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ロードバイクのホイールでシマノ・デュラエースはどう?

2018.1.27

シマノのデュラエースと聞くと「高価すぎる」「高嶺の花」など、あまり自分には縁がないと思っている方も少なくないでしょう。

しかし、この印象はあくまでもロードバイクのコンポの話であり、ホイールは価格的にそこまで飛び抜けた存在ではありません。

そこで今回は、デュラエースのホイールについて確認してみます。

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ホイールの「デュラエース」はロードバイクのコンポほどの圧倒感はない

ロードバイクのコンポにおける「デュラエース」は、「フラッグシップモデルはかくあるべき」と言わんばかりの、特別感あふれる存在です。

世界中のロードレーサーから常に革新的な技術を求められ、それに応えてきた実績があります。

コンポでは、よくセカンドグレードの「アルテグラ」との差が取りだたされますが、一番分かりやすいのは価格でしょう。

フルコンポで比較した場合、デュラエースはアルテグラの2倍以上も高価です。
クランクセットやSTIレバーは5万円前後ですから、シマノの中では群を抜いています。

他メーカーでは、価格でデュラエースよりも高価なコンポも存在しますが、性能では個人的に世界最高レベルと思っています。

一方、ホイールのデュラエースはどうかと言うと、シマノでは最高グレードで、カーボンリムはデュラグレードのものしかありません。

しかし、群雄割拠のホイール界において、それほど飛び抜けた存在かと言われれば、「ハイ」とは素直に言えない部分もあります。

また、後述しますが、シマノの中でもコンポほどの特別感はなく、セカンドグレードと割と近い存在です。

ロードバイク用ホイールの「デュラエース」とは

シマノ・デュラエースのホイールは、現在【WH-R9100】の品番で販売されています。

リムの素材がアルミとカーボンで、両方にクリンチャー・チューブラー・チューブレスモデルが揃っています。

さらに、その中で、リムハイト24mm・40mm・60mmがラインナップされています。

アルミリムはカーボンラミネートがされていますので、他メーカーのハイエンドモデルに比べても軽量です。

特に、リムハイト24mmの「C24」は、1400g(前後計)を切っていますので、最軽量の部類です。

ハブのフリーボディにチタンを使っているので余計に軽量ですが、これ自体は、走りに大きな影響を及ぼすものでもないでしょう。

ハブで言うならば、シマノのハブは、全ホイールがカップ&コーンで回転性重視にしています。

各メーカー共にグレードが上がってくると、アルミスポークを採用していますが、デュラエースはスチール製です。

耐久性ではアルミスポークよりも優れていますので、シマノが採用している理由も、そこにありそうです。

さらに、ロードバイク用のホイールは見た目も重要と考えていますが、シマノは真面目すぎるかなという印象です。

デュラエースホイールのリム剛性は?

デュラエースのアルミリムホイールをユーザーの先人たちは、「剛性が低い」と評すことが多いです。

ただ勘違いしないでいただきたいのは、他メーカーの同グレードのロードバイク用ホイールと比べてのことで、ホイール界全体で見た場合の話は、また別です。

これには、いくつかの理由が推測できますが、まずは、リムが柔らかいということです。

重量と違い、剛性は数値化されて公表されていないので、あくまでも使用感からの推測です。

走りの感覚が最も大事ですが、触ってみても柔らかいと言いますので、リムの影響は否定できません。

ただ、コンポのデュラエースが2016年にモデルチェンジを果たした際に、ホイールの方も少し重量がアップしています。

シマノが公表しているわけではありませんが、ユーザーさんの意見を集約すると、リムの剛性を高めたのではないかということです。

デュラエースのスポークは?

デュラエースはスポークがスチール製であることも、剛性が低い一因となっています。

ロードバイクのアルミリムホイールには、一部の高グレードの製品で、アルミスポークが採用されています。

素材として、アルミの方がスチールやステンレスに比べて硬いので、剛性が高くなります。

しかし、アルミリムにアルミスポークだと剛性が高すぎるという意見もありますし、耐久性ではスチールスポークの方が上です。

そのため、他メーカーは剛性を意識しているけれども、シマノは耐久性を重視しているとも言えます。

いずれにしても、剛性はスチールスポークの方が低くなります。

スポークの話で言えば、本数や形状も剛性の高低に関係してきます。

デュラエースは、カンパの「シャマルウルトラ」やフルクラムの「レーシングゼロ」に比べ、リアのスポークが1本少ないです。

マビックの「キシリウムエリート」に比べると、フロントが2本少ないです。

リムを支えるスポークの本数が少ないのであれば、変形率が大きくなるのは、当然のことです。

また、シマノのスポークは細くて華奢に感じますので、その辺りも影響しているように感じます。

ロードバイクのレースにおけるホイールの剛性

デュラエースレベルになってくると、用途の対象が趣味からレース中心になってくると思われます。

そうなると剛性の問題は、いかにパワーロスをしないか、後半にどのくらい脚が残せるか辺りが、議論の対象になるでしょう。

剛性が高いホイールはたわみませんので、ペダルを踏んだ力がダイレクトに動力になります。

しかし、たわまない剛性の高さを持つホイールは基本的に「硬い」ので、後半になると疲労が蓄積され、脚にきます。

そのため、ガチガチに硬いホイールは一瞬の瞬発力には長けているものの、持久力に問題が出ます。

剛性が高く硬いホイールは、スプリントやヒルクライムのように、距離が短いレースに向くと言えるでしょう。

ロードバイクのホイールの剛性というのは、「乗り心地」という言葉に置き換えて話されることも、しばしばあります。

ホイールがたわむということは欠点でもありますが、クッション性があると考えれば、メリットにもなり得ます。

ホイールが地面からの衝撃をある程度吸収してくれれば、疲れを蓄積しなくて済みますので、後半に脚が残せます。

そのため、レースに限らずロングライドでは、剛性は高すぎない方が向いていると思われます。

ただし、デュラエースはリムが軽いので、まったりと長距離を走るのは良いですが、レースにおいて高速巡航するとなると少し厳しいかもしれません。

デュラエースホイール向きなのは?

これまでの話を踏まえ、改めてデュラエースのホイールを考えてみると、このホイールに向いている人や用途の特徴が見えてきます。

まず、体重が軽い人です。

ホイールがたわむのは、縦方向からの荷重によるものですから、体重が重ければ、当然たわみも大きくなります。

次に、平地がメインの人にも良いと思います。

坂の上りやオフロードでは、ダンシング(立ち漕ぎ)で強いトルクを掛けて進んで行かなければいけないシーンが多々あります。

そこでのパワーロスは、疲労を蓄積するだけになりますので、デュラエースは少し不利です。

さらには、ロードバイクでしっかりとペダリングができる人向きとも言えます。

ガシガシとトルクを掛けてペダルを踏むのが好きな人は、ダンシングと同じで、硬いホイールの方が満足感を得られるはずです。

しかし、クランクと脚を一体にして回すことを意識して綺麗にペダリングをする人は、パワーロスが少ないので、多少剛性が低めでも気にならないものです。

ホイールは自己都合で選択すれば良い!

今回は、シマノ・デュラエースのホイールについて考えてみました。

主に「剛性」について考えてみましたが、低めであることは否定しません。

しかし、決して剛性が低い=使えないホイールではありません。

ホイールは用途や自分の状況によって考えれば良いので、現状のホイールに硬さや疲労感を強く感じている人は、一考の価値があるはずです。

 - SHIMANO, SHIMANO DURA-ACE, メーカー, ロードバイク