤは、W0(ワイヤードオン)のフランス規格が採用されています。

ワイヤードオンは、ホイールにはめる部分の「ビード」の形状で、自転車全体の80%はワイヤードオンを採用しています。

フランス規格は、サイズ表記が外径×幅(太さ)をミリメートルで表し、適合するリムの種類を表す記号A・B・Cが付く表記方法を取っています。

700×23cなどの表記を見たことがあると思いますが、これは外径700mm、幅23mmで、c規格のリムに適合するタイヤという意味です。

cという記号は深く考える必要はなく、ロードバイクのカテゴリーであれば、ほぼ全てc規格なので、覚えてしまえば大丈夫です。

外径も一部の小さいフレームサイズのものを除けば、700mmに統一されていると考えて良いです。

幅(太さ)はある程度種類がありますが、従来のフレームは20c,23c,25cに適合するように作られています。

ロードバイクのタイヤは23c→25cにシフトしている

ロードバイクのタイヤは25mm前後の太さですが、ママチャリなどに比べると約15mmは細いです。

タイヤは、様々な抵抗との戦いです。
地面との摩擦、空気抵抗、そして変形によるパワーロスなどが、代表的な抵抗です。

細ければ地面との接地面積が小さくなり、摩擦が低減されますので、スピードが殺されなくて済みます。

また、風を受ける面積も細いほど小さくなるので、空気抵抗は減らすことができます。

このように、ロードバイクはスピードが身上ですので、極力、抵抗を減らせる細いタイヤが採用されています。

しかし、そうなると、現在23c→25cへ太い方向にシフトしているのはなぜ、という疑問にぶつかります。

ロードバイクは、ロードレースの機材です。

そのため、プロレーサーがレースで使用したものがトレンドとなり、エンドユーザーに向けて市場に流れるという仕組みです。

したがって、タイヤもプロが25cを多用するようになったことで、市場もそれに順じたというのが答えになります。

プロレーサーが23cから25cに変えた理由

ロードバイクのタイヤが23cから25cへシフトしているのは、レースの世界から波及に間違いありません。

その利用のひとつとして言われているのは、23cと25cを比較した場合、25cの方が変形率が少ないということがあります。

タイヤが前に進むのを妨げる力を「転がり抵抗」と言いますが、その大部分を占めるのが、変形によるものと言われています。

タイヤが変形をすると、パワーをロスしますので、プロレベルの脚力では致命傷になりかねません。

そのため、プロの世界では、25cを選ぶ選手が多くなっているというのは、理解できる気がします。

ところが、これは同じ空気圧下の話であり、タイヤは太さによって、適正の空気圧が違うものです。
一般的には、細いタイヤの方が充填できる空気量が少ないので、高圧にしなければなりません。

23cと25cの比較なので、同一空気圧でもそれほど問題がないようにも思えますが、どちらかに有利な環境での実験であることは否めません。

そのため、この理由を持って、全ての人に23cよりも25cをすすめるわけにはいきません。

23c・25cそれぞれのメリット

ロードバイクのタイヤの太さを考えていますが、タイヤは細ければ、単純に重量が軽くなります。

プロのレーサーでも、山岳ステージなどでは、重量も考慮して、23cを使う選手も少なくありません。

また、タイヤが太くなると外周部分が重くなるので、漕ぎ出しが重く、もっさりした感じになります。
そうなると、ペダルを漕ぐのに強い力が必要になりますから、坂の上りなどはきつくなります。

しかし、外周部分が重くなることは、デメリットばかりではありません。

ペダルを漕ぐのに力がいるということは、スピードの乗りに時間が掛かるということです。

ところが、これは同時にスピードが落ちるのにも、時間を要するということなので、スピードの維持がしやすくなります。

そのため、平坦な一本道を一定のスピードで、長い時間走るような乗り方には、23cよりも25cの方が長けています。

ロードバイクのタイヤの太さは乗り心地に関わる

ロードバイクのみならず、自転車のタイヤは、地面と接触する唯一の部分です。
そのために、地面の情報を伝える代弁者的存在でもあります。

先述したように、細いタイヤは空気を高圧で充填するので、ガチガチに硬くなります。

そうなると、地面からの衝撃がダイレクトに伝わってくるので、乗り心地が悪くなります。

太いタイヤは、その反対に空気圧が下がって柔らかくなり、クッション性が増すので、乗り心地がマイルドになります。

そして、グリップ力が強くなりますので、車体が安定するようになります。

地面からの衝撃は、ボクシングのボディブローのように後からジワジワきますので、長時間乗っていると響きます。

そのため、ツーリングなどでロングライドをすることが多い人なら、太めのタイヤの方が距離を伸ばせるでしょう。

また、多少の悪路も想定すると、街乗りに使う場合もタイヤは太い方が良いでしょう。

23c→25cにトレンドが移り、現在では28cのタイヤを標準装備しているロードバイクの完成車も増えてきました。

これからは太いタイヤへの需要が高まっていく傾向が見えますので、細いタイヤの肩身が狭くなるのが懸念されます。

空気圧でタイヤの性質を変化させる

上記のように、細いタイヤの方が有利な部分もあれば、太い方が有利な状況もあります。

そのため、ロードバイクのタイヤはトレンドに流されるのではなく、自分がどう乗るかで決めていくものです。

また、「ロードバイクは細いタイヤじゃないと意味がない」のような意見もありますが、スポーツ自転車の用途が多様化している現在では、少し古臭い考え方です。

ロードバイクで通勤する人もいれば、MTBでロングライドのツーリングを楽しんでいる人もいます。

タイヤは、それぞれの用途に合った太さを採用すれば良いのです。

また、空気圧を操作して、性質を変えることもできます。

タイヤの適正空気圧は上限と下限が明記されているものが多く、その範囲内なら自分好みに操作ができるということです。

硬すぎると感じれば、空気圧を下げてみれば良いですし、逆もまた然りです。

適正空気圧を下回れば「リム打ちパンク」の危険性が増しますし、上限を超えればバーストの可能性がありますので、あくまでも範囲内で行ってください。

23cと25cを空気圧の操作で、同じ硬さにするのは理論上可能ですので、性質を近付けることができるはずです。

23cは終わっていない!

今回はタイヤの太さについて考えてみましたが、思った以上に、太めのサイズにシフトしていることを感じました。

しかし、同時に23cの有用性も再確認できたので、併用されていくのが理想でしょう。

流れに惑わされることなく、自分の用途に合う太さを選択するように心掛けてみてください。

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