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ロードバイクのホイール1番人気と噂されるゾンダの実力は?

2018.2.3

ロードバイクにおけるホイールの重要性は、全てのパーツの中でもトップクラスです。

それだけに、各メーカーがこぞって販売競争を繰り広げており、市場は常に活気に溢れています。

その中でも、カンパニョーロのロードバイク用ホイール「ゾンダ」は、幅広い層から支持を受ける人気ホイールです。

今回は、そんなゾンダをご紹介していきます。

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ロードバイクのホイールを取り巻く環境

ロードバイクのホイールは軽量で高性能なほど、価格が上がっていく構図になっています。

各メーカー共に、ハイエンドモデルはカーボンリムで、30万円以上は当たり前という世界です。

プロのロードレースでは、市販されているものを使用するのが基本なので、レース仕様と分かっていても、高額なものが出回っています。

ロードバイクのホイールにおいて、日本で大きなシェアを誇るのが、以下の4メーカーです。

「カンパニョーロ(イタリア)」「フルクラム(イタリア)」「シマノ(日本)」「マビック(フランス)」

この内、カンパニョーロとフルクラムは親子関係で、フルクラムはカンパが立ち上げたホイール専業メーカーです。

今回、取り上げる「ゾンダ」は、カンパニョーロのアルミリムホイールで、中位グレードの位置付けになります。

どこかが特別に秀でているわけではありませんが、とにかく、そのバランスの良さと、コスパの高さが支持されています。

エントリーモデルからの履き替えでは、真っ先に名前が上がりますし、好んで長年使い続けている人も少なくありません。

ゾンダとはこんなホイール

では、「ゾンダ」のスペックを確認しましょう。

重量は1,535g(あるショップの実測値)で、中位グレードなら、まず納得の重量です。

アルミリムにスチールスポーク、リムハイトがフロント26mmリア30mm、今の主流の25cタイヤに合わせ、ワイドリム化されています。

スペックだけを見る分には凡庸で、特筆するべき点はありません。

しかし、ゾンダの良いところは、上位モデルの技術が多く採用されている点にあります。

カンパニョーロ独自のスポークの組み方である「G3スポークパターン」や、ハブのベアリングの特殊加工などが代表的です。

個々の技術については、後ほど詳しく触れていきます。

こういった技術を採用しながら、希望小売価格は7万円台ですが、実売では5万円台のところもある、リーズナブルさが人気の秘訣です。

ゾンダは言ってみれば、カンパニョーロのロードバイクホイールの広告塔です。

ゾンダを使ってもらえば、カンパが分かると言っても過言ではない存在なんですね。

ゾンダはスポークの組み方が独特

それでは、先述したゾンダの特徴をひとつずつ掘り下げてみましょう。

まずは、「G3スポークパターン」ですが、これは最低グレードの「カムシン」に至るまで、カンパ全てのホイールに採用されています。

リアホイールのみですが、3本のスポークをワンセットとして、7方向に向けて放射状に組まれています。

まず、見た目のかっこ良さは、他の追随を許しません。
この組み方が好きで、カンパを選ぶという人も少なくありません。

ロードバイクは、見た目でモチベーションを上げるのも大事な要素ですから、意外に見逃せない点です。

もちろん見た目だけではなく、機能的にも優れています。

一般的なホイールは、スポークが蜘蛛の巣のように張り巡らされてますが、G3パターンは3本が一束なので、束と束の隙間が大きくなります。

このことで空気抜けが良くなり、抵抗を軽減することができます。

また、スポークの空気抵抗が大きいのは、リムに支持している留め具の「ニップル」部分です。

これが直線上に3つ並んで付けられているのも、空気抵抗を減らす効果があります。

さらには、横から見ると平行に見えますが、スポークはホイールの右と左に分かれて張られています。

これを、フリー側2:1反フリー側の割合で組むことにより、スポークテンションを均一にして、振れが出にくいようにしています。

もちろん、フリー側に多くのスポークを配することによって、動力を確実に伝達させる効果もあります。

ゾンダのベアリング

ゾンダの凄いところはスポークだけではなく、ハブのベアリングにもあります。

ロードバイクのホイールのハブには、ボールベアリングが搭載されていますが、ゾンダはスチール製ボールです。

カンパの上位モデルは、セラミック製のボールが採用されており、回転がスムーズと言われています。

ゾンダより上のグレードのハブは、「カップ&コーン」というベアリングが採用されています。

カップと呼ばれる金属製の受け皿をハブに挿入し、そこにボールベアリングを配置します。

一般的なベアリングはスチール製なので、カップが普通の金属製でも問題ありません。

しかし、ボールベアリングがセラミック製だとカップよりも硬いので、カップを削ってしまいます。

そのため、セラミック製ベアリングを採用しているモデルは、カップに特殊加工がされており、削れない仕様になっています。

ゾンダはベアリングがスチール製なので、特殊加工は必要ないのですが、上位モデルと同じ加工がされています。

そのため、セラミックベアリングを使用することができるので、グレードアップが可能です。

ゾンダをロードバイクに使用すると

それでは、ゾンダの使用感をインプレで確認してみましょう。

ゾンダはロードバイクの最初のホイール交換の対象になることが多いので、漕ぎ出しの軽さや転がりの良さを伝えるインプレが多くなります。

先述しましたが、重量的には特別軽いわけでもないですし、ベアリンングも一般的なスチール製です。

それでも、やはり、ゾンダの持つバランスが、そういった感覚を持たせてくれるのでしょう。
また、巡航速度のアップについても触れているインプレが目立ちます。

これは、ロードバイクに乗り慣れてきて、脚力が付いてきている証拠でもあるのですが、ゾンダはある程度重量があるので、速度が落ちにくいのは確かです。

特にゾンダは、G3スポークパターンを維持するために、リムの剛性が高いので、坂の下りでの安定感があります。

そのため、スピードに乗る感覚が、とてもすごいと思います。

さすがにヒルクライムのレースとなると、重量がネックになりますが、練習用ならば、これほど扱いやすいホイールも他にないかもしれません。

その他のメーカーのロードバイク用ホイール

ここまで、ゾンダについて確認してきました。

ゾンダはカンパニョーロのアルミリムホイールの中位グレードですが、各メーカーとも、このグレードにロードバイクの主力ホイールが揃っています。

フルクラムの「レーシング3」は実によく比較されますが、親子関係だけあって、ベアリングのカップの特殊加工や、リムの性質は似通っています。

わずかにレーシング3のほうが剛性が高く、硬めの乗り心地と聞きますが、好みの問題程度の差だと言う人もいます。

価格もほぼ同じなので、本当にどちらにするかは悩むところなので、最終的には見た目で判断することになりそうです。

次に、シマノからは、「WH-RS81 C24-CL」が中位グレードの代表になります。

リムの地はアルミですが、カーボンでラミネートされているので、重量では一歩リードの存在です。

リムに上位モデルの「デュラエース」と同じものを使用しているという話もあるので、中位といっても、ワンランク上の感じです。

シマノは全体的に剛性が低く、柔らかめの乗り心地が特徴なので、ロングライド向きです。

ゾンダはバランスの良さが目立つ

今回は、カンパニョーロのロードバイク用ホイール「ゾンダ」を取り上げました。

やはり、自分のイメージしていた通り、どこかに秀でるのではなく、全体のバランスで勝負しているホイールだと感じました。

それが用途や客層を選ばない良さですから、最初のホイール交換でも、グレードアップ目的でも十分に満足いくものだと思います。

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